
バーミーズってどんな猫?性格や寿命、体重などの特徴、里親の迎え方などを紹介!
バーミーズはシルクのような肌触りの毛を持つとても美しい猫です。別名「ドッグ・キャット」とも呼ばれていて、犬のように従順な性格をしています。今回は日本ではまだまだ馴染みの浅いバーミーズの歴史や性格、特徴について紹介します。
バーミーズの基礎知識

Photo by haguhugさん Thanks!
バーミーズは英語で「Burmese」と表記します。毛色が「バーミーズ」という葉巻たばこの色と非常によく似ていたため、この名前が付けられました。
バーミーズの歴史
1930年頃、アメリカ人医師のジョセフはウォン・マウと名付けた1匹の猫を友人から譲り受けて飼っていました。ウォン・マウはくるみのような色のポイントカラーの毛と、短い鼻、真ん丸な目という特徴を持っていました。シャム猫よりもしっかりとした骨を持っていたものの、その容姿はシャム猫にとても似ていたので多くのブリーダーが「ウォン・マウは少し毛の色が濃いシャム猫なのでは?」と考えました。
しかしジョセフはそれを否定し、1932年にウォン・マウとシールポイントの毛を持つシャム猫と掛け合わせました。すると、子どもの毛色はシャム猫のようにポイントカラーを持つパターンと、ウォン・マウのようにくるみ色の毛のポイントカラー持つパターンの2パターンに分かれました。
ウォン・マウの子どもたちが成長すると、ジョセフはウォン・マウとウォン・マウのようなくるみ色のポイントカラーを持つ猫を掛け合わせました。すると、子どもの毛色はシャム猫のようなポイントカラーの子、ウォン・マウのようなくるみ色のポイントカラーの子(後のトンキニーズ)、全身がくるみ色の子の3パターンに分かれました。
全身がくるみ色の子はブリーダーたちにより、新たな猫種「バーミーズ」として確立されました。1960年頃にはアメリカンバーミーズやヨーロピアンバーミーズといったさまざまな種類のバーミーズが誕生するほどに人気の猫種の一つとなりました。
バーミーズの性格
バーミーズは非常に優しくて、飼い主さんの膝に座ることが大好きな甘えん坊の性格をしています。寛容な性格をしているので、家の中に小さな子どもがいたら一緒に遊んでくれます。バーミーズの特徴
バーミーズはスリムに見えますが、筋肉質で骨太なので見た目とは裏腹にかなりがっちりとした体つきをしています。美しいゴールドの目やサテン生地のような肌触りの毛もバーミーズの魅力です。声は優しく、甘い声で飼い主さんにたくさん話しかけてくれます。そんな時は、返事をしてあげるとバーミーズも喜びます。
アメリカンバーミーズとヨーロピアンバーミーズの違いってなに?
アメリカンバーミーズは丸い頭と幅広で短い鼻を持っていて体つきは筋肉質なのに対して、ヨーロピアンバーミーズはシャープな頭と丸みを持った鼻を持っています。また、アメリカンバーミーズよりもがっちりとした体つきをしています。バーミーズの平均寿命や体重
バーミーズの平均寿命は12歳〜14歳といわれており、一般的な猫の平均寿命が15歳前後なので少し短めです。平均体重はメスが3kg〜4.5kg、オスが4kg〜6kgです。
バーミーズの毛色
バーミーズの毛色はシンガプーラのようなセーブルからロシアンブルーのようなブルーまでさまざまです。バーミーズがかかりやすい病気
バーミーズが先天的な理由によりかかりやすい病気は特にありません。しかし猫は腎臓病になりやすい体質を持っています。煮干しや海苔などのミネラルやマグネシウムが豊富な食材はあげることは控えましょう。
猫は病気を隠す習性があり、飼い主が気付いた時には手遅れだったというケースが少なくありません。定期健診は怠らないようにしてください。
バーミーズの食事

猫の食べ物は「エサ」と呼ばれていた時代から、家族の「ごはん」と呼ぶ時代へ変わりました。私たちと同じように、猫も栄養バランスの良いごはんを食べることで健康を維持することができます。ごはん選びをする際は、以下の2点を気を付けていただくといいでしょう。
1. 総合栄養食を適量与える
猫が必要とする栄養は人間と同じではありません。そこで生まれたのが「総合栄養食」と呼ばれるごはんです。おやつなど「一般食」や「副食」と呼ばれるごはんだけ食べていると体を壊してしまいますので、「総合栄養食」のごはんを選ぶようにしましょう。総合栄養食を食べていても与える量が少なければ痩せてしまいますし、多ければ太ってしまいます。パッケージに書かれた食事量は目安ですので、ボディ・コンディション・スコアで「3」の「理想体型」を維持できる量を与えるようにしてください。

※参照:「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」(環境省)
2. 添加物の少ない新鮮なごはんを選ぶ
猫のごはんと聞いて「カリカリ」と呼ばれる茶色い豆粒を想像される方も多いと思いますが、正しくは「ドライフード」と呼ばれる加工食品です。保存しやすく食いつきも良いことから猫のごはんとして一般的になりましたが、高温加熱によって食材本来の栄養が失われ、添加物も多く含まれることから見直しが進んでいます。そこで生まれたのが素材本来の旨味や香りが楽しめ、余計な添加物も入っていない「フレッシュフード」と呼ばれる新鮮なごはんです。PETOKOTO FOODSもその一つで、子猫からシニア猫(老猫)まで毎日のごはんにすることができます。もちろん総合栄養食です。

PETOKOTO FOODSの公式HPを見る
バーミーズの迎え方
バーミーズの迎え方はさまざまです。猫を迎える際にぜひ参考にしてみてください。保護猫から迎える

PETOKOTOの姉妹サイトである保護犬・保護猫のマッチングサイト「OMUSUBI」(お結び)にも募集している子がいるかもしれませんので、ぜひ覗いてみてくださいね!まずは保護猫から迎える選択肢をご検討ください。
募集情報を見る
ブリーダーから迎える
血統など気にするのであれば信頼できるブリーダーから迎えるという方法もあります。実際にブリーダーの元へ見学に行くことで、育った環境を実際に知ることができます。また、育てる上でのアドバイスを聞くこともできます。ペットショップから迎える
ペットショップでは血統書付きのバーミーズを見つけることができます。バーミーズを迎える前に理解を!
バーミーズは1匹でいるよりも仲間と暮らすことを好む性格をしています。そのため、家に誰も居ないときは寂しい思いをします。バーミーズを家に迎える際は、できる限り一緒に遊んであげる努力をしたり2匹飼いをしてあげたりすることで、猫が快適に過ごせるようにしてあげましょう。
- 参照:TICA