
【平成28年度】犬猫の殺処分・譲渡・引き取り数 2016年度の都道府県別ランキング1位はどこ?
環境省が発表した2016年度(平成28年度)の「犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況」から、犬猫それぞれの引き取り数、譲渡数、殺処分数、返還・譲渡率、殺処分率などについて都道府県別のランキング形式で紹介します。
全国の犬猫殺処分数は2015年度の8万2902匹から5万5998匹に減少していますが動物保護団体の尽力によるところも大きく、自治体によっては動物愛護センターや保健所から保護先が保護団体に移っただけという場合もあります。
飼い主が最初から保護団体に相談したり、保護団体がレスキューをしたり、保護の際に自治体を経ていないケースもあり、環境省が把握している数は日本における動物保護の実態とは必ずしも一致しないという点をご注意ください。
引き取られた犬猫は「飼い主から」と「所有者不明」の合計数です。「譲渡」は新しい家族への譲渡だけでなく、動物保護団体への譲渡(いわゆる「引き出し」)の数も含みます。
![犬猫の返還・譲渡率ランキング]()
1位は広島県で、2位は岡山県、3位は長野県と続きます。前年度比の増加率を見ると、7位の熊本県が+51.9%で平成27年度(2015年度)の30位から7位まで急上昇しているのがわかります。そのほか1位の広島県と10位の愛知県も増加率が高い自治体となっています。
![犬猫の殺処分率ランキング]()
1位は和歌山県で、2位は奈良県です。両県は昨年度もほぼ同じ殺処分率で、犬猫が10匹保護されると8匹以上が殺処分されるという状況です(数が多いのは子猫です)。隣接する三重県の殺処分率が40.3%ですので、犬猫はどちらの県で保護されるかどうかで大きく命運が分かれます。また、ほとんどの自治体が前年度から殺処分率を下げている中、群馬県や佐賀県、埼玉県は微増となっています。
また、殺処分数には自然死や、怪我や病気の予後不良、攻撃性が強すぎて譲渡困難な場合などの安楽死も含まれますので、いわゆる「殺処分ゼロ」は、この数をゼロにすることとイコールではありません。
![犬猫の殺処分数ランキング]()
1位は昨年度に続き長崎県で、2位は香川県、3位は愛媛県と続きます。前年度比で見ると熊本県、広島県、山口県、沖縄県、愛知県が殺処分数を半分以下に減少させていることがわかります。
飼い主が最初から保護団体に相談したり、保護団体がレスキューをしたり、保護の際に自治体を経ていないケースもあり、環境省が把握している数は日本における動物保護の実態とは必ずしも一致しないという点をご注意ください。
※都道府県ランキングは「犬・猫の引取り状況(都道府県・指定都市・中核市別)」(環境省)を加工して作成しています。
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返還・譲渡率、殺処分率、殺処分数ランキング
犬猫の返還・譲渡率はトップ10、犬猫の殺処分率と殺処分数については47都道府県のランキングで紹介します。犬猫の返還・譲渡率ランキング
動物愛護センターや保健所などに引き取られた犬猫のうち、どれだけ元の飼い主に返還、もしくは譲渡されたかを示す「返還・譲渡率」のトップ10です。引き取られた犬猫は「飼い主から」と「所有者不明」の合計数です。「譲渡」は新しい家族への譲渡だけでなく、動物保護団体への譲渡(いわゆる「引き出し」)の数も含みます。

1位は広島県で、2位は岡山県、3位は長野県と続きます。前年度比の増加率を見ると、7位の熊本県が+51.9%で平成27年度(2015年度)の30位から7位まで急上昇しているのがわかります。そのほか1位の広島県と10位の愛知県も増加率が高い自治体となっています。
犬猫の殺処分率ランキング
動物愛護センターや保健所などに引き取られた犬猫のうち、どれだけ殺処分されたかを示す「殺処分率」の47都道府県ランキングです。平均は49.2%ですので、単純計算で日本は保護した犬猫のうち2匹に1匹を殺処分していることになります。
1位は和歌山県で、2位は奈良県です。両県は昨年度もほぼ同じ殺処分率で、犬猫が10匹保護されると8匹以上が殺処分されるという状況です(数が多いのは子猫です)。隣接する三重県の殺処分率が40.3%ですので、犬猫はどちらの県で保護されるかどうかで大きく命運が分かれます。また、ほとんどの自治体が前年度から殺処分率を下げている中、群馬県や佐賀県、埼玉県は微増となっています。
犬猫の殺処分数ランキング
動物愛護センターや保健所などで殺処分された数の47都道府県ランキングです。面積や人口、地域特性などが異なりますので、単純に「多いほど悪くて少ないほど良い」という話ではありません。また、殺処分数には自然死や、怪我や病気の予後不良、攻撃性が強すぎて譲渡困難な場合などの安楽死も含まれますので、いわゆる「殺処分ゼロ」は、この数をゼロにすることとイコールではありません。

1位は昨年度に続き長崎県で、2位は香川県、3位は愛媛県と続きます。前年度比で見ると熊本県、広島県、山口県、沖縄県、愛知県が殺処分数を半分以下に減少させていることがわかります。
犬の引き取り数ランキング
犬の引き取り数(動物愛護センターや保健所に保護された数)を「飼い主から」と「所有者不明」にわけて多い順にトップ10で紹介します。飼い主からの犬の引き取り数ランキング
動物愛護管理法によって、動物愛護センターや保健所は市民からの引き取りを拒否することができません(業者からは拒否できます)。そのため、この数を減らすには、「命を預かる覚悟を持って家族として迎え、終生飼養を基本として飼う」ことを当たり前にするための啓発活動が欠かせません。
昨年度に続き多かったのが北海道で、2位が奈良県、3位が兵庫県と続きます。昨年度25位だった奈良県は2倍以上に増え、昨年度1位だった鹿児島県は半分以下に減らしています。
所有者不明の犬の引き取り数ランキング
所有者不明の犬には迷い犬も含みますが、多くは野良犬・野犬です。狂犬病予防法に基づく捕獲の徹底により都心部で野良犬を見ることは無くなりましたが、山間部の多い自治体ではまだまだ存在しています。狂犬病の予防接種を受けていませんので、この数が多いということは衛生的にも危険ということになります(狂犬病は人や猫を含むすべての哺乳類に感染し、発症するとほぼ100%の確率で死に至ります)。

昨年度に続き1位は香川県で、2位は広島県、熊本県と続きます。山間部が多かったり、外飼いが多く迷い犬を生み出しやすかったりといった地域特性によるところが大きく、前年度のランキングや引き取り数から大きな変化は見られません。
人に慣れていない野犬は、攻撃性が強く一般家庭への譲渡が難しい場合が多いため、殺処分(安楽死)対象になりやすいという問題もあります。
猫の引き取り数ランキング
猫の引き取り数(動物愛護センターや保健所に保護された数)を「飼い主から」と「所有者不明」にわけて多い順にトップ10で紹介します。飼い主からの猫の引き取り数ランキング
犬と同様に、動物愛護センターや保健所は市民からの引き取りを拒否することができません。「命を預かる覚悟を持って家族として迎え、終生飼養を基本として飼う」ことを当たり前にするための啓発活動が欠かせません。
1位は新潟県、2位は犬で1位だった北海道、3位は福島県です。昨年度1位だった鹿児島県は、犬と同様に半分以下に減らしています。
所有者不明の猫の引き取り数ランキング
所有者不明の猫には迷い猫も含みますが、多くは自然繁殖で生まれたばかりの子猫です。生まれたばかりの猫は24時間付きっきりでご飯とトイレの世話をしなければならないため行政施設での保護が難しく、殺処分対象になりやすい問題があります(見かねた職員がボランティアで自宅に連れて帰るケースもあるそうです)。
1位は前年度比121%増で広島県、2位が北海道、3位が長崎県と続きます。なお、トップ10には入っていませんが、削減率では1位が39%で徳島県、47%で沖縄県となっています。
都道府県別の特徴と取り組み
全国47都道府県の動物愛護管理行政はどのような違いがあるのでしょうか。環境省発表の「犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況」から読み取れることを元に、各自治体ごとの概説を行います。自治体ごとに地理・歴史・文化(飼い主のマナーを含む)など、地域性や保護団体の活動状況の違いなど事情が異なりますので、ランキングで上位・下位に来ていることが必ずしも自治体の取り組みの良し悪しを決めるものではないという点をご承知おきください(ただし、良い結果が出ている自治体には、精力的に活動されている保護団体・ボランティアの存在があるのは間違いありません)。なお各自治体への聞き取り取材も進めており、随時更新で紹介します。
北海道・東北地方
北海道と東北6県をまとめて紹介します。北海道
飼い主からの犬猫の引き取り数、所有者不明の猫の引き取り数が全国トップクラスで多いものの(所有者不明の犬の引き取りは全国18位)、犬猫の譲渡数は全国2位で多く、殺処分率も20.6%で全国42位と低い状況になっています。北海道環境局生物多様性保全課によると、飼い主からの犬猫の引き取り数、所有者不明の猫の引き取り数が他の自治体に比べて多い理由については分析できていないものの、数自体は減少傾向にあり、引き続きゼロに近付けていくため飼い主への啓発活動を続けていくとのことでした。

- 飼い主からの犬の引き取り数が66%減(399匹→263匹)でも全国1位
- 飼い主からの猫の引き取り数が前年度比123%(639匹→785匹)で全国2位
- 所有者不明の猫の引き取り数が前年度比80%(3470匹→2774匹)で全国2位
- 猫の引き取り後の譲渡数が前年度比96%(2760匹→2638匹)で全国2位
- 犬猫の譲渡数が前年度比90%(3546匹→3206匹)で全国2位
北海道の里親募集情報
青森県
犬猫の引き取り数は1214匹(前年度比81%)で全国37位と目立たないものの、犬猫の返還・譲渡率が全国32位で36.7%、殺処分率は全国16位で62.3%と意外と高い印象です。青森県の里親募集情報
岩手県
全体的に良い意味で目立ちませんが、飼い主からの猫の引き取り数が194匹(前年度比60%)で全国21位になっています。犬猫の返還・譲渡率は58.9%で全国16位、殺処分率は38.6%で全国34位です。岩手県の里親募集情報
宮城県
猫の引き取りが目立つ印象で、飼い主からの猫の引き取り数は410匹(前年度比81%)で全国8位、所有者不明が2420匹(前年度比87%)で全国5位です。宮城県の里親募集情報
秋田県
猫の飼い主からの引き取りが295匹で全国14位と高い印象です(所有者不明は322匹で全国47位)。秋田県動物管理センターによると、昨年度、多頭崩壊があり収容数が多くなってしまったとのこと。譲渡数は596%で急増していますが、要因として職員が増えたこともありつつ、幼齢猫を中心に半数強を県内の保護団体が引き受けてくれたことが大きいそうです。
犬猫の殺処分率は66.7%(前年度から−19.7%)で全国12位と高く、今後も収容数を減らす取り組みを続けていくとのことでした。

- 猫の引き取り後の譲渡数が前年度比596%(28匹→167匹)で増加率が全国2位
秋田県の里親募集情報
山形県
犬猫の引き取り数は944匹(前年度比64%)で全国41位と低いものの、殺処分率を見ると71.0%(前年度から−10.4%)で全国11位と高い状況です。山形県の里親募集情報
福島県
猫の引き取り数を見ると飼い主からが697匹で全国3位、所有者不明も2293匹で全国7位、殺処分数は2383匹で全国2位と非常に高い状況です。福島県食品生活衛生課によると、保護団体のサポートがありつつも収容数には追いついていない状況で、他の自治体に比べると厳しい数字になっているとのことでした。
福島県では今年4月に福島県動物愛護センター「ハピまるふくしま」が開所していますが、逆に引き取り数が増える可能性もあるとのことです。

- 飼い主からの猫の引き取り数が前年度比102%(683匹→697匹)で全国3位
- 猫の引き取り後の殺処分数が前年度比101%(2370匹→2383匹)で全国2位
福島県の里親募集情報
関東地方
関東1都6県をまとめて紹介します。茨城県
所有者不明の犬が1502匹(前年度比76%)と全国7位。犬の殺処分数は583匹で全国3位となっていますが、前年度の殺処分数は1241匹だったので前年度比で見れば47%と半分以下に減少しています。茨城県動物指導センターによると、野犬が減らない一因として放し飼いをしている飼い主の多さがあるそうです。飼い主のマナー向上が進まないとすぐに収容数を減らすことは難しいと説明します。
茨城県では2016年12月に「茨城県犬猫殺処分ゼロを目指す条例」を施行し、2017年度から犬猫殺処分頭数の減少のための取り組みに補助金を出す「犬猫殺処分ゼロ推進活動支援事業」「地域猫活動推進事業」などを始めています。

- 犬の引取り後の殺処分数が前年度比47%(1241匹→583匹)で全国2位→3位
茨城県の里親募集情報
栃木県
猫の引き取り数が全国で最も少ない366匹となっており、犬猫の殺処分率も29.5%(前年度比-13.5%)で全国36位と低い状況です。ただし犬の引き取り数は所有者不明が1244匹で全国11位と高く(飼い主からの引き取りは9匹で全国43位)、犬の殺処分数だけ見ると295匹(前年度比90%)で全国10位となっています。
栃木県の里親募集情報
群馬県
47都道府県で犬猫の殺処分率が前年度比で増加しているのは愛媛県(+1.2%)、京都府(+0.1%)、福島県(+3.5%)、佐賀県(+5.0%)、埼玉県(+5.1%)、そして群馬県ですが、群馬県は+6.7%と最も高い数値になっています。要因として猫の殺処分数が前年度比133%の1785匹(全国7位)になっていることが挙げられ、飼い主からの引き取りが前年度比116%の575匹(全国5位)、所有者不明が前年度比130%の1488匹(全国18位)とどちらも高い状況です。
- 犬猫の殺処分率が63.9%で全国15位。前年度から6.7%増で増加率が全国1位
群馬県の里親募集情報
埼玉県
埼玉県も殺処分率が前年度比で増加しており、全国2位の5.1%増です。ただし殺処分率自体は41.0%で全国31位と必ずしも高いわけではなく、猫の殺処分数が601匹(全国29位)で前年度比137%になっていることが影響しています(犬の殺処分数は全国11位の289匹で前年度比76%)。また、猫の引き取り数は881匹(全国31位)で前年度比101%と横ばいですが、譲渡数が前年度比83%の354匹(全国22位)になっています。
- 犬猫の殺処分率が41.0%で全国31位。前年度から5.1%増で増加率が全国2位
埼玉県の里親募集情報
千葉県
犬猫の引き取り数は4060匹で全国6位と非常に多いのですが、犬猫の殺処分率は25.3%(前年度比-6.4%)で全国40位と低い状況です。犬猫の譲渡数が2461匹で全国3位、返還・譲渡率を見ても73.7%(前年度比7.6%増)で全国9位の高さになっています。- 犬猫の譲渡数が前年度比98%(2504匹→2461匹)で全国3位
千葉県の里親募集情報
東京都
小池都知事が優先課題としている印象が強い東京都ですが、犬の殺処分数は5匹(※)で全国47位、猫の殺処分も245匹で全国44位、殺処分率も26.8%(前年度比-5.9%)で全国39位となっています。※動物福祉の観点から行ったもの等が含まれているため、東京都は収容できないために行う殺処分はゼロになったとしています。
東京都の里親募集情報
神奈川県
犬猫の殺処分率は19.9%(前年度比-2.6%)で全国43位、返還・譲渡率も79.3%(前年度比+3.9%)で全国4位となっています。神奈川県は神奈川県動物保護センター管内での「殺処分ゼロ」を宣言していますが、横浜市では犬猫合わせて456匹の殺処分が行われています。神奈川県の里親募集情報
北陸地方
北陸3県をまとめて紹介します。富山県
犬猫の引き取り数、殺処分数いずれも全国で下から10位以内の地域です。富山県の里親募集情報
石川県
犬猫の譲渡数は前年度比151%の305匹(全国37位)、殺処分数は前年度比62%の346匹(全国44位)となっていますが、飼い主からの猫の引き取り数が前年度比322%になっており、増加率では全国1位です。- 飼い主からの猫の引き取り数が前年度比322%(45匹→145匹)で増加率が全国1位
石川県の里親募集情報
福井県
犬猫の殺処分数が全国47位の127匹(前年度比65%)、殺処分率も22.2%(前年度比-7.9%)で全国41位となっています。飼い主からの犬の引き取り数も6匹で、全国で最も少ない数です。福井県の里親募集情報
甲信越地方
甲信越3県をまとめて紹介します。新潟県
飼い主からの猫の引き取り数が全国で最も多く821匹(前年度比105%)ですが、譲渡数も多く1150匹(前年度比120%)で全国6位です。殺処分率は34.0%(前年度比-8.0%)で全国35位です。
- 飼い主からの猫の引き取り数が前年度比105%(781匹→821匹)で全国1位
新潟県の里親募集情報
山梨県
犬猫の返還・譲渡率は、全国平均50.4%に対して54.8%(前年度比+8.8%)で全国18位。殺処分率も全国平均49.2%に対して45.2%(前年度比-8.8%)で全国31位です。山梨県の里親募集情報
長野県
飼い主からの猫の引き取り数が379匹(前年度比111%)で全国10位ですが、譲渡数も982匹(前年度比102%)で全国10位です。犬猫の返還・譲渡率は79.5%(前年度比+10.0%)で全国3位で、殺処分率は19.3%(前年度比-11.5%)で全国44位です。- 犬猫の返還・譲渡率が79.5%で全国3位(前年度から10.0%増)
長野県の里親募集情報
東海地方
東海4県をまとめて紹介します。岐阜県
飼い主からの猫の引き取り数が389匹(前年度比74%)で全国9位ですが、犬猫の返還・譲渡率や殺処分率などは平均的な数値になっています。岐阜県の里親募集情報
静岡県
犬猫の返還・譲渡率や殺処分率など、平均的な数値になっています。静岡県の里親募集情報
愛知県
所有者不明の犬の引き取り数が1711匹(前年度比88%)で全国4位、猫の引き取り数も飼い主からが全国7位、所有者不明が全国11位と上位にきていますが、犬猫の返還・譲渡率は72.6%(前年度比19.2%)で全国10位、殺処分率は28.0%(前年度比-18.8%)で全国38位となっています。- 猫の引取り後の譲渡数が前年度比112%(1439匹→1614匹)で全国3位
愛知県の里親募集情報
三重県
犬猫の返還・譲渡率や殺処分率など、平均的な数値になっています。三重県の里親募集情報
近畿地方
近畿2府4県をまとめて紹介します。滋賀県
犬猫の返還・譲渡率や殺処分率など、平均的な数値になっています。滋賀県の里親募集情報
京都府
犬猫ともに引き取り数は少ないのですが、返還・譲渡率が27.8%(前年度比+2.6%)で全国39位と低く、殺処分率も74.1%(前年度比+0.1%)で全国8位となっています。京都府の里親募集情報
大阪府
飼い主からの犬の引き取り数が178匹(前年度比89%)で全国8位、所有者不明の猫の引き取り数が2403匹(前年度比65%)で全国6位となっています。前年度比では減少傾向にあるものの、犬猫の返還・譲渡率は25.9%(前年度比+8.5%)で全国40位、殺処分率は73.2%(前年度比-9.9%)で全国9位となっています。大阪府の里親募集情報
兵庫県
飼い主からの犬の引き取り数が243匹(前年度比88%)で全国3位、猫の引き取り数は2719匹(前年度比75%)で全国6位となっており、犬猫の殺処分数は2587匹(前年度比74%)で全国5位、殺処分率も72.5%(前年度比-4.4%)で全国10位となっています。
- 飼い主からの犬の引き取り数が前年度比88%(275匹→243匹)で全国3位
- 姫路市が336%(11匹→37匹)
- 猫の引取り後の殺処分数が前年度比70%(3137匹→2189匹)で全国3位
兵庫県の里親募集情報
奈良県
飼い主からの犬の引き取り数が全国2位の257匹(前年度比242%)で、増加率は全国1位、犬猫の殺処分率は85.9%(前年度比-1.9%)で全国2位となっています。- 飼い主からの犬の引き取り数が前年度比242%(106匹→257匹)で増加率が全国1位
- 犬の引取り後の譲渡数が前年度比286%(50匹→143匹)で増加率が全国2位
- 犬猫の殺処分率が85.9%で全国2位(前年度から-1.9%)
奈良県の里親募集情報
和歌山県
犬猫の引き取り数は2474匹(前年度比89%)で全国22位と平均的ですが、譲渡数が163匹(前年度比80%)で全国46位と低く、返還・譲渡率では12.6%(前年度比+0.2%)で全国47位、殺処分率は86.7%(-1.2%)で全国1位となっています。和歌山県食品・生活衛生課によると条例の改正や地域猫活動の推進、ミルクボランティアの呼び掛けなど取り組みを進めており、微減ではあるものの今年度も改善の傾向が見られるそうです。ただ県の努力だけでは限界もあり、ボランティア団体との協働を進めていくことが急務だとしています。

- 犬猫の殺処分率が86.7%で全国1位(前年度から−1.2%)
和歌山県の里親募集情報
山陽・山陰地方
山陽・山陰地方の5県をまとめて紹介します。鳥取県
犬猫の引き取り数は792匹(前年度比79%)で全国43位です。返還・譲渡率、殺処分率などは、平均的な数値になっています。鳥取県の里親募集情報
島根県
犬猫の引き取り数は780匹(前年度比82%)で全国44位です。返還・譲渡率、殺処分率などは、平均的な数値になっています。島根県の里親募集情報
岡山県
- 犬猫の返還・譲渡率が84.8%で全国2位(前年度から7.3%増)
岡山県の里親募集情報
広島県
所有者不明の犬の引き取り数が全国2位、猫が全国1位ですが、犬猫の譲渡数、返還・譲渡率も全国1位となっています。最近では県の2017年決算特別委員会において、佐藤一直県議会議員が譲渡先団体であるピースワンコジャパンで不妊去勢手術がほとんど行われていないことを問題視し、「県が不妊去勢手術代を負担して全頭実施すべきではないか」と提言しています。- 所有者不明の犬の引き取り数が前年度比106%(2133匹→2260匹)で全国2位
- 犬の引き取り後の譲渡数が前年度比167%(1212匹→2023匹)で全国1位
- 犬の引き取り後の殺処分数が前年度比17%(792匹→137匹)で全国6位→23位
- 所有者不明の猫の引き取り数が前年度比121%(2830匹→3424匹)で全国1位
- 猫の引取り後の譲渡数が前年度比167%(1794匹→3002匹)で全国1位
- 犬猫の譲渡数が前年度比167%(3006匹→5025匹)で全国1位
- 犬猫の殺処分数が前年度比34%(1924匹→654匹)で減少率が全国2位
- 犬猫の返還・譲渡率が88.8%で全国1位(前年度から26.2%増)
広島県の里親募集情報
山口県
犬の引き取り後の譲渡数が前年度比で3.6倍、猫が8.9倍、殺処分率も大幅に減少しており、全体の改善率では全国1位と言えます。山口県生活衛生課によると、それまで山口県動物愛護センターで譲渡適性の高い犬猫のみを譲渡していたのを2016年1月から、譲渡の可能性がある犬猫は各保健所に収容された時点でインターネットに情報を公開するようにしたことが功を奏したそうです。
2017年度からは保護団体の飼育設備や譲渡会に補助金を出す施策も始めています。ただ、所有者不明の犬の引き取り数は1424匹(前年度比108%)で全国9位となっており、引き続き優先度の高い課題として取り組むとしています。
- 犬の引き取り後の譲渡数が前年度比358%(338匹→1210匹)で増加率が全国1位
- 犬の引き取り後の殺処分数が前年度比19%(979匹→183匹)で全国4位→19位
- 猫の引き取り後の譲渡数が前年度比893%(123匹→1098匹)で増加率が全国1位
- 犬猫の譲渡数が前年度比501%(461匹→2308匹)で増加率が全国1位
- 犬猫の返還・譲渡率が58.3%で全国17位。前年度から44.4%増で増加率が全国2位
- 犬猫の殺処分率が40.9%で全国32位。前年度から-45.1%で減少率が全国1位
山口県の里親募集情報
四国地方
四国4県をまとめて紹介します。徳島県
- 所有者不明の猫の引き取り数が前年度比39%(1014匹→396匹)で減少率が全国1位
- 猫の引取り後の殺処分数が前年度比37%(794匹→294匹)で減少率が全国2位
徳島県の里親募集情報
香川県
- 所有者不明の犬の引き取り数が前年度比242%(106匹→257匹)で全国2位
- 犬の引取り後の殺処分数が前年度比84%(2181匹→1838匹)でダントツ全国1位
- 犬猫の殺処分数が前年度比74%(3863匹→2859匹)で全国2位
香川県の里親募集情報
愛媛県
- 犬猫の殺処分数が前年度比82%(3476匹→2859匹)で全国3位
- 犬猫の殺処分率が81.5%で全国3位(前年度から1.2%増)
愛媛県の里親募集情報
高知県
- 飼い主からの猫の引き取り数が前年度比18%(300匹→54匹)で減少率が全国1位
- 猫の引取り後の譲渡数が前年度比21%(167匹→35匹)で減少率が全国1位
高知県の里親募集情報
九州・沖縄地方
九州・沖縄地方の8県をまとめて紹介します。福岡県
犬猫の引き取り数が4005匹(前年度比83%)で全国7位になっていますが、返還・譲渡率、殺処分率などは、平均的な数値になっています。福岡県の里親募集情報
佐賀県
犬猫の引き取り数は1063匹(前年度比71%)で全国38位になっていますが、返還・譲渡率は38.8%(前年度比-4.5%)で全国30位、殺処分率は61.5%(前年度比+5.0%)で全国18位になっています。佐賀県の里親募集情報
長崎県
- 佐世保市が新たに集計
- 所有者不明の猫の引き取り数が前年度比81%(3325匹→2677匹)で全国3位
- 猫の引取り後の殺処分数が前年度比76%(3583匹→2740匹)で全国1位
- 犬猫の殺処分数が前年度比75%(4370匹→3274匹)で全国1位
長崎県の里親募集情報
熊本県
- 所有者不明の犬の引き取り数が前年度比109%(1666匹→1818匹)で全国3位
- 犬の引取り後の返還数が前年度比257%(238匹→612匹)で増加率が全国1位
- 犬の引取り後の譲渡数が前年度比264%(412匹→1087匹)で増加率が全国3位
- 猫の引取り後の殺処分数が前年度比26%(1724匹→453匹)で減少率が全国1位
- 犬猫の譲渡数が前年度比265%(783匹→2076匹)で増加率が全国2位
- 犬猫の殺処分数が前年度比32%(1987匹→627匹)で減少率が全国1位
- 犬猫の返還・譲渡率が77.3%で全国7位。前年度から51.9%増で増加率が全国1位
- 犬猫の殺処分率が18.0%で全国45位。前年度から-31.2%で減少率が全国2位
熊本県の里親募集情報
大分県
犬猫の引き取り数は2608匹(前年度比78%)で全国21位と平均的ですが、返還・譲渡率では25.1%(前年度比+3.7%)で全国41位、殺処分率は74.7%(-3.9%)で全国7位となっています。大分県の里親募集情報
宮崎県
犬猫の引き取り数は2027匹(前年度比79%)で全国27位と平均的ですが、返還・譲渡率では71.3%(前年度比+16.6%)で全国11位、殺処分率は29.5%(-16.0%)で全国37位となっています。宮崎県の里親募集情報
鹿児島県
- 飼い主からの犬の引き取り数が前年度比46%(469匹→214匹)で全国1位→5位
- 飼い主からの猫の引き取り数が前年度比40%(1549匹→620匹)で全国1位→4位
鹿児島県の里親募集情報
沖縄県
- 所有者不明の猫の引き取り数が前年度比47%(2172匹→1014匹)で減少率が全国2位
- 猫の引取り後の殺処分数が前年度比40%(2080匹→836匹)で減少率が全国3位
沖縄県の里親募集情報