【犬とキャンプ】過ごし方まとめ!初心者でもノンストレスで楽しむためのコツや注意点

【犬とキャンプ】過ごし方まとめ!初心者でもノンストレスで楽しむためのコツや注意点

Share!

「犬も人もストレスなくキャンプを楽しむ」をテーマに、キャンプ場での過ごし方や注意点などを解説します。犬と行くキャンプと、人だけのキャンプの違いや、キャンプ場に着いたらまずすることなど、キャンプが初めてでも楽しめるコツを紹介。愛犬とのキャンプを楽しみましょう!

キャンプは犬も人も良いストレス解消になる

山の中を歩く男性と犬
愛犬「小町」

私自身、時間を見つけては愛犬の小町(フレンチブルドッグ)と一緒に自然の中で過ごしています。

むせかえるような樹木の香り、風や水が流れるさわやかな音、しっかりと地に根付いた木々や落ちている木の実に触れることで、いつもとは違う刺激を全身に感じることができます。

また、気の合う仲間との他愛無いおしゃべりやワイワイしながら作る食事、焚火の揺れる火をボーっと眺めて過ごすことで多くの安らぎを得ることができます。

キャンプが教える「犬と人と自然」の関係

テントで過ごす犬と人

これも、私たちが「ヒト」になって500万年の月日が経過しているうちの99.99%を自然の中で生活してきたからではないでしょうか。

今のような暮らしは地球の歴史からみればごくごくわずかな時間に過ぎず、ヒトもまた自然の中で過ごすほうがストレスなくリラックスできる体になっているのです。

日々の暮らしの中で突然、キャンプに行きたくなったり、公園の芝生でのんびりしたいと思うのは自然な感情なのです。

一方、犬の場合はどうでしょう。犬が人と出会ったのは4万年前だといわれています。日本では縄文時代の頃からすでに、人にとって身近な存在として犬と暮らしていたことが分かっています。

犬も人と同様に長い時間を自然環境下で過ごしているのです。当然ですが、犬は人よりも遥かに野性に近い動物です。

自然の中で楽しんだり、リラックスして過ごすことにかけては、人よりも犬のほうがはるかに上手なはずです。

自然の中で過ごすキャンプは、犬自身が持つ欲求や本能を満たしてくれる楽しい場であることは間違いありません。

「犬と行くキャンプ」と「人だけのキャンプ」の違い

ハンモックに乗る犬

人だけのキャンプと犬と行くキャンプにそれほど大きな違いはありませんが、なにより大切なことは、家族として特別な存在である犬も一緒に楽しめる過ごし方を考えることです。

皆さんも経験があると思いますが、普段の散歩でも落ち葉や草むらを見つけると一目散にそちらに走り寄り探検を始めたり、弾むように歩きとても楽しそうな表情を見せてくれたりします。

キャンプに犬と一緒に行くと、普段の生活の何十倍もの自然に触れるわけですから、その行動はもっと顕著に現れます。その違いを見られるだけでも十分に楽しいですよ。


ストレスなく愛犬とキャンプを楽しむ方法

男性と犬
山の中では自然と笑みが溢れます(笑)

まずはキャンプ場を探検

犬にとっての楽しいキャンプとは、飼い主と一緒に行動する時間が普段よりたくさん持てることです。

キャンプ場に到着したらテントを張ったり火を起こしたりと、やらなくてはいけないことがたくさんあります。

しかし、まずは愛犬と一緒に付近を散策からスタートすることをオススメします。

私と愛犬小町も最初にすることはキャンプ場探検です。小町も始めは少し緊張した面持ちになりますが、すぐに慣れて小走りになりながら歩き始めます。

たくさんの自然に囲まれ「この匂いはなんだろう?」「この落ち葉の下に何かある!」と、ちょっとした探検家気取りです。


安全を確保して設営も一緒に

犬は飼い主さんと一緒に何かをすることで楽しい気分になるので、テントを張るときも近くで声をかけながら作業を見せたり、料理中も近くで話しかけたりと、ちょっとした心遣いがあることで犬も「キャンプは楽しい!」と思えるようになります。

たまに、車の中でポツンとしている犬を見かけることがあります。

設営は大変ですし、なにより安全面を考えてのことだと思いますが、犬は飼い主さんと経験を共有することで楽しさを理解する動物です。

準備がたくさんあって大変だと思いますが、せっかくの機会ですから安全を確保しつつ、犬のそばで設営を試みてください。


愛犬と一緒にストレス発散するならキャンプ+アクティビティー

川遊びを楽しむ犬

犬とのキャンプに「絶対これはしなきゃ!」というようなものはありません。

飼い主さんは「犬と一緒に過ごして楽しい」。犬も「飼い主さんと一緒に過ごせて楽しい」とお互いに思えれば良いのです。

そんな中でも犬と一緒に何かをしたいと考える飼い主さんには、キャンプ場をベース基地として、低山トレッキング、カヌー、SUP、スノーシューなど、犬と一緒にできるさまざまなアクティビティーを楽しんでみてはどうでしょうか。

低山トレッキングがおすすめ

自然の中をのんびり歩く低山トレッキングが特にオススメです。

テントを張り終えたら、近くにある低山や里山へ犬と一緒に探検に出かけるのです。のんびりと自然の中を歩くと日々の疲れも吹き飛び、気分もリフレッシュします。

犬も都会の散歩では味わえない経験、動物の痕跡をあちらこちらに感じたり、木の根が凸凹していたり、深い落ち葉の山道を楽しく突き進むことができます。

最初こそ、興奮して強く引っ張ることもありますが、次第に飼い主さんと犬の歩調は合ってきます。

お互いがお互いをちゃんと意識できていることに気付きます。そんなことも低山トレッキングの醍醐味です。


愛犬と楽しむ昼寝とキャンプ飯

キャンプを楽しむ人

探検をした後のテントでの犬との昼寝は適度に疲れた体を癒やしてくれます。昼寝から覚めたら料理をしながら一緒につまみ食いをするのも楽しみの一つです。

キャンプでは食事が大切なイベントでもありますから、食事の面でも犬が楽しめるように配慮してあげましょう。

ペトコトでは、愛犬とのキャンプにペトコトフーズの常温食をおすすめしています。

国産食材を使用して保存料も無添加で、常温で2年保存することができます。キャンプや旅行などお出かけだけでなく、災害発生時の非常食としてもおすすめです。

犬用常温食を購入する



【お知らせ】獣医師監修「おやつ」新発売!フリーズドライで保存料無添加

オンラインショップで商品を見る


犬も人もストレスなくキャンプをするための注意点

森を探索する犬

日頃から「ひとり」で過ごすことに慣れさせておく

トイレや水汲みなどちょっとした用事でその場を離れる機会もあると思いますが、短時間でも飼い主と離れることが不安で飼い主が戻ってくるまで鳴き続けてしまう子もいます。

他のキャンパーにも迷惑がかかりますし、何より愛犬にとって大きなストレスとなってしまうため、日頃からクレートトレーニングをして「飼い主と離れる時間」を落ち着いて過ごせるようにしておきましょう。


愛犬を危険から守る

犬にとってキャンプは楽しいことである反面、危険もいっぱいです。

熱中症>をはじめ、口にしてはいけないものを誤飲してしまうことや、焚火にも近付きすぎると非常に危険です。

楽しい時間を過ごすためにも、なるべく犬から目を離さないようにしましょう。

また、何かあったときのために近隣の動物病院を確認しておくことも大切です。

マダニなど寄生虫対策も忘れないようにしてください。


馴れ親しんだアイテムで愛犬に安心感を

キャンプで使う犬用のベッドやフードボウルなどは、普段から使っているものを持っていくことで犬は安心します。

初めての犬とのキャンプのためにベッドを新しく買い整えた場合、まずはご自宅でその新しいベッドで寝る練習を十分にしてください。

キャンプで使う道具を事前に見せておくことで、犬は落ち着いて普段通りに過ごせるようになります。

周りの人への配慮とマナーを忘れずに

犬の排泄物は必ず持ち帰るようにしましょう。自然の中に残していってはいけません。

また、犬専用区域以外でのノーリードもNGです。予期せぬ事故に遭ってしまったり、いつもとは違う環境の中で何かに驚いて逃げ出し、道に迷って戻ってこられなくなる可能性もあります。

キャンプ場にいるすべての人が犬好きではありませんので「吠え」や「噛みつき」などの行動が出ないよう、日々のしつけを行ったうえでキャンプに行きましょう。


まとめ

自然の中で寝る犬と人

犬とのキャンプは、自然の中で長い時間行動をともにできるのが魅力です。

日々の生活の中では、長時間のお留守番や、忙しくて接する時間が短くなってしまうなど、どうしても犬を孤独にせざるを得ない飼い主さんも多いと思います。

キャンプはそれを補ってくれる大切な時間となり、お互いの関係を良好に育むための場になってくれることでしょう。

最後になりますが、キャンプは試行錯誤するから楽しいのです。最初から完璧にできる人はいません。

ハプニングを犬と一緒に乗り越えることで、楽しい思い出がたくさん作れます。ぜひ、犬とキャンプに出かけましょう!