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【獣医師監修】クリルアイランドボブテイルってどんな猫?性格・体重・寿命の特徴・迎え方

ペトコト編集部

【獣医師監修】クリルアイランドボブテイルってどんな猫?性格・体重・寿命の特徴・迎え方

クリルアイランドボブテイルという猫種を知っていますか?尻尾がまるでポンポンのように短く、とても愛らしいロシア原産の猫種です。主要な血統書登録団体であるTICAには2012年に登録された、極めて歴史が浅いクリルアイランドボブテイルの歴史や性格、特徴について紹介します。

目次
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クリルアイランドボブテイルの基礎知識

クリルアイランドボブテイルは英語で「Kurilian Bobtail」と表記します。

ボブテイル(Bobtail)とは、「短い尻尾」という意味です。「ボブテイル」という言葉が入った猫種には、他に「ジャパニーズボブテイル」がいます。

クリル列島(千島列島)原産で、ポンポンのように短い尻尾を持つことからこの名前が付けられました。

「クリル・アイランド・ボブテイル」と「クリリアン・ボブテイル」の二つの呼び方がありますが、本稿では統一して「クリルアイランドボブテイル」と表記します。

クリルアイランドボブテイルの歴史

クリルアイランドボブテイルはサハリン(樺太)を含むクリル列島(千島列島)原産の猫です。

詳しい起源はまだ分かっていませんが、少なくともクリル列島には200年以上前から生息していたという記録が残っています。

クリルアイランドボブテイルは狩猟本能が高いことから、ロシアではネズミ捕りとして活躍していたそうです。主要な猫の血統書登録団体の一つであるTICAには2012年に登録された、極めて歴史の浅い猫種です。

クリルアイランドボブテイルの性格

クリルアイランドボブテイルはとても愛情深い性格をしていて、飼い主さんと一緒に寝たり、膝の上に乗ったりするのが大好きです。

社交性が高いので、小さな子どもとも一緒に遊ぶことができます。個体差はありますが頭がとてもよいので、していけなことは「ダメ!」と教えてあげれば、すぐに理解してくれます。

クリルアイランドボブテイルの特徴

クリルアイランドボブテイルの最大の特徴は尻尾にあり、ポンポンのように短く、少しねじれています。

同じ尻尾を持つクリルアイランドボブテイルを2匹見付けることは極めて難しいとされているほど、それぞれが個性的な尻尾を持っています。

クリルアイランドボブテイルの平均寿命や体重

クリルアイランドボブテイルの平均寿命は12〜15歳といわれており、一般的な猫の平均寿命が15歳前後なので平均的といえます。

クリルアイランドボブテイルの平均体重はメスが3kg〜6kg、オスが4kg〜8kgです。

クリルアイランドボブテイルの毛色

クリルアイランドボブテイルの毛色のバリエーションは豊富です。

レッド&ホワイト

レッドとは、赤みを帯びた褐色を指します。
クリルアイランドボブテイル
Photo by mici_di_lulu_cats さん Thanks!

ブラウンタビー

タビーとは縞模様、ブロッチ(不規則な斑点)模様、スポット(斑点)模様の総称のことをいいます。
クリルアイランドボブテイル
Photo by mici_di_lulu_cats さん Thanks!

レッドマッカレルタビー&ホワイト

マッカレル(mackerel)とは「鯖」という意味で、全身に細い縞模様が入った柄のことです。
クリルアイランドボブテイル
Photo by mici_di_lulu_catsさん Thanks!

キャリコ

キャリコ(calico)とは、「赤系」「白」「第三の色」という3色のパターンを持った猫の柄のことを指します。
クリルアイランドボブテイル
Photo by mici_di_lulu_catsさん Thanks!

クリルアイランドボブテイルがかかりやすい病気

クリルアイランドボブテイルは先天的な理由により病気になりにくいといわれていますが、猫種に限らず猫は腎臓病になりやすい体質を持っています。

猫は病気を隠す習性があり、飼い主が気付いた時には手遅れだったというケースが少なくありません。定期健診は怠らないようにしてください。

肥大型心筋症

猫の心筋症とは、心臓の筋肉に異常が起こることによって心臓が正常に機能しなくなってしまう病気です。詳しくは、以下の関連記事を御覧ください。

泌尿器疾患

おしっこの病気が猫に一番多い病気です。多飲多尿でないか、尿の回数は少なくなっていないかなど、こまめにチェックしてあげてください。

クリルアイランドボブテイルの迎え方

クリルアイランドボブテイルの迎え方はさまざまです。猫を迎える際にぜひ参考にしてみてください。

保護猫から迎える

保護犬猫マッチングサイトのOMUSUBI

保護され、里親を探している猫は雑種だけでなく、血統書のある猫も多くいます。PETOKOTO代表・大久保の愛犬コルクも、もともと足が内股という理由でペットショップの競り市で捨てられていた元保護犬でした。

ペトコトの姉妹サイトである保護犬・保護猫マッチングサイト「ペトコトお結び(OMUSUBI)」も、ぜひ覗いてみてください。

ブリーダーやキャッテリーから迎える

血統など気にするのであれば信頼できるブリーダーやキャッテリーから迎えるという方法もあります。

実際に猫が生まれた場所へ見学に行くことで育った環境を実際に知ることができ、育てる上でのアドバイスを聞くこともできます。

ペットショップから迎える

ペットショップでは血統書付きのクリルアイランドボブテイルを見つけることができます。

クリルアイランドボブテイルを迎える前に理解を!

尻尾がポンポンのようなクリルアイランドボブテイルはとてもかわいらしいですよね。

「犬は人につき、猫は家につく」と言われていますが、猫も飼い主さんと一緒にいることが大好きです。猫を家に迎えた際は、猫が寂しい思いをしないように、たくさん遊んであげるようにしましょう。

なお、本稿は以下を参照して執筆しています。

愛犬・愛猫のもしもの時に備えていますか?

ペトコト保険

ペットも突然病気やケガをすることがあり、その際には高額な治療費がかかることがあります。そんな時に役立つ保険の一例が、ペトコト保険です。

ペトコト保険は、ペトコトお結び(OMUSUBI)の運営や登録保護団体への寄付・支援にも活用されており、保護犬・保護猫の未来を守る取り組みにもつながっています。

大切な家族のために、どんな選択肢があるのか知っておくことも重要です。
まずは、公式サイトで詳細をチェックしてみませんか?

飼い主の“もしも”に備えて。ペットの未来を考える選択肢

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