
えっこんなに!? 猫をしつける飼い主は8割に及ぶことが判明
犬と比べてどうしても気まぐれなイメージが浮かぶ猫。「しつけ」といっても、何をするか思いつかない方も多いのではないでしょうか。アイペット損害保険が行った調査によると、猫の飼い主のうち、「しつけたことがある」と回答した人が約80%いることが判明しました。
飼い始めの悩み1位は「しつけ」に関すること
今回、アイペット損害保険株式会社は20代以上の猫の飼い主561名を対象に、飼育に関する調査を実施。調査結果からは、猫のしつけ方法の実態が浮かび上がってきました。
猫を迎え入れる際、一番初めに購入するグッズは「フード・おやつ」が1位。一方で、飼い始めの悩みとして「フード・おやつ(15.3%)」を選んだ飼い主は「しつけ(44.4%)」よりも28.9%も少ないことが分かりました。猫は犬に比べてお座りや伏せなどのしつけをする習慣がないので、しつけに関する悩みを抱えている方が多いのかもしれません。
また、その他と回答した方の中には「抜け毛」や「夜泣き」「ペット保険」という回答もありました。
猫のしつけを経験した飼い主は78.4%
飼い始めの悩み1位である「しつけ」ですが、実際に「猫をしつけたことがありますか」という質問に対して、「ある」と回答した方は78.4%。「ない」と回答した方に大きく差をつける結果となりました。
猫のしつけは一般的に難しいと言われていますが、「ある」と回答した方は、猫に対してどのような項目をしつけているのでしょうか。
猫のしつけ内容1位はやっぱりアレ

次に「しつけの内容」について調査したところ、「猫にトイレのしつけをしたことがある」という回答が1位となりました。正しい場所でトイレさせる習慣をつけさせることは、ほとんどの飼い主が行っているのではないでしょうか。
以下、「爪とぎ」「人間の食べ物の盗み食い」と続いており、その他は「配線の甘噛み」と、猫ならではのしつけ内容が挙げられています。
では、多くの猫の飼い主はどのようにトイレのしつけを行うのでしょうか。

トイレの仕方をしつけるときの調査では、「おこる」という回答が54.7%で1位となりました。しかし、トイレ以外の場所で排泄をしてしまった時、「おこる」や「大きな音を出す」などで猫に驚きを与えてしまうと、猫はトイレ以外の場所で排泄をしたことに対してではなく、排泄の行為自体に怒られていると感じてしまいます。
そのようにしつけてしまうと、猫は排泄行為自体をしなくなってしまい、膀胱炎などの病気にかかる確率が上がってしまうのです。猫をしつける際、飼い主は怒るのではなく、正しい場所にトイレをしたときに褒めるなどして覚えさせるといいかもしれませんね。
今回の詳しい調査結果はこちらからご覧になれます。