【歯科獣医師執筆】犬の口臭ケアグッズおすすめ10選!口臭の原因や予防対策方法も紹介!

【歯科獣医師執筆】犬の口臭ケアグッズおすすめ10選!口臭の原因や予防対策方法も紹介!

Share!

最近「愛犬の口臭が気になる」という方、犬の口臭は今すぐケアが必要なサインですので、その子に合ったケアをしてあげましょう。歯磨きやサプリ、ガム、水に混ぜるだけなど手軽なもので良くなる場合もあれば、歯石除去などの病院で治療が必要な場合もあります。今回は愛犬の口臭に効果的なケアの方法と、おすすめの口臭ケアグッズをバンブーペットクリニック院長の藤間が紹介します。

※本稿はアフィリエイト広告を利用しています。

犬の口臭が発生する主な原因

舌をぺろりとする犬

口腔内の乾燥

犬の口の中は通常唾液で潤っていますが、水を飲む量が少なかったり、鼻炎などの時に口が開きっぱなしになったりして口腔内の水分が不足すると唾液が濃縮されて口臭の原因になります。

歯周病・口腔内疾患

犬の口臭原因として最も多いのは、歯周病です。臭いの元となる歯垢は、歯周病菌と食べ物の残りカスの塊のようなものです。

歯垢自体が強い臭いを発すると共に、歯周病菌によって歯肉が炎症を起こし、ただれることによってもっと強い臭いが生じます。

内臓疾患・糖尿病

腎臓や肝臓に疾患があり、通常、体外に排泄する老廃物が体の中に溜まってしまうと、独特のアンモニア臭として臭うことがあります。

また、糖尿病にかかっている犬の口臭も独特の甘い臭いがあるので、愛犬の口臭がいつもと違うと感じたら早めに獣医に相談することをおすすめします。


ペットフードの劣化

多くの愛犬が食べているペットフードですが、ペットフードに含まれる脂質は空気に触れると徐々に酸化し、劣化します。

この酸化したフードが口臭の原因になることもあります。ドライフードの酸化は開封した瞬間から始まるので、くれぐれも保存には注意しましょう。

犬の口臭の予防・対策

口臭予防に効果的な、PETOKOTO編集部おすすめのグッズや対策をタイプ別にご紹介します。

歯磨き

犬の口臭予防で、最もスタンダードな方法が歯磨きです。口臭を防ぐには歯についた歯垢が歯石になる前に、毎日磨いて取ることが理想的です。

愛犬に慣れてもらうまでには時間がかかりますが、少しずつトレーニングして美しい歯をキープしてあげましょう。また、仕上げにも使えるスプレータイプも紹介します。


ベッツドクタースペック デンタルブラシ

※動物病院でのみ取り扱い

  • 特徴:愛犬愛猫の歯周の状態に合わせて選べる「ラウンド」「ダブル」「超極細」の3タイプの毛先。日本の飼育犬の70%を占める10Kg以下の犬、または猫のお口の大きさに適したコンパクトヘッドに握りやすいハンドルで、使いやすさが特徴です。
  • ブランド:LION
  • サイズ:W1.5×D1.5×H17.5cm
  • 原産国:日本

公式サイトを見る


ベッツドクタースペック デンタルジェル

※動物病院でのみ取り扱い

  • 特徴:明日葉抽出物(明日葉ポリフェノール)配合。使用後の息がさわやかなグリーンアップルフレーバー。ジェル状なので歯ブラシに付けて使用するのが楽です。食べられる成分なので、すすぎ不要です。
  • ブランド:LION
  • 原材料:ソルビトール/グリセリン/ポリグリセリン脂肪酸エステル/ポリアクリル酸ナトリウム/保存料/DL-アラニン/リン酸水素二ナトリウム/デキストラナーゼ/キサンタンガム/アルギン酸ナトリウム/ポリリン酸ナトリウム/環状オリゴ糖/スクラロース/リン酸二水素ナトリウム/香料/明日葉抽出物

公式サイトを見る


プロバイオミスト


  • 特徴:このプロバイオミストは口内にスプレーした善玉菌発酵水がお口の中をケアし、それと同時にそれを飲み込む事で腸内フローラを改善! 口と腸の両方から口臭ケアします。プロバイオミストに多く含まれる善玉菌を口内に流し込む事で、歯周ポケット内でのバランスを維持し正常な状態に保ちます。フードや飲水にかけることも可能です。
  • 使用方法:朝晩1日2回程度、歯垢の多い箇所や、歯や歯茎を中心に左右2~3回ずつスプレーしてください。スプレー後、洗い流す必要はありません。
  • 原材料:有機発酵大豆/アルカリイオン水/独自発酵善玉菌群
  • 原産国:日本

楽天で見る
Amazonで見る


アクアデント フレッシュ


  • 特徴:飲み水に混ぜるだけで簡単にデンタルケアをすることができます。
  • 内容量:250ml
  • メーカー:株式会社ビルバックジャパン

楽天で見る


サプリメント

胃腸を整える犬用サプリメントも検討してもいいかもしれません。

デンタルバイオ

※動物病院でのみ取り扱い
デンタルバイオ

  • 特徴:プロバイオティクス(口腔内善玉菌)とラクトフェリン(主に哺乳類の乳や涙、唾液などに含まれるたんぱく質の一種)を配合し、口腔内の健康維持をサポート。
  • 給餌量:朝と夜の1日2回に分けて与える。
    [体重5kg未満]1粒、[体重5kg以上20kg未満]2粒、[体重20kg以上]3粒
  • 原材料:口腔内善玉菌粉末/ラクトフェリン/酵母エキス/イソマルトオリゴ糖

公式サイトを見る


ベネバックパウダー


  • 特徴:ベネバックパウダーは歯肉を保護する善玉菌(乳酸桿菌属)を補給する事で、口内・腸内環境の健康を保ちます。口臭や口内のトラブル、医薬品の長期使用やストレスによる便のトラブルなどにお勧めします。
  • 給餌量:[体重450g~2kg]2.7g、[体重2kg~9kg]5.4g、[体重9kg以上]8.1g
  • 主成分:蔗糖/モルトデキストリン/フラクトオリゴ糖/二酸化ケイ素/乾燥乳酸桿菌属発酵物/乾燥腸球菌排泄物/乾燥植物群/乾燥乳酸桿菌属酸性群

楽天で見る

ガムやおもちゃ

歯磨きが苦手な愛犬には歯磨きガムを与えたり、ロープやタオルの おもちゃなどを噛ませて引っ張りっこをして遊んだりするなど、噛む刺激、摩擦の刺激で歯垢を落とす工夫をしましょう。

その場合、ガムやおもちゃの紐状の部分、細かいパーツなどを愛犬が誤飲しないように注意しましょう。



ベッツドクタースペック デンタルガム

※動物病院でのみ取り扱い

  • 特徴:噛むことで歯の汚れを落とすウィングエッジ構造になっているデンタルガムです。明日葉抽出物配合。適度な弾力性と大きさで長く噛めます。米、小麦、とうもろこしは不使用です。
  • ブランド:LION
  • 原材料:でん粉類(タピオカ/馬鈴薯/さつまいも)/マルチトール/豚ゼラチン/亜麻仁粉末/明日葉抽出物/グリセリン/増粘安定剤(CMC-Na)/乳化剤/香料/ビタミンB1ラウリル硫酸塩/酢酸亜鉛/環状オリゴ糖

公式サイトを見る


食後の歯みがきガム


  • 特徴:獣医師と共同開発したオーラルケアガムです。弾力性のある細かな繊維を集めてブラッシング形状にしました。ガムがブラシ状になっているから、噛むことで歯の汚れを落としていきます。歯面の汚れは、ブラッシング繊維とつぶつぶ牛皮が落とします。歯と歯のすき間や歯と歯ぐきの間の汚れは、ブラッシング繊維と大小2つのスクラブが落とします。国産ですので安心してご使用していただけます。
  • ブランド:LION
  • 原材料:牛皮/でん粉類/チキンエキス/米粉/チキンレバーパウダー/食物繊維/大豆たん白/増粘安定剤(加工でん粉、増粘多糖類)/グリセリン/微粒二酸化ケイ素/酸化防止剤(ミックストコフェロール)/亜硫酸水素Na/ピロリン酸Na/炭酸Ca/カゼインNa/着色料(銅葉緑素)/pH調整剤/ローズマリー抽出物/ポリリジン

楽天で見る
Amazonで見る


グリニーズプラス口臭ケア


  • 特徴:爽やかなフレッシュミントの香り。VOHC(米国獣医口腔衛生協議会)認定商品です。しっかり噛める弾力性と形状で高い歯みがき効果を発揮します。主原料は100%自然素材、果物類など、こだわりの素材を使用しています。
  • ブランド:グリニーズ
  • 原材料:小麦粉/小麦タンパク/ゼラチン(豚由来)/オーツ麦繊維/タンパク加水分解物/スペアミント/乾燥リンゴ/グリセリン/レシチン/ビタミン類 (A/B1/B2/B6/B12/D3/E/コリン/ナイアシン/パントテン酸/ビオチン/葉酸)/ミネラル類 (カリウム/カルシウム/クロライド/セレン/マグネシウム/マンガン/ヨウ素/リン/亜鉛/鉄/銅)/着色料(スイカ色素/ゲニパ色素/ウコン色素)

楽天で見る
Amazonで見る


犬用 おもちゃ キリン


  • 特徴:可愛らしいキリンデザインのロープトイです。遊びながらデンタルケアができるので、愛犬と楽しみながら口臭ケアができて一石二鳥です。
  • サイズ:W15×H22cm
  • 素材:綿
  • 原産国:中国

楽天で見る


【動画解説】歯ブラシの選び方

YouTubeのPETOKOTOチャンネルでは歯ブラシの選び方や注意点について獣医師の佐藤先生が解説する動画を公開しています。あわせてご覧ください。



フードの変更

食事内容を見直し、消化の良いペットフードを検討してみましょう。消化不良や腸内環境の乱れは嘔吐下痢の原因になることもあり、口臭につながります。

その場合は、獣医師の診察を受け、食事のアドバイスを受けることをおすすめします。また、PETOKOTOではオリジナルのフレッシュフード「PETOKOTO FOODS」をオススメしています。

まとめ

歯磨きをする犬
犬の口臭の原因はさまざま
普段から口臭ケアを行いましょう
ケアに悩んだら獣医師に相談を
歯ブラシとデンタルガムなど、口臭ケアをいくつか組み合わせて、愛犬の口腔内環境を整えていきましょう。ひどい場合は歯石除去が必要な場合もありますので、気になることがあれば獣医さんに相談することをオススメします。早めの気付き・ケアが愛犬の歯や身体を守ることになります。愛犬に合った口臭ケアでお互いに快適に暮らしましょう!

【動画解説】犬の歯石取り・無麻酔はNG!

YouTubeのPETOKOTOチャンネルでは、獣医師の佐藤先生が犬の歯石取りについて解説した動画を公開しています。あわせてご覧ください。



PETOKOTOチャンネルを見る