猫の暑さ対策13選 クールマットや大理石など夏前に揃えたいグッズまとめ


夏が近付くと猫の飼い主さんが気になってくるのが愛猫の暑さ対策。暑い季節は人の熱中症のニュースが話題になりますが、猫も同じで熱中症は命取りにもなりかねないものです。暑さ対策のグッズもさまざま売られていますので、気温が上がってくる前に対策を考えて、万全の準備をして夏を迎えましょう!

猫にとっての「暑さ」って?

暑いのに対策を取っていないと熱中症になってしまう。そして、熱中症は命取りになりかねない……。ここまでは人も猫も同じなのですが、それでもやはり違う動物ですから暑さの感じ方やその調節法が人と猫では大きく異なります。

猫の体感温度は、人間よりも高い!

猫は人と比べて体の熱を逃すのが苦手です。平熱も人間よりも少し高く、37度台~39度台。そして、体感温度も人間より若干高いといわれています。人間が「寒い」と思っていたら猫は「涼しい」、「暖かい」と思っていたら「暑い」と思っている可能性があるのです。

猫は体温調節が苦手

猫は寒いときや暑いときに体温調節をして体温を一定に保ちます。寒いときは筋肉を収縮させて熱を発生させる「シバリング」(身震い)を、暑いときには呼吸器の粘膜から熱を放出させる「パンティング」(あえぎ呼吸)を行います。しかし、これらの体温調節にも限界があります。猫は汗腺をほとんど持っていないため人のように汗での体温調節ができず、特に暑いときの体温調節は猫のほうが人間よりも劣っています。

人が全身の毛穴から汗を出して体温を下げているところを猫はパンティングによる呼吸だけでカバーしていると考えると、その大変さは想像に難くないですよね。

暑さに強い猫と弱い猫

暑さに強いとはいえない猫ですが、一言で「猫」と言っても実際はさまざまな種類がいますから、暑さに強い種類がいれば弱い種類もいます。一般的に暑い地域出身の猫は比較的暑さに強く、反対に寒い地域出身の猫は弱いともいわれていますが、猫があまり暑さに強くないことに変わりはありません。どんな猫を飼っている(または飼う)場合でも、夏の暑さへの対策は必須です。しっかり対策するようにしましょう。

猫の暑さ対策(お部屋の環境編)

まずは夏の暑さを乗り越えるためにできるお部屋の対策アイデアからです。手軽に取り入れられるものばかりなので、住環境や飼っている猫との相性を見ながら活用してみてください。

まずは「空気」対策から

部屋で猫が快適に過ごすために一番大切な要素ともいえるのが、部屋全体の気温を左右する「空気」です。暑さ対策をするなら、まずはここから!

エアコン

エアコンは部屋の空気を一番効率よく調整してくれます。温度や風量だけでなく除湿の設定もできるので、夏の暑さに対しては一番根本的な解決になるでしょう。電気代が気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、最近のエアコンは温度の自動調整が優れています。暑くなったらオンにして冷えたらオフにするより、一定の温度を保ってオンにしていたほうが電気代は安くすむようです。ただ、温度の下げ過ぎや風量には気を付けましょう。人と同じようにエアコンが苦手な猫もいるので、愛猫の様子を見て配慮してあげてください。

部屋を解放する

猫は快適な場所を探すのが得意です。猫が自由に行き来できるようにそれぞれの部屋のドアを開けておけば、自分でより涼しい場所を見つけてくれます。お風呂場や玄関などの場所は涼しい傾向がありますが、お風呂場は猫が間違って溺れてしまわないように、必ず湯船の水を抜いたうえで蓋をするようにしましょう。玄関も開いた際に逃げ出してしまうかもしれません。家の中を自由にさせるときは、猫がいてOKな場所、NGな場所を明確にして、危険がないように対策をしてください。

扇風機はNG……?

人にとって夏のマストアイテムといえる扇風機ですが、猫にはそれほど向いているとはいえません。猫は汗腺が少なく体の表面にあまり水分を持たないので、風によって感じる涼しさというのは人間ほどではありません。そして風が直接当たることを好まない猫は多い上に、コードや羽が危険をおよぼす可能性もあります。

ただし扇風機は空気を循環させるサーキュレーター機能としてはとても有用です。猫が触れず、かつ風を猫の体に直接当てることのないように動かせるのなら、エアコンとの併用で温度を下げすぎず、電気代も安くできます。ぜひ活用しましょう。

 

飲み水は絶対に忘れないで!

飲み水の用意も、絶対に忘れないようにしましょう。特に夏場は猫も脱水症状に陥りやすいです。水が無くなってしまうことのないように、少し多めに用意してあげるのが安心です。自動給水機などを使うのもおすすめですが、新鮮なお水をあげられるように交換する頻度には気を付けましょう。

 

猫の暑さ対策(冷却グッズ編)

猫の暑さ対策にぜひ活用してきたいのが冷却グッズ。いろいろな商品が発売されているので、上手に組み合わせて使えるといいですね。

クールマット

冷却効果のあるマットです。マットタイプなので、猫が上で寝ることができます。ただ、気に入らないと使ってくれない場合も……? 留守にして実際に設置する前にもしばらく使用して、猫が気に入るかどうか確認しておきましょう。水を含ませて使うもの、ファン付きのもの、冷感素材を使用したものなどがあります。

ジェル入りのものもありますが、猫がマット本体を引っかいて中身を出してしまう可能性があります。十分に対策を取ったうえで使うか、引っかく可能性のある子にはジェル系でない別の製品を使いましょう。

 

大理石

こちらもクールマットと同じような役目を果たしてくれます。大理石は熱伝導率が低いため冷却の効果はありあませんが、逆に熱を吸収しにくいため暑い時期にも比較的ひんやりとしています。ペット用の大理石も売られていますが、料理用ののし台などを代用する方も少なくないようです。

 

アルミシート・プレート

クールマットや大理石と同じく、猫が上に寝ることができます。ただ、クールマットや大理石と比べて体温を吸収しやすく、すぐにあたたまってしまうのが難点かもしれません。猫もそれぞれ好みがありますので、ずっとそこにいたいなら大理石、瞬間的に冷やしたいならアルミプレートと使い方が変わってくるはずです。一度試してみる価値はあり!

 

猫用の鍋

そしてなんと、猫用の鍋なんてものもあるんです。上記のクールマットやアルミシート・プレートの進化系ともいえるかもしれません。鍋のように丸い形をしていて、猫が丸まって眠るのにぴったりなグッズです。もちろん普通の鍋でも代用できますが、冷却効果のある専用の鍋を使うとよりよいでしょう。

 

ペットハウス

水・保冷剤・ファンなどで冷却してくれるペットハウスもあります。素材も、形のしっかりしたプラスチック製のものから、全体的にやわらかな布製のものまでさまざま。冷却機能を使わなければ暑くない時期にも使うことができ、便利です。

 

ペットボトル

原始的なアイデアですが、ペットボトルに水を入れて凍らせ、それを部屋に置くという方法もあります。猫が上に乗って涼んだり、結露した水を舐めたりすることができます。水は体積が大きいほど溶けにくくなるので、大きめのペットボトルを使うのがおすすめです。ただし、水を入れる際は8分目くらいまでにおさえましょう(水は凍ると膨張するので、入れすぎると凍るときに破裂する可能性があり危険です!)。

「窓周り」も、実は鍵を握ってる……?

部屋の空気を涼しくして、飲み水をちゃんとたっぷり用意して、冷却グッズも使い……。ここまできたら、ぜひ「窓周り」にも対策を取ってみましょう! 窓は太陽光や空気の通り道。実は、部屋の温度を左右する大切な存在なんです。ここにもしっかり対策を取れば、より涼しく過ごせるでしょう。

遮光カーテン

部屋の温度を上げる大きな要因の一つが太陽光です。そのため、太陽光が部屋に入るのをさえぎるだけでもある程度は部屋の温度上昇を防ぐことができます。「遮光カーテン」として販売されている遮光率の高いカーテンを選び、「部屋の暑さを抑えたいときにはカーテンを閉めてみる」というのも一つの対策になります。

 

カーテンボックス

カーテンにできがちな隙間を少なくしてくれるのが「カーテンボックス」。カーテンボックスは、カーテンレールの上に設置するボックスのことです。このボックスに沿ってカーテンを開け閉めできるので、カーテンの上側や側面にできてしまう隙間をすべて覆うことができます。遮光・遮熱両方の面で効果的です。

 

遮熱シート

遮熱シートを窓に貼り付け、窓の時点で熱をカットしてしまうのも効果的です。ただし、自分でシートの貼り付けを行うのは難しいかもしれませんので、専門の業者の方にお願いするのがおすすめです。

 

すだれ

窓の内側への対策が続いてきましたが、こちらは、窓の外への対策です。シンプルに窓の外にすだれを置き、窓に差し込む光そのものを少なくしてしまうという方法です。ここまで実践すれば、窓周りの対策はカンペキでしょう!

 

猫と安全&快適な夏を過ごすために

眠る猫
ここまで、猫のためのいろいろな暑さ対策をご紹介してきました。いかがでしたでしょうか? 猫は人間と違って言葉で自分の状況を伝えることができない生き物。そして自分の体の不調をギリギリまで隠す性質を持っています。実は、皆さんが気が付かないうちに苦しい思いをしていることもあるかもしれないのです。本格的な暑さが到来する前にばっちり対策を済ませて、猫が安全&快適に夏を乗り切れるようにしてあげましょう!

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