【獣医師執筆】犬はオクラを食べても大丈夫!量や部位などの与え方や注意点を解説

【獣医師執筆】犬はオクラを食べても大丈夫!量や部位などの与え方や注意点を解説

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粘りと食感の良さが特徴のオクラ。栄養豊富なオクラは、犬が食べても大丈夫な食材の一つです。そこで今回は、犬にオクラを与えるときの注意点や含まれる栄養成分について解説します。

犬はオクラを食べても大丈夫!

オクラ

オクラはβカロテン(ビタミンA)やビタミンE、カルシウム、食物繊維が豊富な食材で、犬が食べても大丈夫です。βカロテンとビタミンEには抗酸化作用があり、ガンや心臓病の予防などにも効果的といわれています。

別名「天然の精神安定剤」とも呼ばれているカルシウムは歯や骨を丈夫にするだけではなく、神経や筋肉の活動を円滑に進むようにサポートをする役割をします。

犬が食べても良いオクラの成分

ペクチン

オクラのねばねばの正体の一つが、ペクチンです。整腸作用や下痢、便秘を改善する働きがあります。また、コレステロールの排出を促進するため、悪玉コレステロールの減少が見込めます。


カリウム

過剰な塩分を排出してナトリウムとのバランスを保ち、血圧を安定させる効果があります。また、利尿作用があり、結石を作りづらくする作用もあります。一方で、腎臓が弱っている場合は過剰になり心臓にダメージを与えてしまいます。摂取量に注意が必要です。


犬へのオクラの与え方

与える部位や方法

犬にオクラを与えるときは、加熱することで栄養成分が溶けてしまう可能性があるため、生で与えても問題はありません。しかし、消化不良を起こす可能性があるため、できるだけ細かく刻んだものを食べさせるようにしてください。ヘタは消化不良になるため、取り除きましょう。

また、短時間でスチーム加熱なら栄養成分をキープできるため、軽く加熱して与えるようにしましょう。種は、生でも加熱する場合でも取り除かなくて問題ありません

与える量

総合栄養食へのトッピングやおやつとして与える場合は、1日の最適カロリー量の10%以内にしてください。1日の最適カロリー量はペトコトオリジナルのフレッシュドッグフード「ペトコトフーズ」の「フード診断」(無料)で簡単に計算することができます。

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オクラを使ったおすすめ犬用レシピ

オクラとエビのふんわり天津飯

オクラを使ったペット食育上級指導士®︎監修レシピを紹介しています!

オクラとエビのふんわり天津飯

▶材料
  • オクラ
  • むきえび
  • 人参
  • 炊いたご飯
  • 片栗粉
  • ごま油
▶作り方
  1. 人参を適当な大きさに切って茹でる。
  2. オクラを薄く切り、えびも適当な大きさに切る。
  3. 鍋に水を入れて沸騰したら2のえびを入れる。えびの色が変わったら、2のオクラも加える。大さじ2分の1の水(分量外)で溶いた片栗粉を加えて、とろみをつける。
  4. フライパンにゴマ油を熱し、溶いた卵を一気に流し入れて、まわりが固まったら火を止めて、お皿に盛ったごはんの上に乗せる。
  5. 3のあんをかけて、1のにんじんを飾ったらできあがり。

レシピや詳細は関連記事をご覧ください。


まとめ

犬

犬にオクラは与えて大丈夫!
ただし、できるだけ細かく刻んであげましょう
犬にとってオクラは必ずしも必要な食材ではありません。消化不良など、不調が現れたら無理に与えるのはやめましょう。

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