英国でペットのマイクロチップ装着が義務化
来年4月から全てのスコットランドに住む犬がマイクロチップを装着しなければならないという法律が可決されたと、スコットランドのタブロイド紙「Daily Record」が報じています。ドッグオーナーに飼う責任をより持たせることが目的のようです。
「Daily Record」によると現在、イギリスではドッグレスキュー団体の「Dogs Trust」が主導で、マイクロチップ装着を無料で提供するため、さまざまなイベントが開催されています。
イギリス環境・食料・農村地域省のリチャード・ロクヘッド事務官によると、マイクロチップの導入により、迷子や捨て犬の数を減らすことに貢献でき、動物の幸福やドッグオーナーの飼育責任意識の向上につながるとのことです。Dogs Trustは、イギリス最大のドッグレスキュー団体です。Dogs Trustの里親探しセンター(Rehoming Center)でマネージャーを務めるスーザン・トナー氏は、こう言っています。
「来年4月からマイクロチップ装着が義務化されることは喜ばしいですが、私たちは引き続き飼い主の方に飼う責任を問いかけ続けなければなりません」
イギリスでは同様の法案が、スコットランドだけでなくイングランドやウェールズでも導入されようとしているようです。
日本でもマイクロチップの装着は推進されています。賛同の声、批判の声、さまざまありますが、世界中に生きる犬が幸せであるための方法を考えていきたいですね。