1年でペットにかける費用は年々増加! 2014年平均支出額が公表

1年でペットにかける費用は年々増加! 2014年平均支出額が公表

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愛する犬や猫に喜んでほしい、健康でいてほしい……という気持ちから、おもちゃを買ってあげたり、良質のフードを買ってあげたりしてしまうこともありますよね。では、1年間でどのくらいのお金を使っているか知っていますか?アニコム損害保険株式会社が毎年発表している「ペットにかける年間支出調査(2014年)」によると、犬や猫などペットにかけるお金は年々増加しているのだそうです。

ペットにかける費用のグラフ

犬にかける費用は年間36万円、猫は18万円

犬と猫

犬にかける費用は、前年比108.5%と、およそ3万円も年間の出費が増えています。増加が目立つ出費項目としては、「ペットホテル・ペットシッター」「しつけ・トレーニング」「ペット保険料」「シャンプー・カット・トリミング料」「病気やケガの治療費」でした。

一方で、猫にかける費用も前年比106.7%と、1万円ほど年間の出費が増えています。増加が目立つ出費項目としては、「病気やケガの治療費」「シャンプー・カット・トリミング料」「フード・おやつ」でした。


人間と同じで健康ブーム!?

ペットフード

「フード・おやつ」にかける費用は、犬は前年同様、猫で前年比107.6%と増加しています。増加の要因として多かったのは、「質のよいものを与えるようにした」「シニア用、ダイエット用などのプレミアムフードを与えるようにした」という健康志向によるもの、「アレルギー、尿路結石、腎臓疾患などの療法食に変更したため」という病気などによるもの、猫では、「好き嫌いが激しく、色々購入した結果」という猫の好みによるという回答があったようです。

また、犬では、「健康、ダイエットのためおやつを減らした、与えなくなった」との回答も多く、健康志向が大きく影響していることがわかります。

今後も増加傾向は続くの?

犬

人間と同じでペットも高齢化していて、3匹に1匹が10歳以上(人間で言う65歳以上)となっています。そのため、「シニア期に入ったので健康診断の回数を増やす予定」「病気が多くなるかもしれない」などの声もあり、年齢の上昇に伴い医療費が増加すると予測されています。

実際にペットショップの方に聞いてみた

代官山にあるペットショップ「ペットスマイル」店長の斎藤さんにお話を伺ったところ、 ペットショップ店長の斎藤さん
"家族の一員として飼われることで、年々、質を重視する飼い主の方が増えています。例えば、より良質で健康的なフードを買う方が増えていますし、最近だとワンちゃんのためのマッサージサービスなども増えています。これからも愛犬、愛猫の健康管理や幸せのために、お金をかける方は増えていくと思います。"
とのことでした。

今後もペットのサービスが増えてくることで、まだまだ愛する犬や猫にかけるお金は増えるかもしれません。