愛猫は掃除機が好きor嫌い? 怖がる理由とストレス軽減のためにできること

愛猫は掃除機が好きor嫌い? 怖がる理由とストレス軽減のためにできること

掃除機は毎日の生活に必須なお掃除道具ですね。猫を飼っていればおうちを清潔に保つためにぜひ使いたいアイテムですが、逃げたり、威嚇をしたりと掃除機が苦手な猫ちゃんは多いですね。なぜ猫は掃除機が嫌いなのでしょうか? 掃除機が大っ嫌いな猫ちゃんのためにストレスを少なくする掃除機の使い方をご紹介します。

猫は掃除機が嫌い?

掃除機

掃除機が苦手な猫ちゃんは多いですが、全ての猫が掃除機を嫌いなわけではありません。掃除機を怖がらない猫もいますし、中には掃除機で吸われるのが好きな猫ちゃんもいるようです。


掃除機が嫌いな子は多い

全ての猫ちゃんが掃除機が苦手なわけではありませんが、多くの子が嫌いですね。筆者はこれまで多くの猫を保護してきましたが、観察したところ大体8割の猫は掃除機が嫌いです。「嫌い」も程度があり、「気に入らない」程度から「とても怖い」までいろいろです。

掃除機に対する「嫌い」の反応もさまざまで、
  • シャーと威嚇する
  • バシバシと本気の猫パンチを掃除機にお見舞いする
  • 逃げ惑う
  • 安全地帯から見下ろす
などの行動が見られます。

掃除機に戦いを挑んだり、高い場所から落ち着いて見下ろしている程度であれば、あまりストレスは強くないのかもしれませんが、掃除機が稼働している間中、おどおどしているようであればストレスが強いかもしれません。

全く気にしない子もいる

8割の子は掃除機が苦手ですが、まったく意に介さない子もいます。掃除機をかけても、ちろっと視線を配るだけで動こうともしない子、むしろ喜んで掃除機にじゃれてくる子もいます。

怖がるかどうかは個性

現在筆者は12匹の子猫たちを保護しており、そのうち9匹は目の開かないうちに捨てられて、筆者がミルクで育てたので育った環境は同じですが、掃除機への反応は違います。5匹は掃除機を全く怖がらず、むしろじゃれてきます。残りの4匹のうち2匹は逃げ惑う、2匹は安全地帯に避難する派です。

そして興味深いのは、兄妹は同じ反応をするということ。怖がらない5匹は兄妹ですし、逃げ惑う2匹も兄弟、避難派2匹も姉妹なのです。兄妹でも性格は異なるのですが、掃除機への反応が同じなところはとても面白いです。これは兄妹の反応につられている、もしくは真似している可能性もあります。猫はほかの猫をまねて同じような行動をとることがあるのですが、兄妹、親子間であればそれが伝わりやすいようです。

掃除機が嫌いな理由

なぜ猫は掃除機が嫌いなのでしょうか。

音が嫌い

猫

猫が掃除機を嫌いな理由は、まさにあの音です。掃除機は家電の中でも一番といっていい騒音を発しますね。大きな音が嫌いな猫にとっては突如、平穏な日常を乱す騒音にほかなりません。猫の耳は人間の3倍以上も聞こえるとされています。猫は音をある程度シャットアウト(聞き流す)できるのですが、掃除機ほどの轟音だと聞き流すのは難しいですね。

また猫は警戒心が強い、臆病な動物です。真正の肉食獣ではありますが体も小さく、ほかの肉食獣に比べると攻撃力は決して高くはありません。肉食獣ですが捕食される側になってしまう危険もあるのです。物陰に潜み、静かに暮らすことを好む動物なので、猫は聞きなれない大きな音にはパニックになったりするのですが、おうちで暮らしている猫にとって、掃除機の音は大きすぎるのです。

掃除機嫌いは治せる?

掃除機を全く気にしない子もいますが、掃除機嫌いは治せるのでしょうか。

個性によるものなので難しい

掃除機嫌いは、掃除機で何か嫌な思いをしたという原因がはっきりしている場合以外は、その子の個性であるといえるでしょう。

好きな子と嫌い子の差はほとんどの場合、性格によるものです。そのため、掃除機嫌いを治すことは難しいでしょう。掃除機嫌いを克服するよりも、猫ちゃんにストレスの少ないように掃除機を使うようにするといいですね。

掃除機を使用する際に注意したいこと

猫ちゃんがいるお宅で掃除機を使用する際に注意したいことを解説します。

猫の逃げ道を確保しておく

見下ろす猫

掃除機が苦手な猫ちゃんが、掃除機をかけている間は避難できる場所を用意しておきましょう。お部屋がいくつかあるときは、掃除機をかけたい部屋から猫を移動させてください。掃除機の音は嫌いでしょうが、同じ部屋でなければ動揺は少ないです。避難する部屋がないときは、高い場所に登れるようにしておきます。猫は高い場所にいると安心し、落ち着くことができます。

猫が避難できる場所がないのに掃除機をかけてしまうと恐怖感がより強くなり、ますます掃除機が嫌いになります。猫ちゃんが避難できる場所を確保してから掃除機を使用してくださいね。



音の小さい掃除機を使用する

普通の掃除機で音が小さいものはなかなかないのですが、ロボット掃除機は普通の掃除機に比べてずいぶん音が小さいです。ロボット掃除機に対しても威嚇する子もいますが、慣れて上に乗ってしまう子もいるようです。


掃除機を怖がらない子に協力してもらう

猫はほかの猫の様子を見て学習したり、真似たりすることがあります。実際に筆者宅でも、掃除機にじゃれる子猫兄妹を見て、掃除機をかなり恐れていた子猫兄妹の恐怖心が薄れました。じゃれるほどではありませんが、掃除機をかけても冷静に見ていられるようになったようです。

掃除機を怖がらない子の様子を見て、「あれは怖くない」と学習してくれるかもしれません。掃除機を怖がらない同居猫がいたら、その様子を見せると掃除機は怖くないと理解してくれる可能性もあります。しかし、これは確実性はないので、「掃除機は怖くないと学んでくれたらラッキー」くらいの気持ちで見守ってあげてください。

猫のストレスをなるべく少なくする掃除機のかけ方

猫の掃除機嫌いを克服するのは難しいですし、掃除機を使わないで家中を掃除するのも大変です。筆者が実践している、必要最低限だけ掃除機を使用するお掃除方法をご紹介します。

大きいごみと猫砂は掃き掃除

大きめのごみは散らかっている部分だけ掃き掃除しましょう。筆者宅では、猫たちが段ボールをかじって工作をするので、段ボールの切れ端が床によく散乱しています。そんなときはその部分だけ、ちょっとほうきで掃きます。また、猫砂のちょっとした散らばりも掃除機を出さずに、ほうきとちり取りできれいにできます。小回りが利いて、ちり取りとほうきを一緒にしておけるものが便利です。

掃除機は短時間で

猫と暮らしているとどうしてもお部屋に抜け毛が落ちてしまいますね。特に抜け毛が多い季節は掃除機をかけなければなりません。そんなときは、抜け毛やほこりが気になる部分を短時間、ささっと掃除機をかけます。家じゅうを掃除機で掃除するのではなく、掃除機を使ったほうが便利なところだけ掃除機を使用するようにすると、猫のストレスも人間側のストレスも少ないです。

主戦力はお掃除シート

筆者宅のお掃除の主戦力はお掃除シートです。最近のお掃除シートは大変優秀で、立体吸着式のものを使用すると多少の毛も取れてしまいます。シード代はかかりますが電気代はかかりませんし、猫ちゃんには全くストレスはかかりません。

しかも、掃除機では毛やほこりが舞い上がってしまうという欠点がありますが、お掃除シートだとそれもありませんね。ウエットシートでお掃除すると毛が取れて、拭き掃除もできます。おうちの床は見かけによらず汚れているときもあるので、ときどき拭き掃除をするときれい好きな猫ちゃんも過ごしやすいですね。

ドライシートはひんぱんに使用するので、掃除したシートを外して捨てたときに新しいシートを付けておくと、次に使用するときにさっと掃除できますし、シートを付ける手間が面倒くさいということも軽減できます。

猫のストレスを少なくするのがコツ

猫

猫の掃除機嫌いを克服させることは難しいですが、掃除機なしでおうちをきれいに保つのも困難ですね。猫が嫌がるからと掃除機をかけないのでは、おうちが汚れてしまいますから、人間が暮らしにくくなりますし、猫の健康にとってもかえってよくありません。ご紹介した猫にストレスの少ない掃除機の使用法を参考にお掃除していただければ嬉しいです。

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