【特集:新しい「私」】愛犬も一緒に楽しめるスロージョギングのすすめ

【特集:新しい「私」】愛犬も一緒に楽しめるスロージョギングのすすめ

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ペトことはペットライフメディアとして、飼い主と愛犬・愛猫が幸せな思い出をたくさんつくる情報源となることを目指し、日々さまざまな記事をお届けしています。今回の特集では、犬や猫と暮らす「人」にフォーカスを当てて、日々の暮らしがちょっと楽しくなったり、ホッと一息つけるような情報をお届けしたいと思っています。今回は愛犬と一緒に楽しめる新習慣のすすめとして「スロージョギング」を紹介いたします。

愛犬と一緒にスロージョギング!

スロージョギング風景

「スロージョギング」をご存じですか? その名の通り、「ゆっくり走る」ことをいいます。(一社)日本スロージョギング協会によると、「隣の方と話ができるくらいの運動の強さで行うジョギング」と定義しています。

新しい何かを始めるとき、途中で面倒になったり、挫折してしまうことがありますが、「スロージョギング」の場合、歩くスピードと大差がないため、体力のない方でも無理なく行えます。
※スロージョギングは(一社)日本スロージョギング協会の登録商標です。

散歩とは違う? スロージョギング

歩く速さと大差がないのであれば、散歩とどう異なるのでしょうか? 結論から言うと「走る」と「歩く」では使う筋肉が異なります。

通常の歩行だと、運動強度が低く、歩くだけでは鍛えられない筋肉があるものの、スロージョギングだと「大臀筋」や「腹筋」といった腰回りの筋肉、太もも前側の「大腿四頭筋」、内部にあって脚を引き上げる役目を果たす「大腰筋」を使います。

いずれも大きなサイズの筋肉ですので、通常の歩行と同じ速さなのに、エネルギー消費量は歩行の約2倍です。

スロージョギングのメリット

スロージョギング風景2

愛犬と行うスロージョギングのメリットは大きく以下の3つです。

  • 犬種関係なく一緒に楽しめる!
  • 習慣化しやすい!
  • 愛犬が最高のパートナー!

犬種関係なく一緒に楽しめる!

新しい運動を愛犬と始めたい場合、犬種や年齢によってその運動を楽しめる時間が変わってきますが、スロージョギングの場合は大型犬中型犬小型犬、また老犬であっても一緒に楽しめるでしょう。

※スロージョギングだといつもより長い距離を走れる方もいますが、愛犬に疲れの色が見えたら無理することなく、すぐに止めましょう。

習慣化しやすい!

新しい物事を始める際、準備して満足してしまったり、「三日坊主」という言葉があるように、最初に力を入れすぎて徐々に「面倒」「しなくてはいけない」という気持ちが募ってしまい、いつのまにか途中で止めてしまうことがありますよね。

スロージョギングの場合、走りやすい服装であることは理想ですが、事前に準備するものはほぼなく、すぐに始められます。また、スロージョギングは遅筋を主に使う「疲れが溜まりづらい」運動です。翌日にも疲れを持ち越さず、長く楽しめるでしょう。

愛犬が最高のパートナー!

1人からでも楽しめますが、愛犬とだと気を使うことなく一緒に運動することができます。友人と一緒の場合だとペース配分が相手によってしまうこともあり得ますが、愛犬だといつもの散歩をスロージョギングに変えるだけです。

飼い主さんもダイエットや筋肉量の増加という結果が見込めますので、いつもの散歩がより良いものになるのではないでしょうか。

さあ、はじめましょう!

愛犬とのスロージョギングのメリットを感じていただいた上で、実際にスロージョギングを行ってみましょう!スロージョギングのポイントは主に3点です。

  1. 足の指のつけ根で着地する
  2. 軽くアゴを上げ背筋を伸ばす
  3. 隣の人と笑顔で会話ができるスピード



足の指のつけ根で着地する

着地の際、足の指のつけ根で着地(これをフォアフット着地といいます)をすることが最大のポイントです。その場で足踏みしてみると、感覚をつかみやすいので走り出す前に足踏みしてみるといいかもしれません。走るときは「歩幅を狭く」を意識し10~40cmから始めてみましょう。

歩幅を大きくして走ろうとするとかかと着地になってしまいます。かかと着地はフォアフット着地に比べて3倍の衝撃がかかります。膝の痛みにつながりかねないので気をつけましょう。

軽くアゴを上げ背筋を伸ばす

軽くアゴを上げると気道が確保でき、呼吸がしやすくなります。反対にアゴを引くと猫背になり、腰が落ちるので、脚が前に出にくくなります。そのため、よい姿勢で前方をみて走りましょう。

隣の人と笑顔で会話ができるスピード

笑顔で会話ができるようでなければ、ペースが上がり過ぎている証拠です。腕の振り方や呼吸のリズムはまったく気にせず、愛犬との走りや、周囲の景色も楽しんでください。

はじめは1日に10分程度でも構わないので、とにかく毎日続けることを目標にしてみましょう!

ちょっとひとやすみ

紅茶と犬

新しいことを始めることはいつも以上にエネルギーを使いますよね。そんなとき家でゆっくり休んでみてはいかがでしょうか?

自宅では愛犬が飼い主さんの帰りを心待ちにしています。そんな大切な我が子と一緒の映画鑑賞や読書もきっと素敵な時間になるでしょう。

引用文献