譲渡会が開催できない保護犬猫の架け橋に「#オンラインお結び会」スタート

譲渡会が開催できない保護犬猫の架け橋に「#オンラインお結び会」スタート

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新型コロナ感染拡大を受け、多くの保護団体さんが譲渡会を中止せざるを得ない状況になっています。保護犬猫マッチングサイトOMUSUBI(お結び)のアンケート調査では、約9割の保護団体さんが譲渡機会の減少を危惧されていました。OMUSUBIでは保護団体や犬猫のサポートをするため、まずオンライン上で出会いの機会を創出する「オンラインお結び会」をスタートしました。

「オンラインお結び会」とは

オンラインお結び会のイメージ画像

#オンラインお結び会」は、家族を待っている保護犬・保護猫の情報をOMUSUBIの公式Instagramアカウントにて発信するプロジェクトです。

SNSの拡散力と犬猫たちの個性を伝える工夫を合わせることで、オンライン上での譲渡機会の創出を促進していきます。

また、外出自粛の影響でペットを迎える方が増加している傾向を鑑み、安易なお迎えを防ぐための情報発信も実行しています。

プロジェクト実施の背景

新型コロナウイルスの影響を受けているのは人間だけではありません。OMUSUBIに登録している保護団体さんを対象に影響調査アンケートを実施したところ、約9割が「新型コロナの影響を受けている」と回答されました。

新型コロナに伴う保護活動への影響調査グラフ

その影響項目として「譲渡会中止による譲渡機会の減少」が最も多い結果となりました(4/10時点で回答30件。現在も継続しております)。

新型コロナに伴う保護活動への影響調査グラフ
一方で、OMUSUBIに掲載されている保護犬猫への応募数は、新型コロナ感染拡大前の2020年1月比+55%と大幅に増加しています。外出自粛により自宅で過ごす時間が増えたことで、ペットを迎えることを検討する方が増えていると言えます。

感染拡大の影響で今後は保護団体側の資金、人手不足も大きく懸念されます。OMUSUBIとしてはこの難局を新しいサポート方法の創出の良い機会と捉え、オンラインお結び会を含め、「理想的な迎え方」を提案する施策を打っていく予定です。

「オンラインお結び会」の実施状況について

オンラインお結び会では犬猫たちの魅力を伝える発信を意識し、掲載しています。すでにオンラインお結び会をきっかけに新しい家族も見つかりました。そもそも保護犬猫は「かわいそう」とネガティブな印象を持たれがちです。

しかしOMUSUBIでは犬猫たちの過去やハンデは個性的な魅力であると考えています。募集情報のデザインは多様性をイメージしそれぞれのカラーを意識しています。

オンラインお結び会のイメージ画像

今回掲載した団体さんからのコメントも紹介します。

参加している保護団体さんの声

現在新型コロナの影響で譲渡会を中止されている団体さまがほとんどだと思います。当団体もそのうちの一つです。

私たちの施設では保健所やセンター、飼い主さま他界からの引き取りが大半を占めています。

世間が大変なときであっても、困っている動物たちの保護依頼は後を絶ちません。その子たちに手を伸ばすためにも、譲渡活動は大切だと考えています。

今回 #オンラインお結び会 に募集情報を掲載したところ、すでに猫ちゃん3匹に素敵なご縁につなげることができました。

さらにSNSで投稿をご覧になられた方から応援のメッセージも頂き、活動の励みとなっています。

今この状況下で自分に何ができるかを考え活動してまいります。
OMUSUBIさま、可能性を広げてくださりありがとうございます。

一般社団法人 Reef Knot
代表 飛田 俊

OMUSUBI(お結び)とは?

保護犬猫マッチングサイトOMUSUBI(お結び)

OMUSUBIは保護犬猫と迎えたい人を結ぶマッチングサイトです。現在、日本では年間3.8万匹の犬猫が殺処分されています(※)。OMUSUBIはより多くの犬猫と「一生の家族」を結び、課題解決を目指しています。


2020年3月時点で会員数は1万3000人を突破し、審査を通過し登録している保護団体さんが全国に約130。審査制マッチングサイトとしては日本一の規模に成長しています(※当社調べ)。飼育放棄の原因になるミスマッチを減らすため、犬や猫のプロフィールと迎えたい方の嗜好データを通して相性度を表示するデータレコメンド機能を提供しています。

※環境省「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況(平成30年度)」