【特集:新しい「味」】愛猫のために。今日からできる“ちょい足し”ご飯

【特集:新しい「味」】愛猫のために。今日からできる“ちょい足し”ご飯

猫の飼い主さんの中には、「愛猫がご飯を食べてくれない」「昨日は喜んでたのにもう飽きちゃった」と悩んでいる方が少なくないと思います。手作りご飯を作ってあげたいと思っても、栄養のバランスを考えると「健康のために食べていいものってなんだろう?」と悩んでしまい簡単にはできないもの。そこで今回は、栄養士の野坂朋美先生に監修していただきながら、忙しい毎日でも簡単にできる“ちょい足し”ご飯を紹介します。愛猫の喜ぶ顔を見るために、新しい「味」に挑戦してみませんか?

もともと砂漠に住む動物だった猫は、水分を体に溜め込む習性があります。猫の代表的な疾患といえば腎泌尿器ですが、それは水分の摂取が苦手なことに起因しているんです。実際、「うちの子はあまり水を飲んでくれない……」と困っている方も多いと思います。

そんな飼い主さん泣かせの猫ちゃんには、ウェットフードで食べ物から水分を摂取できるようにしてあげるのがおすすめですが、ドライフードでも大丈夫。ちょっとしたトッピングで愛猫が喜んで水分摂取できる方法があるんです。

ドライフード

毎日忙しくてなかなか新しいことに挑戦できていないという飼い主さんも多いと思いますので、今回はレベル別に紹介していきます!


【レベル1】お湯をちょい足し

ドライフードにお湯をちょい足し

肉食動物の猫は、肉が腐っていないかを匂いをかぐことで判断していました。だから、猫にとってご飯の匂いはとても大切。ドライフードも良い匂いを漂わせるため、お湯を加えてほんのり温かくしてあげることで食欲がアップします。

ただし、「猫舌」といわれるように猫は熱さが苦手です。温度には注意して、「ほんのり」の温かさにしてあげてくださいね。

【レベル2】お湯をちょい足しにもう一工夫

ドライフードにかつお節をちょい足し

お湯だけだとあんまり美味しそうに食べてくれないという場合は、かつお節を足してあげると満足度が上がるかもしれません。様子を見て後から足すのもいいですが、先に足してからお湯をかけると匂いや味が滲み出てより満足してくれます。

野坂先生のワンポイントアドバイス

野坂朋美先生 かつお節には塩分が含まれますので、あくまで「ちょい足し」。親指と人差し指でひとつまみ程度にしましょう。


【レベル3】お出汁をちょい足し

ドライフード

出汁をとってみそ汁を作る方は、その出汁をちょっと猫ちゃんにおすそわけしてあげるのもありです。猫の舌にうま味を感じる味蕾(みらい)はありませんが、お湯よりも美味しそうな匂いがする出汁が魅力的なのは間違いありません。

こちらも塩分が含まれますので、あげる量には気を付けてください。煮干しを使った出汁の場合は塩分が強くなりますので避けてください。濃いめの出汁をとる方は、お湯で薄めてあげると安心です。

野坂先生のワンポイントアドバイス

野坂朋美先生 昆布とかつおの混合出汁にすることで、昆布のカリウムがかつお節のナトリウムを排出する働きが期待できます。この2つを組み合わせた出し汁はとてもよいと思います。

【ちょっと小技】凍らせて「出汁キューブ」

ドライフード

お出汁を製氷皿に入れて凍らせるだけで「出汁キューブ」の出来上がり! 週末に作っておけば、1週間使うことができますよ。

社員猫リズモがちょい足しレシピを実食

子猫の頃は何でもバクバク食べていたリズモも、大人になってからは新しいご飯を気に入ったかと思えば食べなくなりの繰り返し。そんな美食家のリズモにもちょい足しレシピを実践。お湯だけだとあまり興味を示してくれなかったので、大好物のかつお節をトッピングしてみました。



最初はかつお節にひかれて食べているようでしたが、かつお節が無くなってもドライフードを食べ続けています。こんなに長い時間食べている姿を見るのは久しぶり。かつお節の味が染み渡ったことで、全体を美味しく感じてくれたようです。

とっても簡単な“ちょい足し”で愛猫の病気予防

手作りご飯は手間がかかりますし、栄養バランスもきちんと考えないといけません。簡単には始められないと思いますが、お湯や出汁をかけたり、かつお節をトッピングするだけなら簡単にできます。ちょい足しで美食家の猫ちゃんも満足! 健康にもなれますので、ぜひ挑戦してみてください。

監修:野坂 朋美

野坂朋美先生 栄養士。野坂獣医科勤務。ペット栄養学会所属。栄養学科卒業後、動物用ワクチンの研究開発補助に携わる。現在は獣医師である夫と共に飼い主さまへの栄養指導・フード相談等を行っている。また自身が健康的な減量に成功した経験から分子栄養学にも興味を持つ。アロマセラピスト・フェイシャルエステティシャン・フラワーエッセンスプラクティショナーとしての経験もあり、タッチングの重要性と波動療法への関心も尽きない。

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