うさぎの種類はどれくらい? 性格や寿命・飼いやすいおすすめの種類など

うさぎの種類はどれくらい? 性格や寿命・飼いやすいおすすめの種類など

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うさぎの種類はどれくらいいるかご存じですか? ペットとして飼われるようになったうさぎは、アナウサギを起源として、品種改良によりさまざまな種類が生まれています。今回は、「アメリカン・ラビット・ブリーダーズ協会」(ARBA)が認定している49種のうち代表的な種類を紹介します。

うさぎの種類

うさぎの種類は認定されているもので全49種類で、それぞれ性格や大きさが異なります。なおペットショップで「ミニウサギ」という種類が販売されている場合がありますが、ミニウサギという種類のうさぎはいません。体の小さな子を交配させた「成長しても小さいサイズの可能性が高い雑種」です。飼ってみたら大きくなったというケースもありますので、注意が必要です。

今回はARBAが体型から分類している「コンパクトタイプ」「セミアーチタイプ」「コマーシャルタイプ」「フルアーチタイプ」「シリンドリカルタイプ」のうさぎと、ARBA認定種以外のうさぎについても紹介します。

コンパクトタイプ

その名の通り、体が小さくペット向きのうさぎです。

アメリカンファジーロップ

垂れ耳が特徴的なロップイヤー。その中でもアメリカ原産の大きな垂れ耳が特徴の種類です。温和でおとなしい性格で、とても人になつきやすく、愛好家から絶大な人気を持っています。

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イングリッシュアンゴラ

アンゴララビットは、トルコの首都アンカラに由来があるのだとか。目が見えなくなるほどの体毛に覆われていて、顔の周りや耳の先端まで毛で覆われていることが特徴です。イングリッシュ・アンゴラはアンゴラ種の中で最も小柄で、その分人気も高いうさぎです。


チンチラ(スタンダードチンチラ)

性格は知的で従順、また好奇心旺盛で活発だと言われています。ぽてっとしたフォルムがかわいい。

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ドワーフホト

全身が純白な毛に覆われており、目の周りにアイバンドがあることが特徴。原産国はドイツですが、東ドイツと西ドイツでそれぞれ改良の仕方が違うそうです。


ハバナ

毛色がキューバ産のハバナ葉巻の色に似ているということで「ハバナ」と名付けられたそうです。毛色に艶があり、ミンクに例えられる程の美しいコートを持つうさぎです。小型で性格も穏やかで人懐っこいと言われています。

ホーランドロップ

ロップイヤーの中でも、フレンチロップとネザーランドドワーフを掛け合わせたのがホーランドロップです。穏やかな性格の持ち主で攻撃的でなく、嬉しい時にはジャンプしたり、動き回ったりと感情豊かな所が人気の理由。

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ジャージウィリー

ネザーランド・ドワーフとフレンチ・アンゴラを交配した品種です。長くふわふわした毛質で小型なのも、人気の理由の一つ。その長い体毛によって毛玉やもつれが生じやすいため、日ごろのお手入れがかかせない種類でもあります。

ライオンラビット(ライオンヘッド)

ライオンヘッドラビットとも呼ばれ、短めの耳と顔のまわりにあるたてがみのような飾り毛が特徴的なうさぎです。小柄のタイプはドワーフライオン、耳が垂れているタイプはライオンロップという名前で呼ばれていることもあるのだそうです。

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ミニレッキス

全身が光沢のあるベルベット状の短毛で覆われ、色もブラック、ブルー、ライラック、キャスター、チョコレートなどさまざま。ミニレッキスはスタンダードのレッキスより小型化され飼育しやすく、短毛種で抜け毛も少ないため、ブラッシングの手間が少なくて済みます。


ネザーランドドワーフ

1940年頃にオランダで改良された新しい品種です。小型のため、日本で最も多く飼われている人気の種類です。


セミアーチタイプ

家畜として作られた超大型品種で体が長く、伏せた状態では背中からせり上がり、腰の部分が最も高くなります。マンドリンを伏せた形に似ているためマンドリンタイプと呼ばれることもあります。

フレミッシュジャイアント

世界最大のうさぎと呼ばれていて、「フランスの巨人」「フランダースの巨人」という意味があります。平均体重は7キログラム程度ですが、10キログラムを超す個体もあります。性格は温厚で、頭も良く飼いやすい種類と言われています。



イングリッシュロップ

イギリスで改良された、大型の垂れ耳うさぎ。性格は温和で大人しく、人懐っこいと言われています。

コマーシャルタイプ

食肉用に作られた品種で、肉付きのいい中型の体型をしたうさぎです。

フレンチ・アンゴラ

顔周りはすっきりしていますが、ガードヘアーが豊富なのが特徴的です。2番目に大きなアンゴラ種だと言われています。

ハーレクイン

「道化師」という意味の名前どおり、派手な色合いが特徴的です。性格は穏やかで、好奇心旺盛であると言われています。

ニュージーランド

ニュージーランドという名前ですが、原産国はアメリカ合衆国なんです。4〜5キログラムの大きく美しい身体の丸いラインが特徴。白、黒、レッド、ブロークン(ミックスカラー)の4色あり、ニュージーランド・ホワイトは日本白色種の祖先とも言われています。

フルアーチタイプ

首からお尻まで美しい弧を描く体型が特徴です。

ベルジアンヘアー

約45~60cmの大きくてしなやかな体がとても魅力的! 好奇心旺盛でとても賢く、活発なうさぎとして知られています。

イングリッシュ・スポット

耳と目の周り、鼻が黒く、体全体の黒いスポットが特徴です。チェッカードジャイアントを小型にしたようなうさぎとも言われています。

チェッカード・ジャイアント

体重が5キログラムほどある大型種です。イギリスではジャイアント・パピヨンとも呼ばれます。胴体にはイングリッシュ・スポットのような斑点模様があることも特徴です。

シリンドリカルタイプ

ヒマラヤン1種のみのタイプです。頭からお尻まで一直線で円柱形のような体型が特徴のうさぎです。

ヒマラヤン

最も古い品種と言われており、出生も不明です。全てのうさぎにヒマラヤン遺伝子が入っていると言われています。ヒマラヤン遺伝子とは身体の先端のみ色が入る特殊なもので、アルビノ遺伝子とも呼ばれています。



ARBA認定種以外のうさぎ

ダッチ/パンダうさぎ

オランダ原産。「パンダうさぎ」とは「ダッチ」という種類の別名です。白と黒のツートーンカラーであることから、「パンダうさぎ」という愛称で親しまれています。


ホト

フランスが原産国の白いうさぎです。見た目はとてもおとなしそうですが、ホトはうさぎの中でも特に元気で活発な性格をしているのだそうです。

ポリッシュ

イギリス原産の白いうさぎで、「光沢」という意味の英語Polishから名付けられました。ブリタニア・ペティートと呼ばれることもあります。ネザーランド・ドワーフによく似ていますが、ポーリッシュは大きく細身で、顔は丸くありません。

ドワーフロップ

ロップイヤーの中でも小型に改良されたうさぎです。交配によってアンゴラのような質感の被毛や、ライオンのような長毛タイプなど、さまざまな被毛のタイプがあります。また毛色のバリエーションも豊富なのも魅力的です。

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日本白色種

ジャパニーズ・ホワイトとも呼ばれ、日本で古くから飼われていた中型の品種です。アルビノ遺伝子によって目の赤い個体が多いのも特徴です。白い体に赤い目のうさぎは、日本画などでよく見ることもあるのではないでしょうか?

ビーブレン

フレミッシュ・ジャイアントに似ていますが、中型のままで大きくならないことがビーブレンの特徴です。好奇心旺盛で元気いっぱい、いたずら好きで、自由気ままな一面も。

まとめ

いかがでしたか? 一言でうさぎといっても種類はたくさんあります。見た目だけでなく性格も異なるので、ご自身に合った種類の子を探してみてください。なお、うさぎはあまり鳴かないですし、お散歩も毎日は不要なので、簡単に育てられる気がしてしまいがちですが、実際は手が掛かります。飼う前に、うさぎと一緒に暮らせる環境にあるかもう一度確認してみましょう。