クリスマスイブに発見された捨て犬 英国で捨て犬が深刻化

クリスマスイブに発見された捨て犬 英国で捨て犬が深刻化

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クリスマスイブの夜、1匹のシーズーが保護されたと、スコットランドのタブロイド紙「Daily Record」が報じています。RSPCA(英国動物虐待防止協会)が顔や毛などを綺麗にしてあげ、現在は動物センターで保護されています。


Daily Record」によると、雨が降るイングランド南西部のデヴォン州にある港湾都市プリマスで発見されたとのことです。何も見えないくらいに毛が伸びていて、ボサボサなひどい状態で、目を開けることすらできていなかったようです。

捨て犬

RSPCA(英国動物虐待防止協会)が顔や毛などを綺麗にしてあげ、現在は動物センターで保護されています。

捨て犬

RSPCAの担当職員であるサラ・モリスさんは、 「10ポイント中3.5ポイントの体の状態であったので、獣医師に診てもらいました。彼はすごく痩せていました。クリスマスイブに彼を捨てたことは許せません。プディングはすごく怖かっただろうし、お腹も空いていたと思います。」 と言っています。

最後に

今回の記事にもあるように、犬が捨てられ、保護施設が引き取る数はまだまだ多いです。動物愛護先進国のイギリスでは、年間で約10万頭の犬が保護されていますが、ほとんどの子は飼い主が見つかります。しかし、約7000匹は病気を持っていたり、性格が矯正できない等で安楽死させられてしまいます。
対する日本はと言えば、殺処分の数自体は減ってきてはいますが、まだ年約15万匹もの尊い命が殺処分によって失われています。これは平均毎日700匹ほどが殺されている現状があります。スコットランドのマイクロチップが義務化されたニュースがありましたが、飼い主が責任を持って飼い、容易に捨てられない環境を整備することは必要かもしれません。