「明日の散歩にだけ」に応えるペットシッター予約アプリ「ぱうわん」 開発者インタビュー

「明日の散歩にだけ」に応えるペットシッター予約アプリ「ぱうわん」 開発者インタビュー

少しの間だけ、うちの子を見てくれる人がいたらな…――3月25日(月)、忙しいワンちゃん・ネコちゃんの飼い主さん向けペットシッター予約アプリ「ぱうわん」がサービスを開始しました。アプリ上で30分から15分単位でペットシッターさんに依頼することができ、「ペットが同伴できないお店でお買い物をするときだけ、食事するときだけ誰かに見ていてほしい」といった細かいリクエストに応えてくれます。

今回は「ぱうわん」の紹介とともに、代表の前田葵さんにどのような経緯・想いで開発されたのかお話を伺いました。


ペットシッター予約アプリ「ぱうわん」

ぱうわん」は、スマートフォン(iOS)で「一時預かりを依頼」「お散歩を依頼」「トリマーさんを呼ぶ」の3つのサービスを予約・事前決済できるペットシッター予約アプリです。

アプリをダウンロードし、飼い主さんとワンちゃん・ネコちゃんのプロフィールを作成してクレジットカードを登録すれば準備は終了。日時や依頼内容、シッターさんに来てもらう場所を指定するだけで依頼が完了します。

ペットシッター予約アプリ「ぱうわん」
※飼い主さん側のアプリ画面

利用料金は2000円/15分の「プロフェッショナル」シッターさんと500円/15分の「レギュラー」シッターさんの2種類があります(最低利用は30分)。共に動物取扱業の要件を満たしますが、プロフェッショナルは動物取扱業登録証等の証明写真の提出が完了している方が対象、未完了の方はレギュラーとなります。

飼い主さんもシッターさんも、お互い人柄や動物に対する想い等を含む、細かいプロフィールを作り、他の飼い主さんからのレビューもつきますので、事前にどんな対応をする人か確認することができます。

シッターさんと飼い主さんはチャットで連絡を取ることができる上、GPSで現在どこにいるか、ワンちゃんが水を飲んだ回数、うんちをした回数などをリアルタイムで知ることができます。

※リクエスト作成時にプロモーションコード「petokoto201906」を入力すると、6月まで30%OFFでご利用いただけます。

ペットシッター予約アプリ「ぱうわん」
※シッターさん側のアプリ画面。シッターさんには受け取る報酬額が表示されます

現在、飼い主さんはシッターさんの性別、プロフェッショナルかレギュラーかリクエストを出すことができます。シッターさんは先着順でそのリクエストを承認することでマッチングが成立します。今後は飼い主さん側からシッターさんを指名する機能も追加される予定です。

シッターさんの質は審査とレビューで担保

シッターさんとして登録するには資格等の提出が必要になりますが、この際に審査費用1000円がかかります。シッターさん側が約束の日時に来なかったり、預かり中に不手際があったりした場合は、シッターのアカウントが一時的に取り消しとなり、再審査を受けなければいけません。

また飼い主さん、シッターさんのレビューは誰でも見ることができます。シッターの質はぱうれんつが行う審査と飼い主さんからのレビューで担保されます。

売り上げの一部は動物保護団体に寄付

ぱうわんの売り上げの一部は複数の動物保護団体に寄付される予定です。これは開発者である代表の前田葵さんがもともと個人で寄付活動をしていたことから、起業された時点で会社の在り方として決めていたことだそうです。

次項では、そんな代表の前田さんに、ぱうわんを開発した経緯やぱうわんを通して実現したい未来について、お話をお聞きしました。

ペットシッターさんに気軽に頼れるサービスをつくる

ぱうれんつ代表の前田葵さんと愛犬のミルクちゃん

――ぱうわんを開発しようと思ったきっかけを教えてください。

私の周りに「仕事が忙しくて平日はなかなか散歩に行けない」という忙しい飼い主さんが結構いて、そんな方に寄り添うようなサービスが必要だなって思ったことがきっかけです。もちろん飼い主なんだから責任を持って毎日お世話すべきという意見もあるかもしれない。そうは言っても「今は仕事に集中したい」「今は子育てで手一杯だなあ……」という時期もありますよね。それを家庭内で抱え込んでしまうのって健康的でないし、社会として冷たい気がしたんです。もし家庭で困ったことがあったら、お世話をシェアできる社会の方が、暖かくて、優しい。

これは私の悩みでもあったのです。いざ自分が犬と暮らしてみたら、ネットではなかなかペットシッターさんが見つからなくて。正直、このネット時代にそんなことで困るとは思っていませんでした。なかなかペットシッターを探せるサイトも無いし、口コミ情報も当然無くて。だから自分で「こういうのがあったらいいな」と思ったのと、「周りの人たちにも使ってほしい」と思って作りました。ペットシッターさんに気軽に頼れることで、平日の昼間も太陽の下で遊べるワンちゃんが増えればいいなって思います。

――こんな意外な使われ方をしていたという気づきはありましたか?

ぱうわんは、「週何日、何時から何時まで」というように固定で利用するのではなく、「必要なとき」「必要な場所」と指定できたほうが使いやすいだろうと思って設計しました。実際、主婦の方が「ドライブにワンちゃんと一緒に行くんだけど、途中の素敵なレストランでランチしてみたいので、出先で見ていてほしい」という声があって、私も「そういう使い方があるんだ!」と新発見させていただくことがあります。

当初は週に1回くらいの頻度で使ってもらえるんじゃないかなと思っていたのですが、細切れで週に何回も使いたいっていう声もたくさん頂いて、自分の予想とは良い方向に外れていたこともありました。

ぱうれんつ代表の前田葵さんと愛犬のミルクちゃん

――起業はいつ頃から考えていましたか?

もともと起業したいと思っていたわけではなかったので、周りの人たちも意外だったと思います。

新卒でアメリカにあるベンチャーで働いて、帰国してセールスフォース・ドットコムという会社に入りました。愛犬のミルクを迎えたのがこの頃です。会社には犬を飼っている社員が集まった「ワンコ会」というのがあって、退職者も入れるので今でも参加しています。もう70人くらいいます。

それからもう少しスマホファーストの開発に関わりたいと考え、LINEに入りました。LINEにはすごく感謝しています。2011年に誕生した「LINE」アプリから始まり、幅広いサービスをゼロから創って会社を大きくしてきた方が多くいらっしゃいます。さまざまな課題を乗り越えてきた当時からLINEにいる今の役員の話を聞いて、会社を創ることをリアルにイメージできたというのはあります。今回副業を認めてもらえたことで会社員をしながら起業することができましたし、アプリのデザインや導線のアドバイスをくれた同僚もいてすごく助かりました。

社会に受け入れられるサービスにしていきたい

ぱうれんつ代表の前田葵さん

――サービスを始めてからどんな反響がありましたか?

短時間での利用だけではなく、出張とか旅行のときに見ていてほしい、みたいなリクエストも多くて、長時間に対応できるメニューも組み込まないと、と思っています。それから、往診専門の獣医師さんからも協業のお話が来ています。往診なら混んで待たされるということがありませんし、シニア犬など、病院に連れて行くことが難しい場合でも助かりますよね。すごくいいなと思って、獣医さんの往診は今夏よりメニューに取り込みます。

――提供エリアは渋谷区、港区、目黒区の3区となっていますが、今後拡大していくのでしょうか?

最初は東京の中でもエリアを絞っていますが、拡大していきたいです。年内には5区に増やす予定です。地方都市はもちろん、海外にもいきたいです。中国、香港、韓国といった東京と似た要素がある都市を狙いたいです。

――現時点で課題に思っていることはありますか?

今後認知度や利用者が増えた時に、サービスの質やモラルを保つことです。動物が苦手な方からすると、例えばですが、犬って電柱に排泄したり、街を汚してるイメージを持つ方も多いです。どんな立場の方がこのサービスを見ても、不快な気持ちにならないようにするにはどうしたらいいか、考えています。

ぱうわんの利用規約では、シッターさんに「狭い道は抱っこしてください」とか、飼い主さんには「リードは丈夫なものを用意してください」とか明文化しています。利用規約としては細かすぎることですが、そのあたりのレベルをしっかりすることが大事だと伝えたかったので、あえて盛り込んでいます。

誰かを頼って、もっと愛情をかけられる社会に

ぱうれんつ代表の前田葵さんの愛犬ミルクちゃん

――ミルクちゃんは男の子なんですね。迎えた経緯を教えてください。

ミルクは3歳の男の子で、最初はもうちょっと茶色が濃くてミルクティーみたいな色でした。犬を飼うのは初めてで、子供の頃からずっと犬を飼うのが夢だったんです。そのために働いていた、みたいなところもあります。

もともと保護犬を迎えようとしていたんですが、私が一人暮らしで、かつ働いているので、NGが出てしまいました。どうしても諦めきれなくて、近くのペットショップに行ったらちょうどこの子がいたんです。可愛いなと思って見ていたら、他のお客さんとじゃれつき始めて……。「私の子なのになんでじゃれてるの!?」ってすごい嫉妬心が芽生えて(笑)、迎えることを決めました。

一緒に暮らすようになって生き甲斐ができました。仕事で嫌なことがあっても、「私にはミルクがいるし」って自分の意義を確認できるような存在です。起業した理由も、この子にもっと幸せに生きてもらえるようなサービスを作りたいと思ったというのもあります。

ぱうれんつ代表の前田葵さん

――「ぱうわん」を通じて、どのような未来をつくっていきたいですか?

ぱうわんが安定的に利用されるようになって、ペットのお世話を安心してアウトソースできる文化を根付かせたら、一旦ゴールかなと思っています。3年前の私みたいに、ペットを迎えて飼い主としてこれから頑張らないと、という方も安心できるじゃないですか。自分が仮に体調を崩しても、誰かを頼ることもできるんだ、って。

「ぱうわんを使うことでお世話の負担が減る」というより、「ぱうわんを使うことでもっとお世話ができる」というイメージです。「もっとお世話をしたい」「もっと愛情をかけたい」という飼い主さんに喜んでもらえるようなサービスをつくっていきたいです。

私の未来ですか? 個人としては……正直、ミルクをペットショップで迎えたことに罪悪感があるんです。どこかで保護犬が私のお迎えを待ってたかもしれないって。将来的には、保護犬、保護猫を可能な限りたくさん迎えて一緒に幸せに暮らしたいです。

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提供:株式会社ぱうれんつ 掲載内容有効期限:2019年5月7日
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