【PETOKOTO NEWS】“宮古島・離島の壁“抱える保護犬・猫たちのための挑戦「NO BORDERSプロジェクト」
宮古島では、離島の特性から保護犬・猫が増え続けています。特定非営利法人「DOG EAR FUNDS」と沖縄県宮古島で活動する犬猫の保護団体「宮古島 SAVE THE ANIMAL」は協働し、保護・譲渡活動への障害となっている"離島の壁"の解決を目指す「NO BORDERSプロジェクト」を開始することを発表しました。
目次
島の風習がもたらす、野良犬・猫の増加
美しい海に囲まれた沖縄の離島・宮古島。この島で今、保健所に収容される保護犬・猫の多さが問題になっています。
宮古島では、島内を歩けばあちらこちらにうろつく犬や猫たちを目にします。野良犬・野良猫が多いという問題に加えて、飼い犬・飼い猫を放し飼いにする風習が残っていることが、さらに野良犬・猫を増やしている現状があるのです。
ボランティアの力で殺処分ゼロになるも収容数は横ばい
宮古島保健所管内における犬の捕獲・保護数は民間ボランティアによる取り組みで活動が充実し、2015年度のピ ーク時に殺処分330頭から、19年度には収容中の舎内死亡による1頭を除き、殺処分ゼロにまで到達しました。
殺処分が減り、譲渡数が増える一方、保健所収容数は横ばいに推移している現状があります。
この原因となっているのが"離島の壁"問題。この犬猫の保護・譲渡活動への障害となっている"離島の壁"を取り除くため、この度「NO BORDERSプロジェクト」が発足されました。
宮古島の保護犬・猫が抱える"離島の壁"
保護犬・猫を島外へ連れて行きづらい
海に囲まれた土地であることから、野良犬猫が増加しても島内に留まるしかありません。年々、野良犬猫が増加傾向にあり、島外の里親へ出す必要性は高い状況にあります。離島であることから飛行機での移動が必要となり、そこに第一の"離島の壁"が立ちはだかります。
保護施設の設備・環境が整っていない
離島にある犬や猫の保護施設の多くは、設備や環境が整っていないことが多く、医療体制も十分ではありません。病気が原因で里親を探すに探せなかったり、例え里親が見つかったとしても、病気によっては飛行機に乗ることができず、里親の元へ行けない犬や猫たちが多くいます。
月額300円ではじめる「NO BORDERSプロジェクト」支援
こうした「離島の壁」を打破するために「NO BORDERS プロジェクト」を応援したいというマンスリーサポーターをDOG EAR FUNDSが募集を開始しました。
月額300円から一定の金額を継続的に寄付できる仕組みです。
一度の寄付では少し負担が大きい金額も、毎月少額の寄付を継続することで実現することができます。同時に一回寄付の受付も同時募集しています。
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NO BORDERSプロジェクトで成し遂げたいこと
医療環境の整備
"離島の壁"を解決するためには、医療設備を整え、獣医師による治療を受けられるようにする必要があります。ひとつでも多くの命が「離島の壁」を越え、里親の元へ行けるように、医療機器の導入や施設の維持にかかる費用を支援します。
保護施設支援
障害や治療の難しい病気などが原因で、結果的に飛行機に乗れない犬や猫たちが生涯保護施設で暮らし続けることになるために必要となる費用も、本プロジェクトでサポートしていきます。すべての保護施設にNO BORDERSを
まずは宮古島からプロジェクトが開始されますが、同じような問題を抱えている地域は、離島に限らず全国にあります。将来的には、宮古島での保護活動の知見を活かし、日本各地にある保護施設をサポートしていきます。
「離島だから」といって諦められる命がないよう、支援をぜひご検討ください。
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※本件に関するお問い合わせは特定非営利活動法人 DOG EAR FUNDSまでお願いいたします。