黒岩神奈川県知事、殺処分しない動物保護センターへ建て替え11億円の寄付は「大変厳しい状況」

殺処分場ではない施設に生まれ変わらせる――8月26日(金)に開催された「アニマル・ウェルフェア サミット2016」に登壇した神奈川県の黒岩祐治知事は、動物保護センターの建て替え費用11億円の寄付状況について「大変厳しい」としつつも、多くの共感の中で進めるため「頑張って続けていく」と決意を語りました。

2015年度も殺処分ゼロを達成

神奈川県は、県動物保護センターが所管する区域(横浜市、川崎市、相模原市、横須賀市および藤沢市を除く県全域)において、2013年度から3年連続で犬の殺処分がゼロになり、猫も2014年度から2年連続で達成。2014年には、黒岩知事が殺処分ゼロ継続宣言をしています。

神奈川県動物保護センター

イベントでは、殺処分ゼロが継続できていることについて、「ボランティアの皆さんの力なくしては到底できなかった。県庁・センターの職員も頑張りましたけど、地元のボランティアの皆さんが何とかして引き取り手を探そうと必死に頑張ってもらった」と市民の協力に感謝を述べました。

県動物センターは老朽化が進み、2019年度の建て替えを予定していますが、殺処分のための施設は設置しない方針です。「動物の殺処分はしないと決めたから、殺処分場じゃない施設に生まれ変わらせる。動物を生かすためのセンターにする」(黒岩知事)

新しいセンターを動物愛護の殿堂に

黒岩知事は、建て替え費用の約11億円について、「多くの皆さんの共感の中、動物愛護の殿堂とするため募金でやっていく」として「神奈川県動物保護センター建設基金」を設置し、寄付金を募っています。

寄付金は8月19日時点で合計6880万1361円。昨年末にはAKB48のメンバーやデヴィ夫人 、南明奈さんなど芸能人が参加したPR動画も公開し、広く寄付を呼びかけています。

最後に黒岩知事は、寄付金について「なかなか思うようにいっておりませんので、大変厳しい状況」と認めつつ、「しっかり頑張って続けていく所存です」と改めて目標達成に向けた決意を述べました。

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