沖縄から来た愛犬/ダーリンは愛護センター出身 保護犬猫を迎えた家族たちの話【#OMUSUBIさとおや部Vol.2】

沖縄から来た愛犬/ダーリンは愛護センター出身 保護犬猫を迎えた家族たちの話【#OMUSUBIさとおや部Vol.2】

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シリーズ「#OMUSUBIさとおや部」では、実際に保護犬・保護猫を迎えた飼い主さんたちから、迎えた当初の話や現在の様子をお聞きして紹介します。保護犬・保護猫を迎えて幸せに暮らしている飼い主の皆さんは、ぜひハッシュタグ「#OMUSUBIさとおや部」で幸せな様子を教えてください。犬や猫を飼いたいと思っている方は、ぜひこの記事やハッシュタグが付いた投稿を参考にして、保護犬・保護猫を迎える選択肢を検討してみてください。週末はいろいろな場所で譲渡会が開催されていますよ♪

1. churastagramさんと雑種犬のちゅらちゃん

今回、最初に紹介するのは沖縄県の保護犬だったちゅらちゃんを迎えたchurastagramさんのお話です。ちなみに東京でちゅらちゃんを引き受けた動物保護団体「わんずぺ~す」さんは、保護犬・保護猫と飼いたい人を結ぶ場所「OMUSUBI」(お結び)の登録団体でもあります。

ちゅらちゃんとの出会い

ちゅらちゃん
トライアルで我が家へと帰る途中にホームセンターで。不安そうでした

叔父が沖縄で保護活動をしており、東京にあるわんずぺ~すさんと協力していて、叔父に「保護犬を迎えたい」と相談したところ紹介してくれました。夫婦共働きで、お留守番ができる子が理想だったので、その旨もわんずぺ〜すさんに相談しました。

迎えたばかりの頃

当時約10カ月、体のサイズは今とほぼ同じでした。お見合い当日にトライアルが決まり、一緒に車で帰宅した時は緊張していたと思います。家に着くと尻尾を振ってくれて、自分から家の中を探索し始めていました。アカラスという皮膚病を患っていたそうですが、迎えるころには預かりボランティアさんの努力で完治し、とても綺麗になっていました。

ちゅらちゃん
お迎え当初、帰宅したら家が荒れていた時の様子です(笑

当時は仕事に出かける時間が長く、お留守番も随分してもらい……分離不安だと思いますが、帰宅すると毎日リビングがパーティー後のような荒れ放題(笑)。けどそれも、徐々にフリーにできる家の範囲を広げたりしていくうちに落ち着きました。

今では……?

ちゅらちゃん

今年5歳になり、イタズラもほぼしません。大好きな散歩となると大喜びで舞いますが、普段は自分の好きな場所でくつろいだり、笑顔を振りまいて「遊ぼう、おやつは? 散歩は?」とアピールしてくるちゅらです。今ではちゅらがいない生活は考えられません。

沖縄っ子から都会っ子になったちゅらちゃんの幸せな様子はchurastagramさんのInstagramで見られますよ♪

2. asta_saori0904さんとアスタくん

続いて、野良猫だったアスタくんを迎えたasta_saori0904さんのお話です。野良猫出身でありながら人懐こい性格で、夜は一緒に寝るほどだそうです。

アスタくんとの出会い

アスタくん
初めてアスタに面会したとき

高齢の餌やりさんに外でご飯をもらっていたようですが、施設に入居してしまったためTNR(※)依頼で保護された子でした。まだ若く人慣れしていたので里親を探すことになったそうで、「ネコジルシ」という里親募集サイトで見つけました。雑種の推定2歳、一目惚れでした。ボランティアさんが愛情を持って保護していたので、毛もツヤツヤ、丸々として綺麗な子でした。

※TNRは「Trap(捕獲して)」「Neuter(不妊去勢手術を行い)」「Return(元の場所に戻す)」の略


迎えたばかりの頃

アスタくん
うちに来た日

うちに来た時は若干緊張気味でしたがすぐに慣れ、初日からよく食べトイレもばっちりでした。今は家中を走り回るので、誤飲やケガをしないよう、以前よりも掃除をするようになりました。アスタのお陰で家が綺麗です。

アスタくん

今では……?

アスタくん

人懐っこくて仕草も鳴き声も可愛く、スリスリ後をついてまわり、夜は一緒に寝ています。こちらの呼び掛けにも反応してくれ、そのうち喋るんじゃないかと思っています(笑)。

猫は何もしなくても居るだけで可愛く、周りを癒やし幸せにしてしまいます。外にいる時はいろいろ大変な生活だったと思うので、これからは一生、のんびり暮らしてもらいたいと思っています。

アスタくん

野良猫でも愛情を持って接してあげれば心を開いてくれます(ちなみにペトこと編集長の愛猫も野良猫出身です)。癒やしの存在になったアスタくんとの暮らしの続きは、asta_saori0904さんのInstagramでご覧ください。


3. hiromix929さんとハビビくん

保護犬・保護猫はさまざまな保護施設で保護されています。保護団体ごとに考え方や迎えるためのルールが異なり、高齢者の飼育を厳格に制限していたり、一人暮らしはNGという団体も少なくありません。最後に紹介するhiromix929さんも、保護猫を迎えようとしていたものの「一人暮らし」がネックになり、なかなか迎えることができなかったそうです。

ハビビくんとの出会い

ハビビくん

常々猫を飼いたいと思っていましたが、ずっと客室乗務員をしており我慢していました。転職のタイミングで里親になろうと決心しました。飼うならペットショップではなく、里親になろうと思っていましたが、一人暮らしのため2件ほど里親団体に引き取りを断られ、東京都の動物愛護相談センターが主宰している講習会、譲渡会に申し込み引き取りました。

譲渡会では計4匹の子猫がいて、その中から推定2カ月のシャムのような見た目の男の子を迎え入れました。中東にずっと住んでいたため、名前はアラビア語でダーリンの意味の「ハビビ」にしました。


迎えたばかりの頃

ハビビくん

来た当初は数時間落ち着かない様子で周囲をうろうろしていましたが、お腹が空いていたようでご飯をあげたらすごい勢いで完食し、その後ぐっすり寝ていました。

ハビビくん

下痢をしていたので動物病院に連れていったところ寄生虫がいることが発覚し、お薬を2週間ほど飲ませて治療しました。寄生虫がいなくなってからはもりもり食べていたご飯がちゃんと栄養として行き渡ったようで、400gだった体重はあっという間に増え、食欲旺盛、快便、快眠の活発な子になりました。

今では……?

ハビビくん

推定1歳になる今では4.5キロの立派な美にゃんです。とっても甘えん坊な性格で常に私の後をついてきていつも一緒に寝ています。また、私が長電話をしていると「かまって~!」と膝の上に必ず座ってのどをぐるぐると鳴らします。

ハビビくん

はびちゃんを迎え入れ、生活が今までとは比べられないくらい豊かになりました。ハビビと一緒にいられてとても幸せです。ハビビもそう思っていてくれたら嬉しいです。

保護犬・保護猫を迎えるのに「絶対にこうでなければいけない」というルールはありませんが、性格や環境などを無視して「飼いたい」という一方的な思いだけで迎えることはできません。迎え方の選択肢はいろいろありますので、焦らず、自分に合った運命の子を見つけられるといいですね♪ ハビビくんとの幸せな暮らしの続きは、hiromix929さんのInstagramで見られますよ。

保護犬・保護猫から飼うという選択肢

ペットショップで運命の子に出会ってしまった方や、憧れの犬種や猫種をブリーダーさんからなど、迎え方は人それぞれです。一番大事なのは、1匹1匹に愛情を注いで大切に育てるということ。でも、もしこれからペットを飼おうと思っているなら、ぜひ保護犬・保護猫から飼うという選択肢を考えてみてくださいね♪