【大分県】県と市が共同で動物愛護施設を建設 保護&譲渡の推進を目的として2018年度に完成予定

大分県と大分市は、新たな動物愛護施設の建設を共同で行うことで合意しました。2018年度の完成を目指しており、最大で犬60匹、猫100匹を収容できる保護棟のほか、治療・トリミングができる設備も作られる予定です。同施設は動物の保護・譲渡の促進を目的として建設され、殺処分が必要な際は引き続き大分県動物管理所(大分市)で行われます。

大分県の広瀬勝貞知事は8月22日に行われた定例会見で、「動物愛護拠点施設建設事業ですが、本日午前中に行った大分市長との会談でも合意し、いよいよやろうということになりました」と述べ、佐藤樹一郎市長と、県と市が共同で建設することで合意したと報告しました。

高知 動物愛護センター

収容力を増やすことで殺処分数を減らす

新たな施設は大分市にある九州乳業本社のレジャー施設「みどりマザーランド」の一部を購入し、建設する予定です。施設建設に十分な土地が確保できることと、保護や譲渡の際のアクセスの良さを考慮して決定されました。着工は2017年度で、建設費の10億円など掛かる費用は県と市で折半する予定です。

総敷地面積は約2万平方メートルで、延べ床面積約1000平方メートルの保護棟や事務処理を行う管理棟、ドッグランも併設される予定です。また、災害時などには市民の避難所としても機能できるよう設備し、ペットの同行避難も想定しています。

現在は県の動物管理所で保護・譲渡・殺処分が行われており、2015年度の殺処分数は2500匹(うち猫が2000匹強)を超えています。2014年度の犬・猫の殺処分数は2654匹で、全国ワースト18位となっています。大分県生活環境部食品安全・衛生課の担当者は、「老朽化などから動物管理所で1匹1匹に対応することは難しく、新たな施設では保護や譲渡先探しを進めるほか、収容力を増やすことで殺処分までの日数を増やし、殺処分数を減らしたい」とコメントしました。