犬に目薬を差す方法とは?目のケアの必要性を獣医師が解説

犬が目を怪我したり、目の病気に罹患すると、多くの動物病院で目薬が処方されます。病気以外にも、ボストンテリア、フレンチブルドッグ、シーズー、パグといった生まれつき目の大きい犬種は、眼裂(目が入っているスペース)の割に目が大きいため、目が半開きになり、目薬でのケアが必要になる場合があります。今回は犬の目のケアの必要性や目薬の差し方について、獣医師の中西が説明します。

犬の目薬ケアの必要性

犬

目の表面は涙膜とよばれる涙の膜で保護されていますが、そのうちの油性の膜を作っているのは瞼(まぶた)です。瞬きするときに、瞼の端から油性の涙が出て、目の表面を保護する仕組みとなっています。

しかし瞼が閉じきらないと、膜が張られず、風やちょっとしたことでも傷つきやすくなります。

角膜が傷つくと非常に痛みを伴い、傷が深いと視力障害を起こす恐れもあります。そのため、動物病院で目薬を処方されたときはもちろん、普段から目が半開きになる犬は動物病院へ相談することをおすすめします。

犬の目薬の差し方

くつろぐ犬

  1. 犬の背中側に座る
  2. 後ろから犬のアゴを優しく持ち、軽く上に向かせる
  3. 犬の目尻から、流し込むように目薬を垂らす
  4. しばらく軽く上に向かせた状態にする
  5. 上手にできたらたくさん褒める

差し終えたあとに目の周りが目薬で汚れた場合は、ティッシュなどで優しく拭いてください。

また、終わったあとにおやつをあげてたくさん褒めることが大切です。今後も嫌がられることがないようにたくさん褒めてあげましょう。

犬の目薬ケアは褒めることから!

首をかしげる犬

目の病気や寝ているときに目が半開きの犬は目薬ケアが必要
目が保護されていないと少しのことでも傷つきやすくなります
目薬を上手に差せたらたくさん褒めましょう

目をショボショボさせたり、べとっとした涙や毛が目の周りにくっついていたり、風に当たると涙が出たりするようなら、目が乾燥しっている可能性が高いため、目の診察を動物病院でしてもらうことをおすすめします。