尿管結石にかかりやすい猫って?アメリカンショートヘアやヒマラヤンは注意

尿管結石にかかりやすい猫って?アメリカンショートヘアやヒマラヤンは注意

日本獣医師会雑誌に「麻布大学付属動物病院における猫の尿管結石の好発品種に関する検討」という論文が掲載され、尿管結石の発生率が高いと考えられる猫種は、アメリカンショートヘア、スコティッシュフォールド、ヒマラヤンであると報告されました。純血種の発生率は雑種より高いという結果も出ています。

調査は2007年4月から2014年3月まで麻布大学付属動物病院に来院した2161例のうち、尿管結石と診断された猫64例を対象として行われました。このうち統計的に信頼性が高く発生率が高いと考えられるのがオッズ比(※)3.726のアメリカンショートヘア、2.293のスコティッシュフォールド、4.477のヒマラヤンの3種でした。ヒマラヤンは過去の調査でも発生率の高さが指摘されています。雑種のオッズ比は0.273となり、発生率は純血種より低いことがわかりました。

※本調査におけるオッズ比とは、猫種が尿管結石の発生に与える可能性を確率的に示したもので、1より大きい猫種は発生の可能性が高いと判断できます。

猫の尿管結石に関する調査報告例は少なく、また本調査は麻布大学付属動物病院で行われた1例であるため、3種がすべての猫種の中で高いと言えるかは今後の調査結果もふまえて判断する必要があります。

参考文献


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