
多摩動物公園でチーターの赤ちゃん3頭誕生 危急種の繁殖プログラムで成果
多摩動物公園(東京都日野市)で2月5日、繁殖を目的とした動物園間の賃借契約「ブリーディングローン」で来園した2頭から、チーターの赤ちゃん3頭(オス2頭、メス1頭)が誕生しました。3頭とも順調に成長しており、同園は親子の体調管理に配慮しながら様子を見守っています。公開日や名前は未定です。

チーターは現在、世界中に約7000頭いるとされ、個体数の減少が危惧されています。自然保護に関する世界最大のネットワーク「国際自然保護連合」(IUCN)は、レッドリスト(絶滅のおそれのある野生生物のリスト)において「絶滅の危険が増大している種」(絶滅危惧2類)と評価しています。
3頭の両親はブリーディングローンで2014年に群馬サファリパークから来園したメスの「シュパーブ」と2016年に富士サファリパークから来園したオスの「ムツ」で、同園は「今回はその成果による繁殖」としています。