【トリマー解説】犬のドライヤーのやり方を動画で解説!嫌がる理由や温度などの注意点も紹介

【トリマー解説】犬のドライヤーのやり方を動画で解説!嫌がる理由や温度などの注意点も紹介

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「愛犬がドライヤーを嫌がるから大変」と悩む飼い主さん必見! 自宅でできる犬のドライヤーのやり方をプロトリマーの大森先生が動画で紹介します。頻度や温度などの注意点や、おすすめの犬用ドライヤーも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

※本稿はアフィリエイト広告を利用しています。

犬にドライヤーは必要?

犬にドライヤーは必要?

ドライヤーを嫌がる犬は多いですが、使用したほうが良いのでしょうか?

自然乾燥はNG

犬がドライヤーを嫌がるからといって、シャンプー後に自然乾燥をさせるのはおすすめできません。

濡れた状態で長時間放置すると、蒸れて皮膚炎の原因になったり、菌が繁殖して、ニオイの原因にもなったりします。

また、乾燥に時間がかかることで被毛もモジャモジャになり美しく保てません。

ファンヒーターで代用はNG

冬場にファンヒーターであたためた部屋ならドライヤーの使用時間を軽減できるかもしれません。

しかし、ファンヒーターは温風の加減を調節できないので、特に中型犬以上の犬を体全体まんべんなく乾かすのには不向きといえます。

犬がドライヤーを嫌がる理由

犬がドライヤーを嫌いな理由

犬はドライヤーの音が嫌い

ドライヤーはかなり大きな音が出ます。犬の聴力は人間の4倍以上といわれており、人間よりも高音域の音がよく聞こえるようになっています。

これは獲物となる小動物の音や守るべき子犬の鳴き声を素早く察知するためです。

発達した聴力により、人間が感じる以上に音への不快感を感じます

犬はドライヤーの風が嫌い

ドライヤーの風は自然に吹いてくる風と異なり、ある一部分にだけ強く吹きつけます。

さらに自然界には存在しない温度の熱風のため、犬にとっては気持ちの良いものではありません。

ドライヤーの風が直接、目や鼻に目の前から風を当てられると嫌がる子が多いので、風を弱くしてあげたり熱を下げてあげたり、正面からではなく少し斜めから顔に風を当てて乾かしてあげると良いでしょう。

犬はドライヤーの熱さが嫌い

ドライヤーの風はかなり高温です。

人間でも温風が当たっている場所はかなり熱く感じます。人間の場合、なぜ熱いかを理解していますし、ドライヤーを使用する目的もわかっているため、納得して温風に身をさらすことができます。

一方、犬は熱い温風を吹きつけられる理由はわからず、熱さを我慢しなければならない理由もわかりません。

犬が熱いと感じる風の当て方をしていると、犬は非常に強いストレスを感じてしまいます。

犬が嫌がらないドライヤーのかけ方

上手なブローのポイント

犬の負担を減らすドライヤーのかけ方をご紹介します。


\動画を見てチャレンジ!/


タオルドライをしっかりする

犬のストレス軽減のためにはドライヤーをかける時間をなるべく少なくすることが大事です。

吸水性の良いタオルを使用して充分に水分をタオルでとっておきましょう。日本犬など短毛で撥水性の高い被毛の犬は、タオルドライだけでかなり水分がなくなります。

やけどに注意!温度を確認

ドライヤーの熱はかなりの高温度です。

人間用のドライヤーの吹き出し口は100℃を超えるものもあり、ペット用のドライヤーでも80℃くらいになるものもあります。

やけどの危険があるので、ドライヤーを犬の体に近づけ過ぎないように注意しましょう。

ドライヤーを当てる前には必ず手を当てて熱すぎないかをチェックすることが大切です。

30㎝以上離す

使用するドライヤーの温度にもよりますが、犬の体にドライヤーの吹き出し口が近づき過ぎないように30㎝以上離すようにしてください。

また、同じ場所に当て続けないようにしましょう。

乾かしながらブラッシング

犬の毛はただ乾かしただけだともつれたり、変な癖がついてしまったりすることがあります。

ドライヤーをかけながらブラッシングをして被毛を整えてあげましょう。短毛種でもブラッシングしながらドライヤーをかけることをおすすめします。

ご褒美で苦手意識を克服

愛犬が大人しくドライヤーをかけさせてくれたら、ご褒美をあげましょう。

「ドライヤーの後はおやつをもらえる」と認識するとドライヤーに対する苦手意識が薄れます。

ドライヤーは頻繁にあるわけではなく、月に1回程度なので特別なおやつをあげるのもおすすめです。

おやつをあげるのと同時に、ほめてあげることを忘れないようにしましょう。

犬のドライヤーは人間用でもいい?

ドライヤーは人間用でもいい?

人間用のドライヤーを犬用として代用できなくはありませんが、使う際の注意点やコツがあります。

温度が高い

犬用のドライヤーは温度が低めに設定されている物が多く、人間用よりは安全性が高いといえます。

人間用はかなり高温であることや風力が強いことから、使用には注意が必要です。

一人でやるにはコツがいる

人間用ドライヤーで乾かしながらブラッシングをするには、ドライヤーの持ち方にコツが必要です。

首や肩をつかって固定します。

トリマーおすすめの犬用ドライヤー

スタンドタイプのペット用のドライヤーだと両手を自由に使えるので便利です。

おうちでシャンプーをすることが多い場合は、ペット用のドライヤーを用意しておくことをおすすめします。

アイリスオーヤマ 置き型ドライヤー


ペットの皮膚、毛に優しい温風と静音設計でドライヤーのストレスを軽減してくれます。

置き型で初心者でも扱いやすいドライヤーです。

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デュズ / ハンズフリードライヤー


壁面に取り付けることも可能なハンズフリードライヤー。

4段階の温度調節と3段階の風量調節で愛犬の状態に合わせた設定ができます。静音設計とマイナスイオン放出で愛犬の皮膚と被毛を保護します。

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エアフォースドライヤー

エアフォースドライヤー犬

トリミングサロンでも使われているドライヤーです。

熱を使用せず、ハイボリュームのエアーで乾かすので、通常の半分くらいの時間で、しかも肌や被毛を傷めず乾かすことができます。

トイプードルというよりは、柴犬などのダブルコートの犬種に向いています。

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愛犬が喜ぶドライヤーをマスターしよう!

ストレスの少ないブローを

シャンプーした後の自然乾燥はNG
濡れた状態での放置は皮膚炎の原因に
ドライヤーの時間を短くするコツは充分なタオルドライ
ドライヤーは30cm以上離して当てる
ご褒美のおやつを使ってドライヤー時間を愛犬の楽しみに

愛犬がドライヤー好きになるのは難しいかもしれませんが、ストレスを減らすことはできます。

愛犬をおうちシャンプーで清潔にするためにドライヤーも嫌がらずに使えるようなると良いですね!