
犬キャンが10倍楽しくなる!キャンプ場の選び方や服装などのポイントを紹介
アウトドアの中でも特に人気の「キャンプ」ですが、始めるのはちょっとハードルが高そうですよね。「キャンプってどんな楽しみ方があるんだろう?」「キャンプ場の選び方がわからない」など、未経験の方には分からないことがたくさんあると思います。そこで今回は、犬とのキャンプの楽しみ方を、子ども向けに自然体験活動の企画運営を行う「湘南自然学校」アシスタントディレクターの塚田が解説します。
そもそもキャンプって何?

湘南自然学校という団体で子ども向けのキャンプを企画運営している塚田と申します。キャンプは私自身の趣味でもあり、休みの日には冬でもテントを張りに野外に遊びに行きます。
キャンプと聞くと「トイレがない」「お風呂がない」。そのようなイメージを持つ人も少なくないはず。
そもそも宿泊には、テント泊にコテージ泊、ロッジ泊にバンガロー泊とさまざまな形態があります。
最近では一昔前のキャンプブームが再び到来し、アウトドアの楽しみ方の一つとして「グランピング」というものも話題になっていますね。一体キャンプって何なのでしょう?
キャンプの定義

結論からいうと、前述したすべてのものは「キャンプ」です。
トイレがなくても、ベッドで寝ていても、「自然の中に身を置いて過ごしていれば」それはキャンプなのです。
この話で分かるように、キャンプというものの定義はとても広く、楽しみ方も人それぞれです。
グループでコテージに宿泊し、仲間とBBQをして楽しむ人々。バイクで来て、1人でテントを張り、焚き火を楽しむ人。ファミリーが日帰りで、公園などで過ごすこともデイキャンプといいます。
最近ではペットと一緒にテント泊やコテージ泊のできるキャンプ場も増え、愛犬と自然の中で一緒に過ごして楽しむ人もいます。
キャンプ場でのアクティビティー

キャンプ場では、皆さんなにをして過ごしているの?という疑問を持つ方も多くいるかと思われます。
キャンプというイメージから挙げられるのは、川遊びや虫取りといったものでしょうか。
もちろん川や海、湖といった遊泳可能な場所が設けられているキャンプ場では、その場所ならではの水遊びが人気です。
自然の中に身を置いていれば、子どもにとってワクワクするような虫もたくさん見つかることでしょう。チェックインを済ませた後は、キャンプ場から離れて周辺の観光地に遊びに行く人もいます。
一方、椅子にゆったりと腰をかけ、お酒を飲み、おつまみ料理を楽しみながら1日のんびりする人たちもいます。
ハンモックを設置し、普段読めない本や、DVDをゆっくり鑑賞することだって一つのキャンプの楽しみ方なのです。

ちなみに私は、のんびり派。1人で行くときはコーヒーの生豆を持って行って、焙煎して飲んだりもしています。自然の音に耳を澄ませて、ぼーっと過ごしているだけで楽しいんです。
家族やグループなら、ボードゲームをするのもオススメです。
実際の過ごし方は、キャンプ場にいる日数や行程によって全く変わってきます。何をするのも自由なのがキャンプです。

キャンプ場の選び方

さて、キャンプ場を選ぶときにポイントとなるのは「どういった目的で」「何人で行くのか」という2点になります。
1. 目的
まず、「目的」です。これはキャンプ場に何を求めるかということになります。ロケーションや周辺観光、トイレやお風呂などを含めた場内の設備、アクセスの良さであったりキャンプ場のチェックイン、チェックアウトも含めた営業時間も重要ですよね。2. 人数
続いて「人数」です。キャンプ場は場所や地域によってルールの違いがあります。例えば、「25歳以下のグループはお断り」「2家族以上のグループお断り」などなど。団体で行くことが困難なキャンプ場もあります。もちろん愛犬を連れて行っても問題ないかどうかというのもキャンプ場のルールで決まっています。
キャンプ場が決まったら、周辺環境を調べましょう
キャンプ場が絞り込めたら、以下を参考にキャンプ場の設備や周辺情報を確認しましょう。- サイトの広さ(隣のサイトとの間隔)
- 木陰の有無
- ドッグランの有無
- 周辺に遊べる場所があるか
- 周辺に動物病院があるか
必ず調べておいて欲しいことは「キャンプ場の近くに動物病院があるか」です。
自然の中では何が起こるかわかりません。しっかり見ていたとしても怪我をしたり、突然病気になったりすることも考えられます。
暑い時期には、熱中症など一つ間違えば命を落としかねない危険な病気も起こりえます。
事前に「動物病院の電話番号」「診療日」「診療時間」「キャンプ場からの移動時間」などを調べておくと、いざという時に慌てないですみます。
キャンプ場での服装
キャンプに行くとき意外と重要なのは服装です。とはいっても、特別な装備が必要というわけではありませんのでご心配なく。忘れないようにしっかりと準備していきましょう。
基本の服
まずは通常のお着替え。お出かけだからといって高価な服を着ていってしまうと、思わぬことで汚れてしまうことも。また、汗をかいたままでいると体が冷えてしまうので汚れてもいい服を少し多めに持って行きましょう。
上着
続いて上着です。夕方から朝方にかけて気温が10度下がる場所もあるため防寒着は必須です。場所によっては夏でもフリースを着用しないと寒いと感じるキャンプ場もあるほどです。また、アブやブヨなどが出る場所もあります。
気温に関係なく、なるべく長袖に長ズボンやタイツを着用し、肌を露出しないように心掛けましょう。
山は天候が変わりやすいため、予報が晴れの時も雨具は準備していきましょう。雨具は寒い時に防寒具の代わりにもなります。
帽子
野外で過ごすことの多いキャンプにおいて、熱中症対策は必須です。帽子を持って行きましょう。頭上から落ちてくる木の枝から頭を守る意味もあります。靴
最後に足元です。ヒールやビーチサンダルなどは避け、履きなれた運動靴や、アウトドア用のつま先の覆われたサンダルをオススメします。初心者の失敗あるある。失敗しないためのアドバイス

キャンプに失敗はつきものです。何回も行くうちに慣れていき、持ち物も洗練されていきます。
「困ったら周囲のキャンパーに助けてもらおう」くらいの気持ちで挑むのが良いと思います。もちろんキャンプ場の人も快く助けてくれます。
テントが張れない!
決して失敗とはいいませんが、買ったばかりのテントをなかなか張ることができないということがあります。それ以前に「どこにテーブルを置いて」「どこに焚き火スペースを作って」などとレイアウトを何度もやり直しているうちに日が暮れてしまうということもあります。
それ自体がキャンプをする上での醍醐味の一つなので楽しい時間ではあるのですが、夕食を作る時間を圧迫してしまうことにもなりかねません。
設営には時間がかかるものです。余裕を持った時間をとることと、事前にテントの張り方を動画などで予習したり、説明書を読みこんだりしておくと良いでしょう。
明かりがない!

テントを張るときに時間をかけすぎてしまったり、そもそもチェックインが遅くなってしまったりしたときに困るのは、日が暮れて暗くなってしまうことです。
秋から冬にかけては特にいえることですが、暗闇の中での設営はかなりの熟練度を必要とします。そのため、まだ明るいうちから早めにランタンの明かりを用意しておくのが良いでしょう。
ガソリンやガスランタンなど事前の準備を必要とする道具の場合、日中に燃料を入れて明かりを入れる準備をしておく必要があります。
事前の準備が必要ない電池式のランタンも持参すると良いでしょう。ヘッドライトがあると手元がふさがれないので大変便利です。
撤収が間に合わない!

テントに限らず、キャンプをした後は道具を撤収させないといけません。のんびり朝食を食べてコーヒーを飲みながらゆっくり過ごしていると、チェックアウトの時間に間に合わないということにもなりかねません。
テントは朝露や、呼気で晴れの日も濡れています。濡れたままのテントを放置するとカビが生えたり、生地が傷んでしまうので、ロープを張って干したり、裏返して乾かします。
朝は洗い場が混むので、なるべく洗い物が出ないようなメニューにしたり、お湯をかけてキッチンペーパーで拭き取ったり、自宅に帰ってから洗い物をしたりするというのは時間短縮のテクニックです。
何はともあれ、余裕を持って早起きをして、何から片付けるかをイメージしておくようにしましょう。
自分らしいキャンプを見つけよう

キャンプは体験してはじめてその良さがわかります。
「愛犬を自然の中で思いっきり遊ばせてあげたい」「美味しい空気を吸ってのんびりしたい」「焚き火を眺めながらキャンプ料理が食べてみたい」。
どんなきっかけでも構いません。ぜひしっかりと準備をして楽しいキャンプライフをお過ごしください。
愛犬とのお出かけにおすすめなごはん

キャンプや旅行の楽しみといえば、美味しいごはん。愛犬にも美味しいごはんを用意してみませんか?
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