
【さとおやライフVol.1】イベントで出逢って一目惚れ。シェルターにいたコーギーと暮らし始めました
こんにちは! シロップ代表の大久保です。この度、シェルターから生後4カ月のコーギー(男の子)を迎えて一緒に暮らし始めることになりました。
きちんと考えて迎えること・大切に育てることを決意
名前は、シェルターで育てられている時から呼ばれていた「コルク」にしました。一人暮らしで仕事をしながら飼うこととなり、きちんと世話をできるのか真剣に考えました。シロップはオフィスに犬や猫を連れてくることが可能で、休み時間には社員で散歩に出かけることもあります。そのため、お留守番の時間はなく、寂しさやストレスを与えずに、大切に育てられると思っています。

幸いなことに、社外取締役兼獣医師の佐藤がいますし、周りにもトリマーやトレーナーなど多くの専門家がサポートしてくれる環境があります。

この子が大きくなった時に、もっと人とペットが健康で幸せに共生できる社会になっているよう、より良いサービスを提供していきたいと思っています。これからペトことで、コルクとの生活とともに、シェルターや保護、殺処分の今と未来についてお伝えできればと思っています。
シロップが目指す未来
シロップは、人とペットがずっと健康で共生できる社会をつくることを目指しています。その一つの目標として、日本に保護犬・保護猫から迎える文化をつくりたいと考えています。それは、私がイギリスに留学していたことが大きいのですが、イギリスでは日本と違ってペットショップでの生体販売が少なく、国が認めているブリーダーからかシェルターと呼ばれる犬や猫を保護する施設から迎えて飼い始めることがあります。動物福祉先進国のドイツでも日本のような殺処分は行われず、「ティアハイム」という民間が運営するシェルターが動物を保護しています。そんな快適な環境と伴って、ジョージクルーニーやオーランドブルームなどのセレブを始め、多くの著名人がシェルターから犬猫を迎えています。そして、それを見て一般の方もシェルターから迎えることがクールだと感じるようになり、シェルターから迎えることが珍しくない文化があります。
私は、日本にもそういった文化をつくりたいと思っています。今回は、どうすれば実現できるのか、課題は何なのかを自分なりに解釈してお伝えします。
シェルターにいる犬や猫の現状を知ること
保護犬や猫と聞くと、どういったイメージをお持ちでしょうか? 中型犬以上、高齢、雑種、病気持ち。そして、かわいそう……。このようなイメージを持たれている方が非常に多いと思います。確かにかわいそうな環境で生きてきた子たちが多いかもしれません。しかし、すべてがそうではありません。小型犬もたくさんいますし、今回、私が迎えたコルクのように生後間もない子もいます。雑種ももちろん多いですが、血統書付きの子もいます。病気を持っている子もいますが、きちんと獣医師がケアしていて、元気な子ばかりです。

このように、起きていることを正しく伝えることが大切だと考えています。そして、飼い主の方も、いつか飼いたいと思っている方も、全く興味がない方も、知ることが大切だと考えています。「ペトこと」では、なぜ保護されているのか、どうやって保護されているのか、どうやって引き取るのか、そしてどうぶつが私たちに与えてくれる力は何なのかなど、命の大切さを幅広く正しく伝えていきたいと思います。
命とふれあう場所をつくり、引き取る場所をつくること
コルクとの出会いは、4月にシロップが主催した保護犬・保護猫とのふれあいイベント「PET RIBBON CAFE(現OMUSUBI Live)」がきっかけでした。実際に起きていることを知ってシェルターから飼いたいと思っても、どこから迎えれば良いのか分からなかったりします。シェルターにいる犬や猫の新しい家族を探すイベントのことを「譲渡会」と呼びます。シロップは、気軽にふれ合って命の大切さや豊かさを感じてもらうことが大切だと思っているため、カフェで気軽に犬や猫とふれ合える譲渡会を開催しました。


これからも定期的にさまざまな場所で開催したいと考えていますし、譲渡会の情報はネットで簡単に探せるようにします。そして、シェルターから犬や猫を迎えたいと思った時、本当に自分が暮らす環境にふさわしい犬や猫がどこにいるのかが分からないことも多いです。一人暮らし、高齢者、子どもがいる家族、それぞれの暮らす環境があります。また、年収や居住環境によっても、飼いやすい犬や猫は異なります。そこで、飼いたい人と犬や猫が最適に出逢えるサービスを提供したいと考えています。
個人が、企業が、社会が、みんなが応援する環境をつくること
日本中に犬や猫の幸せを思って保護されている方がたくさんいます。自分たちで病院代やトリミング代を支払って、仕事をしながら身を削って保護されている方もいます。海外は、寄付文化があり、個人や企業が寄付することで保護されている方も余裕を持ってサポートしていますが、日本にはまだまだ寄付文化はできていない現状があります。そこで、シロップは、個人や企業が寄付する文化をつくり、保護されている方々に分配し、保護のインフラを整えることを目指したいと考えています。以上が私が考える理想です。この理想を実現するためには、多くの挑戦が必要だと思います。しかし、実現しなければ、本当に人と動物が共生できる社会とは言えないと思っています。今後も、コルクとの生活を交えながら、保護についてお伝えしていきたいと思います。コルクの成長記録をつけています! どんなやんちゃボーイにすくすく育つか楽しみです^^