【獣医師が解説】猫がよく首を振る場合に考えられる症状や原因|応急処置や予防ケアも

白金高輪動物病院総院長の佐藤です。猫がよく首を振る原因として、主に耳の病気によるものが圧倒的に多いです。前庭や頭の病気もごくまれに考えられます。頭の病気の場合、首が傾いていたり、フラフラしたり、瞳孔の大きさの違いやけいれんなどの症状も見られることがあります。
水を被った犬がブルブルと水滴を吹き飛ばしますね。ああいった風に猫も頭をブルブルと振ります。これは耳に異常があるという仕草です。
主な症状と原因について詳しく見てみましょう。

猫がよく首を振る場合に考えられる原因と病気

外耳炎や中内耳炎の場合

耳の辺りがくさいことがあります。また、耳の表面を拭うと黄色や黒色、茶色の耳垢が付着することがあります。

外傷の場合

ケンカをしたり、ぶつかったりしてできる傷ですので、違和感を感じている場合があります。
耳の表面の見える位置にあることが多いですが、耳の中の見えない位置にあることもあります。

アレルギーの場合

耳のバリア機能が低下していることが多く、二次的に感染してしまい、外耳炎になってしまうことが多いです。
この場合は耳だけでなく、皮膚も痒がることがあります。

異物が入っている場合

ごくまれですが、耳の中に異物が入ってしまうこともあります。首を振っても取れることはほとんどありません。

腫瘍の場合

耳道内に腫瘍ができてしまうと、違和感を感じ症状が出ます。

応急処置・予防ケア

耳を掻く仕草がある場合

猫が耳を爪で掻いてしまうと、自分で傷を作ってしまい、さらに気になり掻くというように悪循環を招きます。耳を掻かせないためにエリザベスカラーがある場合は着用してください。

耳が汚れている場合

耳の掃除を行なってください。ウェットティッシュやコットンで、目に見える範囲内の表面的な汚れを拭う程度が適切です。

フラつきがある場合

高いところから落ちて思わぬケガをすることがありますので、ペット用のカゴやケージの中に入れるなど、行動を制限しましょう。

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