【獣医師監修】シャルトリューってどんな猫?性格・体重・寿命の特徴・迎え方
シャルトリューはロシアンブルーやコラットと並んで「ブルー御三家」としても有名な猫種です。シャルトリューは別名「フランスの宝」「生きたフランスの記念碑」と呼ばれ、古くからフランスの人々に愛されてきました。今回は同じブルー御三家の猫であるロシアンブルーやコラットとシャルトリューとの違いや歴史について紹介します。
シャルトリューとは
シャルトリューは英語で「Chartreux」と表記します。諸説ありますがフランスにあるキリスト教の一派であるシャルトリューズ修道院で飼われていた猫がシャルトリューの祖先にあたるため、この名前が付けられたといわれています。
シャルトリューの歴史
シャルトリューの起源について記されている書物はないため詳しいことは分かっていません。16世紀には既にシャルトリューが存在していたことがフランスの古い書物に記されています。1880年頃にはシャルトリューはフランスを代表とする猫として、フランスの人々に愛されていたことを示す文献がフランスには残っています。
第二次世界大戦後、シャルトリューの数は激減したため、絶滅の危機に瀕していました。しかしシャルトリューはフランスのブリーダーたちの手によりブリティッシュショートヘアーやペルシャ猫との交配が行われてきたため、絶滅の危機を逃れることができました。
シャルトリューの性格
シャルトリューは、頭が良くて、元気いっぱいの性格をしています。大昔に、フランスの自然中でハンターとして生きていた頃の名残なのか、高い所に登って周りを見渡すことを好みます。鳴き声は小鳥のようにとても小さいです。そのため、マンション飼いにも適しています。
シャルトリューの特徴
シャルトリューは、「少し原始的な体つき」とさえいわれる、筋肉質でかなりたくましい体つきが特徴です。別名「ほほ笑みの猫」という愛称で親しまれている、シャルトリューの常にほほ笑んでいるように見える少し上がった口元も魅力の一つです。シャルトリューの体格
シャルトリューは筋肉質でどっしりとした体つきをしています。似ているとされる、ロシアンブルーはほっそりとしていてスリムな体つきをしています。コラットは一般的な猫に比べると少し小柄です。シャルトリューの目の色
シャルトリューの目はオレンジ、ゴールド、赤みがかったようなオレンジ色のようなカッパー色のいずれかの色をしています。ロシアンブルーはエメラルドグリーンの目の色をしています。コラットはペリドットクリーンと呼ばれる、薄い緑色の目をしています。
シャルトリューの耳の形
左からシャルトリュー、ロシアンブルー、コラット
シャルトリューの平均寿命や体重
シャルトリューの平均寿命は12歳〜15歳といわれており、一般的な猫の平均寿命が15歳前後なので平均的といえるでしょう。シャルトリューの平均体重はメスが2.5kg〜4kg、オスが4kg〜6.5kgです。
シャルトリューの毛色
シャルトリューの毛色はブルーのみです。猫の毛色をブルーと呼ぶ時は、基本的にグレー(灰色)を指します。
シャルトリューのかかりやすい病気
シャルトリューは多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)にかかりやすいといわれています。完治することは難しいものの、早期に発見することで症状を和らげることができます。猫は病気を隠す習性があり、飼い主が気付いた時には手遅れだったというケースが少なくありません。定期健診は怠らないようにしてください。
多発性嚢胞腎
両方の腎臓の中に水のたまった袋の嚢胞(のうほう)が出来てしまい、腎臓の働きを弱めてしまう病気です。この病気はペルシャ猫やペルシャ猫と血縁関係のある猫に多くみられます。肥大型心筋症
猫の心筋症とは、心臓の筋肉に異常が起こることによって心臓が正常に機能しなくなってしまう病気です。詳しくは、以下の関連記事を御覧ください。泌尿器疾患
おしっこの病気が猫に一番多い病気です。多飲多尿でないか、尿の回数は少なくなっていないかなど、こまめにチェックしてあげてください。シャルトリューのキャットフード
1. 総合栄養食を適量与える
総合栄養食を食べていても与える量が少なければ痩せてしまいますし、多ければ太ってしまいます。パッケージに書かれた食事量は目安ですので、ボディ・コンディション・スコアで「3」の「理想体型」を維持できる量を与えるようにしてください。
※参照:「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」(環境省)
2. 添加物の少ない新鮮なごはんを選ぶ
実際に、市販のドライフードを製造する工程の1つである高温加熱処理が、タンパク質の品質劣化を招き、熱に弱いビタミンを破壊し、さらには発がん性物質を生成してしまうことが、研究により判明しています。
そこで生まれたのが素材本来の旨味や香りが楽しめ、余計な添加物も入っていない「フレッシュフード」と呼ばれる新鮮なごはんです。ペトコトフーズもその一つで、子猫からシニア猫(老猫)まで毎日のごはんにすることができます。もちろん総合栄養食で、主食としてもOKですし、トッピングとしてもご利用いただけます。
また、水分量が70%ほどあるので、尿の活性化で腎臓病予防としても機能します。実際に従来のドライタイプのキャットフードよりも、水分がより多く含まれたフレッシュフード等を食べている猫の方が尿路結石になるリスクが約50%下がることが研究により明らかになっています。新鮮で美味しく、健康なごはんを選ぶことが長生きできる秘訣です。
ペトコトフーズの公式HPを見る
シャルトリューの迎え方
シャルトリューの迎え方はさまざまです。家にシャルトリューを迎える場合はぜひ参考にしてみてください。保護猫から迎える
保護され、里親を探している猫は雑種だけでなく、純血の猫も多くいます。PETOKOTO代表・大久保の愛犬コルクも、もともと足が内股という理由でペットショップの競り市で捨てられていた元保護犬でした。
ペトコトの姉妹サイトである保護犬・保護猫マッチングサイト「OMUSUBI(お結び)」も、ぜひ覗いてみてください。
OMUSUBIで保護犬猫を探す
ブリーダーから迎える
血統など気にするのであれば信頼できるブリーダーから迎えるという方法もあります。実際にブリーダーの元へ見学に行くことで、育った環境を実際に知ることができます。また、育てる上でのアドバイスを聞くこともできます。ペットショップから迎える
ペットショップでは血統書付きのシャルトリューを見つけることができます。シャルトリューと楽しい暮らしを!
シャルトリューは鳴き声が小さいため、マンション飼いにもおすすめの猫種です。シャルトリューに限らず、猫を家に迎える場合は「可愛いから」という理由だけでなく、きちんと一生お世話をするということを再確認してから家に迎えましょう。
シャルトリューとの素敵なペットライフをお過ごしください!
獣医師相談のインスタライブ開催中!
ペトコトフーズのInstagramアカウント(@petokotofoods)では、獣医師やペット栄養管理士が出演する「食のお悩み相談会」を定期開催しています。愛猫 のごはんについて気になることがある方は、ぜひご参加ください。
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