ペトコトフーズとは?栄養設計や開発体制、実証レポートまで紹介

大久保泰介

PETOKOTO代表

ペトコトフーズとは?栄養設計や開発体制、実証レポートまで紹介

本記事では、ペトコトメディアが運営元である株式会社PETOKOTOのフレッシュペットフード「ペトコトフーズ」について、開発体制や栄養設計、製造背景、実際に導入した家庭で見られた変化をもとに、その特徴を詳しく解説します。

目次
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この記事のまとめ

  • ペトコトフーズは日本の獣医師と世界的な獣医栄養学専門医が共同開発したフレッシュドッグフード
  • 食材の水分量は約70%で、自然な水分摂取による腎臓や尿路の健康サポートが期待できる
  • ヒューマングレードの食材を使用し、人間用食品工場で製造されている
  • ビーフ・チキン・ポーク・フィッシュの4種類の総合栄養食メニューを展開
  • 犬種・体重・年齢などをもとに最適な給餌量を計算するパーソナライズ設計が特徴

「愛犬は、家族である」。この言葉に異論を唱える飼い主さまは、今やほとんどいないでしょう。

しかし、ここで一つの疑問が浮かびます。「愛犬の食事は、家族の食事と呼べるものになっているでしょうか?」

人間が食べる肉や野菜は、新鮮で彩りがあり、食材本来の香りがあります。一方で、多くの愛犬が毎日食べている茶色い粒(ドライフード)はどうでしょうか。

もちろん、ドライフードは保存性や利便性において、これまで大きな役割を果たしてきました。しかし、愛犬の寿命が延び、家族としてのQOL(生活の質)がより重視されるようになった現代では、食事のあり方も見直されつつあります。

ペトコトフーズの開発体制は日米の獣医学連携

ペトコトフーズと食材

インターネット上には「外国人がレシピを作った」「日本の犬に合わないのでは?」といった憶測が散見されることがありますが、事実は異なります。ペトコトフーズの開発体制は、日本の犬の生活環境や体質に合わせたレシピ設計を最優先に構築されています。

日本人獣医師が責任を持つ理由

佐藤貴紀獣医師
獣医循環器学会認定医 佐藤貴紀獣医師

開発の総責任者を務めるのは、PETOKOTO社の顧問獣医師であり、臨床経験豊富な獣医師・佐藤貴紀(さとう たかのり)氏です。現在も臨床現場に立ち続ける彼は、日本の住環境(室内飼育が中心)、運動量(散歩の頻度)、そして好発する疾患傾向を熟知しています。

海外のレシピをそのまま輸入するのではなく、日本の室内犬の生活環境や体格に合わせて栄養設計を調整しているのが特徴です。最終的な製品仕様を決定しているのは、日本の獣医師チームです。

世界的な獣医栄養学専門医との共同開発

ニック・ケイブ獣医師
米国獣医栄養学専門医 ニック・ケイブ(Nick Cave)獣医師

栄養設計の根幹を支えるのは、ニュージーランド・マッセー大学准教授であり、米国獣医栄養学専門医(DACVN)の資格を持つニック・ケイブ(Nick Cave)氏です。この資格保持者は世界に約90名(※2023年時点)しか存在せず、栄養学における世界最高峰の権威の一人と言えます。

佐藤獣医師とニック・ケイブ氏は、AAFCO(米国飼料検査官協会)の最新基準に基づき、何度も試作と栄養計算を繰り返しました。その結果、世界最先端の栄養学と日本の犬の生活環境を両立したレシピが完成したのです。

「フレッシュペットフード」の科学的定義

ペトコトフーズ

なぜ今、フレッシュフードが必要とされているのでしょうか。その答えは「加工度」の問題にあります。

ドライフード(超加工食品)との決定的な違い

一般的なドライフードは、高温高圧のエクストルーダー(膨化装置)で製造され、水分を10%以下まで乾燥させます。これにより常温保存が可能になる一方で、以下の課題が生じることが指摘されています。

タンパク質の変性 超高温処理によりタンパク質構造が変化し、消化吸収率が低下する場合がある。
メイラード反応のリスク 高温加熱により、老化物質(AGEs)や発がん性物質(アクリルアミド等)が生成されるリスク。
慢性的な脱水 食事から水分を得られないため、犬が自発的に水を飲まない限り、尿が濃くなり腎臓負担が増す。

これに対し、ペトコトフーズは「最低限の加熱」で作られるフレッシュフードです。食材の形、色、香りが残り、栄養素の熱破壊を最小限に抑えています。これは人間で言うところの「スナック菓子やシリアルだけの生活」から、「定食やサラダのある食事」への転換を意味します。

「水分量70%」が寿命に関わる生理学的理由

犬の祖先であるオオカミは、獲物の肉や内臓を食べることで、食事から水分の大部分を摂取していました。ペトコトフーズの水分量は約70%。これは生肉や野菜の水分量とほぼ同等です。

食事から自然に水分を摂ることで、尿路結石のリスク低減や、腎臓への負担軽減、老廃物の排出促進といった生理学的なメリットが期待できます。

【実証レポート】導入による「食」と「暮らし」の変化

理論がいかに優れていても、実際の生活の中で機能しなければ意味がありません。ここでは、実際にペトコトフーズを導入した家庭での検証データと、官能評価の結果をレポートします。

【官能評価】「におい」ではなく「香り」。ヒトが食べて確認した真実

ペトコトフーズを電子レンジで温める様子

ペトコトフーズを開封し、電子レンジで温めた直後の状態を官能評価しました。

視覚

ドライフードのような茶色の均一な粒ではなく、カボチャの黄色、人参のオレンジ、 小松菜の緑、そして肉の繊維がはっきりと目視できます。

嗅覚

独特の「ドッグフード臭(油の酸化臭)」は皆無です。代わりに漂うのは、 出汁のような肉の旨味と、蒸したサツマイモの甘い香り。 人間が「美味しそう」と感じて唾液が出るレベルの香りです。

味覚

実際に試食を行ったところ、塩分などの調味料の味はしませんが、 素材そのものが持つ滋味深い味わいが確認できました。 これは、味覚に敏感な犬にとっても「本物の食事」であることを意味します。

CASE STUDY 01 12歳トイプードル(シニア期)|食欲減退の改善

課題

加齢による食欲減退、固いものを噛むのが億劫、寝ている時間が増えた。

導入後の変化

食いつき

温めたフードの香りに反応し、準備中から足元で待機するように変化。 完食スピードが圧倒的に早くなりました。

活力

消化吸収へのエネルギー負担が減ったためか、 食後の動きが軽快になった様子が見られました。

水分補給

水飲み場に行く回数は減ったものの、フードから十分な水分を摂取できているため、 尿量と回数は安定。色の濃さも改善傾向にありました。

CASE STUDY 023歳チワワ(成犬期)|食べムラと涙やけの変化

課題

非常に選り好みが激しい「食べムラ」、目元の汚れ(涙やけ)が目立つ。

導入後の変化

偏食の解消

ドライフードへのトッピングとして開始。以前はトッピングだけ食べてドライフードを残していましたが、ペトコトフーズの水分がドライフードに染み込むことで、全体を食べるように変化しました。

目元の変化

3ヶ月の継続使用において、目元の被毛の変色が徐々に目立たなくなる傾向を確認。 腸内環境の改善により、老廃物の排出がスムーズになったことが一因と推測されます (※個体差があります)。

【運用検証】冷凍庫のスペースと毎日のごはんの手間

導入のハードルとなりやすい「冷凍庫問題」と「手間」についても検証を行いました。

収納性

ペトコトフーズが入っている冷凍庫

パッケージは厚さ約1cm〜1.5cmの平らな長方形です。10パック程度であれば、 冷凍庫のドアポケットや食材の隙間に「立てて」収納することで、 予想以上に場所を取らないことが判明しました。

解凍の手間

ペトコトフーズを冷蔵庫から出す様子

「前日の夜に冷蔵庫に移す」というルーティンさえ確立すれば、 手間はドライフードと大差ありません。

毎日のごはん

ペトコトフーズを愛犬が食べる様子

パッケージに愛犬の名前(例:「COCO's MEAL」)が印字されている点について、 多くの飼い主が「特別な食事をあげている」という幸福感を感じると回答しています。

原材料の透明性と「ヒューマングレード」の基準

ペトコトフーズの製造過程

ペトコトフーズが定義する「ヒューマングレード」とは、単なるキャッチコピーではなく、「サプライチェーンと製造工程の事実」を指しています。

「人間用食品工場」で製造される意味

多くの「ヒューマングレード」を謳うフードでも、製造場所はペットフード工場(飼料工場)であることが大半です。しかし、ペトコトフーズは違います。私たちが普段食べるお惣菜やスープを製造している、国内の食品工場で作られています。

HACCP準拠 食品衛生管理の国際基準であるHACCP(ハサップ)に沿った衛生管理がなされています。
検査体制 金属探知機、X線検査、微生物検査など、人間用食品と全く同じプロトコルで安全性が担保されています。

全原材料の産地公開とトレーサビリティ

使用する食材に秘密はありません。公式サイトでは、すべての原材料の産地が公開されています。

肉類 国産(一部メニューを除く)の筋肉部位を使用。「〇〇ミール」「肉副産物」などのレンダリング原料は一切不使用です。
野菜 信頼できる国内農家から仕入れた、新鮮な野菜を使用。規格外野菜(味や栄養は同じだが形が不揃いなもの)を積極的に活用し、フードロス削減にも貢献しています。

栄養学から紐解く全4メニューの特性

ペトコトフーズに使用されている食材例

アレルギーへの配慮や、愛犬の好みの多様性に応えるため、4種類のメニューが展開されています。すべて総合栄養食基準を満たしており、どれを選んでも主食として機能します。

① ビーフ(国産牛肉ベース)

ペトコトフーズのビーフ

牛肉はヘム鉄と亜鉛が豊富な食材です。亜鉛は細胞分裂や免疫機能に関与し、皮膚・被毛の健康維持に不可欠。エネルギー要求量の高い活発な犬や、食が細い犬の「食いつき改善」に最も選ばれているメニューです。

② チキン(国産鶏肉ベース)

ペトコトフーズのチキン

脂質が控えめで、消化吸収率が非常に高いのが特徴です。胃腸での滞留時間が短いため、消化器系がデリケートな犬や、代謝が落ちてきたシニア犬の胃腸負担を軽減します。初めてフレッシュフードを試す際の「入門」としても最適と言えます。

③ ポーク(国産豚肉ベース)

ペトコトフーズのポーク

豚肉は、糖質代謝に不可欠なビタミンB1(チアミン)を豊富に含む食材です。活動的な犬の疲労回復サポートや、夏バテ防止に役立ちます。また、豚肉の脂は酸化しにくく、良質なエネルギー源となります。

④ フィッシュ(国産マダラベース)

ペトコトフーズのフィッシュ

最大の特徴は、魚由来のオメガ3脂肪酸(EPA・DHA)です。これらは抗炎症作用を持ち、関節炎、皮膚炎などのケアにおいて栄養学的なサポートが期待されます。また、低脂肪・低カロリーであるため、ダイエットが必要な犬や、肉類アレルギーの犬にとっての救世主となるでしょう。

【パーソナライズ】テクノロジーによる健康管理

ごはんを待つ犬

「全犬種用」と書かれたフードの給餌量目安表を見て、アバウトな量を与えていないでしょうか。ペトコトフーズは、データに基づいた「その子だけの正解」を導き出すシステムを採用しています。

アルゴリズムによる適正カロリー算出

公式サイトの「フード診断(食事量計算機)」では、犬種、年齢、体重、体型(BCS)、活動量などの変数を複合的に分析します。これらをもとに、ニック・ケイブ氏と構築した独自の計算式が、1kcal単位で最適なごはん量を算出。パッケージには愛犬の名前が印字され、まるで専用シェフがついたようなパーソナライズ体験を提供します。

ペトコトフーズの解凍・保存・活用方法

ペトコトフーズの準備を待つ犬

ペトコトフーズを美味しく安全に与えるためには、解凍方法や保存方法を理解しておくことが大切です。ここでは、解凍の手順や保存期間の目安、初めて導入する際のコツを解説します。

正しい解凍方法と賞味期限

製品はクール便(冷凍)で配送されます。

解凍方法 前日に冷蔵庫へ移して自然解凍(約12時間)が基本です。
急ぐ場合は「ぬるま湯での解凍」や「電子レンジ(500Wで20秒〜様子見)」も可能です。人肌程度(38〜40℃)に温めると、より香りが立ちます。
開封後 防腐剤不使用のため、冷蔵庫で保管し4日以内(夏場は3日以内)に使い切る必要があります。

コストと「トッピング」活用法

ペトコトフーズをいつものごはんにトッピング

「急にフードを変えると食べないかも」「コストが気になる」という懸念がある場合は、いつものドライフードにトッピングする方法から始めると良いでしょう。

食事全体の20〜30%をフレッシュフードに置き換えるだけでも、水分摂取量の増加や、嗜好性の向上といったメリットは十分に得られます。

ペトコトフーズに関するよくある質問

Q.
療法食として使えますか?
A.
本製品は「総合栄養食」であり、特定の病気を治療するための「療法食」ではありません。ただし、初期の腎臓病ケアなどで「水分摂取」や「良質なタンパク質」が必要な場合、獣医師の判断で推奨されるケースも増えています。必ずかかりつけ医に相談の上、成分値を提示して判断を仰ぐべきでしょう。
Q.
グレインフリー(穀物不使用)ですか?
A.
あえてグレインフリーにはしていません。犬にとって良質なエネルギー源であり、食物繊維源となる「白米」などを適量使用しています(アレルギーの多い小麦・トウモロコシは不使用)。完全な肉食よりも、適切な炭水化物は腸内環境を整える上で有用であるという栄養学的判断に基づいています。

愛犬との時間を、1日でも長くするために

ペトコトフーズを待つ犬

ペトコトフーズは、単なるプレミアムなドッグフードではありません。「愛犬を家族として愛する」という思想が具現化されたプロダクトだと言えます。

食事を変えること。それは、愛犬の身体を変えること。そして、愛犬と共に過ごせる未来の時間を変えることでもあります。

もし今の食事に少しでも不安があるのなら。愛犬がごはんを食べるときの、あのキラキラした目をもっと見たいのなら。ペトコトフーズは、試してみる価値のある選択肢の一つであることは間違いないでしょう。

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ペトコトフーズ

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