コルクが私にとって初めての"保護犬"だった

コルクが私にとって初めての"保護犬"だった

いまだ深刻と言われている日本の保護犬・保護猫の状況。去年の6月、オフィスに保護犬のコルクが来てから、保護犬に関する意識がガラリと変わったお話をします。

コルクが私にとって初めての保護犬だった

社員犬コルク
ちょっと気だるそうな目線がいいんですよね

オフィスに小さなコーギー「コルク」がやってきたのは2016年の6月。社長が「譲渡会で出会ったあの子のことが忘れられないんだよね……」と話しているのをずっと聞いていたので、「ついに来るんだ!」というわくわくした気持ちでいっぱいでした。

ところで、「保護犬」ってどんなイメージを持っていますか? やっぱり「かわいそう」という感情が強いでしょうか。私は15年前からブリーダーさんから譲ってもらった犬を1匹飼っているのですが、犬の飼い主でありながら、この仕事を始めるまで「保護犬=かわいそう」「保護犬=慈善活動をされている方が飼う犬」というイメージを強く持っていました。里親募集の情報の中には「あと◯日で処分されます!」というキャッチコピーが付けられたものもあり、動物愛護センターの現状などがインターネットやテレビで報じられると、私の家族も「かわいそう、見たくない」と言って情報を遮断してしまっていました。

社員犬コルク
来たばかりの頃はカバンにすっぽり収まるぐらい小さかったのです

保護犬は自分にとって遠い存在のように感じていたので、コルクに初めて会ったときはとても驚きました。今となっては恥ずかしい話ですが、「ペットショップにいる子と何も変わらない」と思ったのです。正直なところ、それまで「保護犬って何か問題があるから収容されているんでしょ?」とさえ思っていました。

コルクは、ペットショップで売られるためのオークションで、内股気味だからという理由で捨てられてしまった犬です。健康状態や性格にはまったく問題がありませんし、問題とされた「内股気味」というのも何の話かわからないレベルです(獣医の先生から何も問題がないとお墨付きを頂いています)。コルクを見て初めて、「ペットショップで売られている犬とほとんど変わらないのに捨てられちゃうことがあるんだ」とがくぜんとしました(もちろん保護犬にはそれぞれ保護された理由があるので、コルクの話は一例にすぎません)。

社員犬コルク
まだ肉球がピンク。これからどんどん大きくなってね

とにかくコルクがかわいくて、家族にコルクの写真を見せる日々が続いたある日、母がふと「もし、もう1匹犬を飼いたいと思うようになったら、保護犬を引き取ろうかと思っている」と言ったことに驚きました。保護犬からあんなに目を背けていたのに……と。きっと「かわいそう」という感情に突き動かされたからではなくて、「ペットショップにいる犬と変わらない」ということが分かって、「保護犬から飼うことを考えない理由がない」となったんだと思うんです。

いまだ深刻と言われている日本の保護犬保護猫の状況を目にするたび、「かわいそう」で人の行動を動かすことの難しさを感じています。「うちの犬、前は保護犬だったんだけど今はそんなこと関係ない! すごくかわいいよ!」と言えることが、そしてそれを聞いて「よっしゃ飼ってみよう!」と思う人が増えることが、保護犬が少なくなる近道なのかなと個人的に思っています。

ペトことを運営するシロップは「保護犬保護猫からペットを飼う文化をつくる」という目標を掲げ、昨年末に保護犬保護猫と飼いたい人のマッチングサービス「OMUSUBI」(お結び)を始めています。もしかしたら皆さんのことを待っている運命の子がいるかもしれません。ぜひ、のぞいてみてください!

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