一人暮らしでも猫は飼える?費用や注意点・里親からの迎え方などを解説

一人暮らしでも猫は飼える?費用や注意点・里親からの迎え方などを解説

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猫は一人暮らしの人でも飼うことができるのでしょうか? 猫は犬と違って1匹でいる自分の時間も大切にする生き物です。犬に比べれば一人暮らしの人でも飼うハードルが低いのは間違いないですが、簡単だということではありません。今回は一人暮らしの方が猫を飼う際の注意点や費用、迎えるために準備しておきたいグッズなどを紹介します!

一人暮らしでも猫は飼える?

猫

猫の睡眠時間は人間の2倍といわれており、一日の半分かそれ以上を寝て過ごします。そのため四六時中猫と遊ぶ必要はなく、一人暮らしの人でも基本的には飼うことはできます。しかし、ごはんと水を置いておくだけで誰でも簡単に飼うことができるわけではありません。犬に比べて留守番が多くてもストレスは溜まりませんが、多すぎるとかわいそうです。

どの動物と暮らすのも命を育てる責任があります。気軽な気持ちで迎えて捨ててしまうことで保護猫が生まれ、殺処分されてしまうケースが本当に多いです。まずそのことを理解することが大切です。犬の十戒がありますが、猫にとっても大切なメッセージですので、ぜひご覧ください。


一人暮らしで猫と暮らす前に費用を確認

アニコム損害保険は猫の飼い主が猫の飼育にかけた費用について調査し、以下のように発表しています。
項目 2016年 2015年
病気やケガの治療費 35016円 3万5749円
フード・おやつ 41503円 3万6309円
シャンプー・カット・トリミング料 7132円 7849円
ペット保険料 30944円 3万767円
ワクチン・健康診断等の予防費 8638円 1万898円
ペットホテル・ペットシッター 1万5195円 1万7954円
日用品 1万6024円 1万6644円
洋服 2444円 5294円
首輪・リード 2770円 2995円
防災用品 3781円 6757円
合計(円) 16万3447円 17万1216円


猫を飼うと想像以上にお金が必要になってきます。病気や事故で数十万円の手術費用が必要になることは決して珍しい話ではありません。特に猫は天敵に弱っていることを悟られないよう体調の悪さを表に出さないようにする習性が強く残っています。

「猫は犬より病気になりにくいから」と勝手に判断して動物病院に行くのを怠ったり、定期的な健康診断をおろそかにしたりすれば、飼い主さんが猫の異変に気付いたときには、手術が必要なぐらい悪くなっていたということになりかねません。

愛猫に健康なまま一生を全うさせてあげられる時間やお金があるかをきちんと考えるようにしましょう。

一人暮らしにもおすすめの猫はいる?

寝返る猫

どのような猫が一人暮らしでも飼いやすいのでしょうか?種類や性別や迎える時期などを比較してみましょう。

飼いやすい種類

猫の「飼いやすさの基準」は人によってそれぞれです。「抜け毛が少ない」や「マンション向け」などの項目別の飼いやすい猫種について詳しくは以下の記事をご覧ください。


一人暮らしでも飼いやすい猫の性別はオス?メス?

猫の特徴は性別間にも違いがあります。一般的に「オス猫は甘えん坊でよく懐き、メス猫は少しツンデレな性格をしている」といわれていますが、メス猫でも飼い主さんに懐いている猫はたくさんいるので、懐きやすさに関しては大きな差はないといえます。

猫は自分のなわばりを確保するために、マーキングを行います。猫が爪とぎをしたり、鼻を飼い主さんにこすりつけたりする行動もマーキングの一部といわれています。マーキングの一環としてオス猫はスプレーをします。ほとんどのオス猫は去勢手術をすればスプレーをしなくなりますが、中には手術の後もマーキングを行う子もいます。「掃除のしやすさ」の面ではメス猫の方が少し飼いやすいのかもしれません。

子猫と成猫どちらが飼いやすい?

子猫から迎える場合と成猫から迎える場合には、それぞれにメリットとデメリットがあります。一人暮らしをしている場合は、子猫に比べるとあまり手のかからない成猫から迎える方がよいかもしれません。
子猫を迎える

メリット

  • 警戒心が非常に薄いため、先住犬・猫がいてもすぐに仲良くなってくれる(先住犬・猫が子猫を受け入れてくれるかは別問題)。
  • 飼い主さんが猫の成長する姿を楽しむことができる。

デメリット

  • やんちゃで好奇心が強いため、どこにでも上ったり何でも食べたりする。
  • いろんな場所に上がるため、家具の配置には気を配る必要がある。
  • 目が離せないのでお留守番の時間が長い人には不向き。
  • どんな性格をしているかは、成猫になるまで分からない。
  • 子猫の時期はあっという間に過ぎてしまう。
成猫を迎える

メリット

  • 猫の性格をある程度把握した上で家に迎えることができる。
  • 子猫に比べて落ち着いているため、手がかからない。

デメリット

  • 個体差はあるが、家や家族に慣れてくれるまでに時間がかかる。
  • 先住犬・猫がいる場合、お互いが仲良くしてくれるかは分からない。

雑種猫は飼いやすい?飼いにくい?

雑種猫は個体差があるので、性格や大きさを一概に紹介することは難しいです。雑種猫の飼いやすいポイントは、健康な子が多いところです。雑種猫は遺伝子の情報が多様なため、純血種に比べると先天的な理由による病気にかかりにくい傾向があります。

一人暮らしで猫と暮らすための住宅環境は?

暑そうな猫

1. 必ずペット可物件で育てる

まず間取りを決める前に大切なことは、猫を飼う際は絶対にペットの飼育が可能な物件を選びましょう。

「鳴き声が小さい種類だから絶対に大家さんにバレない!」といった安易な考えで飼うことは止めてください。管理会社に猫を飼っていることが発覚してしまい、猫を保健所に連れていくことになったという事例もあります。賃貸の場合は猫が壁を引っ掻いたり、マーキングをして壁にシミがついたり、障子に穴を空けてしまったりした場合に部屋の修繕費が必要になってくることも念頭に置いておきましょう。

2. 必ず室内飼育で育てる

昔は「餌だけ食べに来る」「寒くなるとやって来る」「餌は別の家で食べてるみたい」といった「猫の外飼い」もありましたが、最近は「完全室内飼育」が当たり前になっています。不妊去勢手術をしていない猫が外に出れば自然繁殖してしまいますし、外で暮らす猫は怪我や病気、交通事故などで寿命が短いのです。猫の幸せを考えるのなら、室内飼育を徹底してください。

「猫を部屋に閉じ込めるのはかわいそう」と思う方もいるかもしれませんが、それは間違いです。猫はもともと単独で天敵から身を隠して行動する動物でしたので、天敵のいない部屋の中はとても過ごしやすい場所です。

3. 脱走防止策をつける

ペットの飼育が可能な賃貸に引っ越しをしたり、転勤が決まって新しい部屋を選んだりする機会があれば、玄関と廊下・リビングを隔てる内扉がある部屋を選ぶのがおすすめです。内扉がしまっている限り猫が玄関に出てくることはありませんので、安心して玄関の扉を開け閉めすることができます。マンションの場合は、内廊下がある物件を選ぶのもおすすめです。万が一、猫が玄関から飛び出してしまっても廊下で確保することができます。

「いま住んでる家は一軒家だし内扉ないし……」という方は、玄関と廊下を隔てる突っ張り棒タイプの扉やパーテーションなど、脱走防止用のアイテムを使いましょう。突っ張り棒タイプなら工事の必要も無く設置が可能です。応用次第で「キッチン」や「階段」などの猫に入ってきてほしくない場所にも使うことができますよ。

4. 必要に応じて家電製品の買い替え

猫の安全を考慮すると、場合によっては家電製品の買い替えも必要になってきます。例えば炭を使用した昔ながらこたつを使用している場合は、一酸化炭素中毒の可能性があるため、電気こたつへの買い替えが必要になってきます。

また、こたつや電気ケトルなどのあらゆる家電用品の電気のコードを必ずカバーすることを徹底して行うようにしてください。猫は細長い物をかじるくせがあり、電気コードも噛むことがあります。コードがむき出しになれば感電してしまいますし、最悪の場合、火事の原因にもなってしまいます。

5. 部屋を常に綺麗にしておける

キッチン台やちゃぶ台の上など、とにかく家の中に食べ物や飲み物を絶対に置きっ放しにしないように気を付けてください。チョコレートやナッツ類など、人間が普段よく口にしていても猫が口にすると致命的な食べ物はたくさんあります。また、飼い主さんが留守にしている間に猫がキッチン台に上ってしまう可能性もあるため、料理を作る際に使った調理器具や食器は使用したらすぐに洗うことが大切です。

また、観葉植物はインテリアとしても人気がありますが、猫が万が一口にしてしまうと命に関わるものもあります。どうしても花や観葉植物を置きたい場合は、猫にとって安全なものか調べるか、そういったものを置くことは諦めてください。

6. 家の中でタバコを吸わない

タバコの煙をたくさん吸うと、人間だけでなく猫も喘息やがんを発症してしまう恐れがあります。喫煙者の方は猫がいる部屋ではタバコを吸わないようにしてください。また、1Kなどの間取りで部屋を分けることができない場合は、必ず家の外でタバコを吸うようにしましょう。

7. 猫が快適に過ごせる環境を整えられる

猫が一人暮らしの飼い主さんと暮らすことに対するストレスの感じ方はさまざまです。運動好きの猫にとって一人暮らしのお家は動けるスペースも限られてくるため、ストレスを感じてしまうかもしれません。

その場合は、猫を2匹飼いをしてあげて飼い主さんがいない時間も寂しい思いをしないようにしてあげたり、キャットタワーを設置してあげて上下運動ができるようにしてあげたりと猫の性格に合わせた快適に過ごすための工夫が必要です。


8. 猫のための空調管理ができる

猫は汗腺を肉球にしか持たず、体温調節をするのが苦手です。飼い主さんが外出をしている際もエアコンや電気カーペットの電源を入れたままにして、猫が快適に過ごせるようにする必要があります。

一人暮らしで猫と暮らすおすすめグッズ

のびている猫

猫を家に迎えるまでに用意しておきたいグッズを紹介します。

1. ケージ

猫の行動パターンは予測不可能です。留守の間に食器棚に登ってしまったり、カーテンをよじ上ったりする子もいて、特に子猫の時期は好奇心旺盛ですので注意が必要です。大人になって性格や行動が落ち着けば常にケージに猫を入れておく必要はありませんが、料理やアイロンをしている時など猫への注意がそれやすい時に万が一の事故が起きてしまうことを防ぐためにも、ケージがあると安心です。

ウッディキャットケージ 2段



  • 特徴:インテリアに調和するやさしい木目のキャットケージです。上下の四隅にピンを差し込み、ジョイントパーツを取り付けるだけで簡単に組み立てできます。スムーズに開閉できるらくらくスライド扉でハンモックが付いています。
  • ブランド:アイリスオーヤマ
  • カラー:ホワイト/ナチュラル
  • サイズ:[本体]W90×D60×H120cm、[入口]W34×H49cm、[トレー内寸]W78×D48cm、 [棚板]W51.3×D38.7cm

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2. キャリー

病院へ連れて行く際にキャリーケースは必須アイテムです。災害が起きた際に避難するためにも必要ですので、なるべく運びやすいものや広げて簡易的なケージになるものなど、必要な機能を備えているかを考慮しましょう。

free-stitchオリジナルスクエアトート


  • 特徴:コットン100%のキャンバス地は天然素材を平織りにした、厚手で丈夫な織物です。リネン生地は、コットンにくらべて4倍の吸水率をもち、サラッとした肌触り。耐水性にも強く、濡れる事により目がつまり、水を通しにくく耐久性にも優れています。汚れても丸洗いができ、いつでも清潔に使う事ができます。
  • ブランド:free-stitch
  • 原産国:日本
  • 素材:コットン100%
  • カラー:ホワイト×ナチュラル
  • サイズ:S/M/L

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3. ハーネス

ハーネスとは胴(胸)の周りに巻く胴輪の事です。ハーネスは首元から胴体をしっかりと固定するため、安定感があることや、首輪よりも抜け出しにくいことが特徴です。ハーネスはリードを付けることもできます。キャリーケースのポケットなどに入れておくと、動物病院の待ち時間でキャリーから猫を出して少し休憩させてあげたい時など、いざという時に便利なアイテムです。

necosekai キャットハーネス


  • 特徴:necosekai キャットハーネスは、上質さと着けやすさにこだわった猫専用のハーネスです。風合いのある上品なヘリンボーン生地を使用しています。内側の素材には通気性がよく快適にフィットするメッシュ素材を採用。本体に縫い合わせたリードがしっかりと身体を支えてホールドします。脱着はベストのように着せて、軽くて安心の面ファスナーとバックルを止めるだけで簡単に脱着できます。金具でしっかりと止めることができるリードを付属。
  • ブランド:necosekai
  • カラー:レモンイエロー/ベージュ/グレー/ブラウン/ブルーピンク/ダークグレー/ワインレッド/ネイビー
  • サイズ:S/M/L
  • 素材:[表側生地]ポリエステル100%、[裏側生地]ポリエステル100%、[バックル]POM、[フック部]亜鉛合金/鉄

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4. トイレ

トイレ本体だけでなく猫砂もさまざまなものがあります。猫が粗祖をしてしまった場合は猫を叱るのではなくて、トイレや砂を変えて原因を探ってあげるようにしましょう。

「pidan」の猫トイレ オープンタイプ


雪山をイメージしたシンプルなデザイン。オープンタイプなので通気性に優れ、移動や掃除も簡単です。6.5kgくらいまでの猫ちゃんにご利用いただけます。

  • ブランド:pidan(ピダン)
  • サイズ:W45×D45×H30cm
  • カラー:ホワイト/グレー

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5. 食器

猫に餌や水を与える際は単に食器を床に置くのではなく、猫が食べやすいように台の上に置くことをおすすめします。あらかじめ脚が付いている食器を使うのもよいかもしれません。

まんま台


  • 特徴:清潔なステンレス製の食器と、食べやすい高さの木製の食器台です。猫の骨格に合わせ、無理のない姿勢で食事が出来る猫専用の食器台。首や背中にかかる負担を軽減するので特に高齢猫におすすめです。
  • ブランド:nekozuki
  • サイズ:[食器台]W15×D20×H8cm、[食器]W11×D11cm

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6. 爪とぎ

猫の爪とぎはタワー型からベッドにも使えるドーム型まで形も素材もバリエーション豊富です。壁をガリガリしてしまう子には立てて使える爪とぎを用意してあげるなど、その子の性格に合ったものを選びましょう。

KATRIS Lynks

Moso Natural Bag

さまざまな組み合わせに並べ替えて、好きなだけ引っ搔いたり遊ぶことができます。 Lynksはチーク木でできており、パッドが側面についているので磨耗や損傷からも保護します。

  • ブランド:KATRIS
  • サイズ:W20.3×D19.5×H50.5cm

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7. ベッド

ベッドも囲まれた空間が大好きな猫の習性にピッタリのドーム型のベッドから、優雅なハンモックタイプまでバリエーションがさまざまです。猫の好みが分かるまでは、複数のベッドを用意してあげることをおすすめします。最初は見向きもしなかったのに、気付いたらお気に入りにの場所になっていたということもあります。

meyou THE BALL


  • 特徴:簡単に移動することができるので、インテリアに合わせて配置することが可能です。コクーンの入口を動かしてアスレチックな遊び場として隠れたり周りを観察してみたり、またはリラックスできる場所としてお昼寝や避難場所としても使えます。コクーン後ろ側のフェルトと金具の留め具で固定が可能です。
  • ブランド:meyou
  • 原産国:フランス
  • 素材:[コクーン]コーティングポリエステル、[ウッド]ブナ材マットニス仕上げ、[脚一部]エポキシ樹脂塗装金属、[クッション]コットン50%/ポリエステル50%
  • カラー:シャンパン/ライトグレー/ダークグレー/クレイ/ピーコック
  • サイズ:[フレーム]W43xD41xH40cm、[コクーン]直径40cm、[コクーン入口]直径20cm
  • 梱包重量:3.4kg
  • 質量:1.2kg
  • お手入れ:[コクーン、フレーム]水拭き、[クッション]洗濯機40℃中温洗い

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8. 迷子札

猫は室内飼育が基本です。ペットの猫が脱走してしまった場合、厳しい外の環境で暮らすことは難しいです。早く見つけてあげるためにも首輪と迷子札は常に付けましょう。「うちの子は大丈夫!」という油断が不幸な猫を生み出してしまいます。

9. ノミ取り

ネコノミ(猫に付いているノミ)は猫にだけでなく、人間にも移ります。ネコノミは繁殖力が非常に高く、湿度などの条件が揃うと1日に約1000個の卵を生むとさえいわれています。猫を外から拾ってきた場合だけでなく、庭を散歩した後などにもノミ取りは必ず行うようにしてください。

10. キャットタワー

猫は完全室内飼いが基本なので外で木登りなどをさせてあげることはできません。しかし猫は高いところに登るのが大好きですし、部屋を見渡せる場所は安心できる場所でもあります。家具でそういった場所を作るのが難しい場合は、キャットタワーを活用してください。いろいろな機能を組み合わせた大型のものから、省スペースで設置できるポールタイプまでさまざまあります。

カリモクキャットツリー


「上下運動で美しく健康に」というコンセプトのもとデザインされたKARIMOKU CAT TREEは、ステップを角のない楕円形状にすることで、猫が安心して上下運動を行うことができます。

子猫から高齢猫まで永く愛用できる高さ124cmのサイズや、台座を三角形にする事で、お部屋のどんな場所にも気持ちよく収まるコンパクトさと省スペースを実現。爪とぎの支柱は綿縄素材を採用しました。

ファブリックが張られたステップ表面には撥水加工が施されているため、万が一猫が吐き戻ししても簡単にお手入れができます。

木材ステップの表面には、うづくり加工と呼ばれる家具従来の工法を用い、猫が足を滑らせにくい工夫がされています。このキャットツリーには、カリモクが長い歴史の中で培ってきた匠の技が細部に宿っています。

  • ブランド:KARIMOKU CAT(カリモク家具)
  • 原産国:日本
  • 材質:オーク
  • カラー:ホワイト&シアーホワイト/ライトグレー&ピュアオーク/ブルー&モカブラウン
  • サイズ:W61×D59×H124cm
  • 重量:10kg
  • 使用頭数目安:猫2匹まで

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一人暮らしでも出会える猫の迎え方

外を見る猫

猫を家に迎える方法はさまざまです。

保護猫の里親になる

日本では1年間に5万匹以上の犬や猫が殺処分されています。一人でも多くの人が保護犬や保護猫を家に迎えることを選択肢に入れることで、助かる命が増えます。家の近くの愛護センターや保護団体から保護猫を迎えるということも考えてみてください。

保護犬と違って、保護猫のほとんどは雑種です。雑種は純血種とは異なり、遺伝子が多様なので病気にかかりにくくて丈夫な子が多いです。
保護犬・保護猫の里親募集サイト「OMUSUBI」

PETOKOTOの姉妹サイトである保護犬・保護猫のマッチングサイト「OMUSUBI」(お結び)にも募集している子がいるかもしれませんので、ぜひ覗いてみてくださいね!まずは保護猫から迎える選択肢をご検討ください。

募集情報を見る

ブリーダーから迎える

特定の猫種を飼いたいという方は、信頼できるブリーダーさん(キャッテリー)から迎える方法もあります。実際にブリーダーの元へ見学に行くことで、育った環境を実際に知ることができます。また、育てる上でのアドバイスを聞くこともできます。

残念な話ですが猫に対して愛情は無く、利益目的の悪質なブリーダーもいます。そういったブリーダーは、遺伝病を考慮することなく危険な交配を行っていることがあります。例えばスコティッシュフォールドの耳折れ同士の掛け合わせや、マンクスのランピー(無尾)タイプ同士の掛け合わせなどが挙げられます。

ペットショップから迎える

ペットショップにはさまざまな猫種がいます。その場で見たり、触れたりすることができますので、お気に入りの猫ちゃんを見つけることができるかもしれません。

ブリーダーと同様に、悪徳なペットショップもあります。ブリーダーの情報をきちんと伝えなかったり、安売りを謳い文句にしているようなペットショップは特に注意が必要です。

一人暮らしで猫を迎える前に責任と覚悟を

猫アップ

猫を飼う上で一番大切なことは、猫を飼った人が幸せになれるかどうかではなく、飼い主さんが猫をどれだけ幸せにすることができるかです。猫がいるからしなければいけないこと、制限されてしまうことがたくさんあります。

「かわいいから」という理由で衝動的に飼うのではなく、しっかりと吟味した上で飼うことを決めるようにしましょう。