黒猫ってどんな性格? 特徴や魅力、ボンベイなど純血種の種類を解説

黒猫ってどんな性格? 特徴や魅力、ボンベイなど純血種の種類を解説

黒猫は全てを包み込むような漆黒さから世界でもさまざまな迷信があります。しかし、実は見かけと相反する性格を持つかわいい猫なのです。性格や特徴、種類など、黒猫について紹介します。

黒猫の性格

黒猫

黒い被毛のせいで瞳の色が際立って見え、クロヒョウを連想させる野生的でクールな見た目ですが、猫好きさんたちの間で一般的に言われている黒猫の性格は、見かけとは相反するものです。黒猫は、「人懐こく甘えん坊」「動くものに興味がある」「マイペースでのんびり屋」などと言われることが多いようです。

猫の性格が毛色によって異なっているかどうかは、はっきりとは分かっていません。筆者は保護活動をしており、100匹以上の猫を保護しましたが、性格の違いは毛色による違いよりも、その子の個性と育った環境によるところが大きいと感じています。

三毛猫はおとなしい」「茶トラはやんちゃ」といった言われればそうかなという傾向はありますが、これは毛色の違いというよりも三毛猫はほぼメスしか存在せず、茶トラはオスが多いことによる性別の違いだと思います。毛色というよりもオスとメスの性格の違いですね。

やんちゃと言われる茶トラでもおとなしく穏やかな子もいますし、賢いと言われる三毛猫でも育った環境によっては、家中のありとあらゆる袋や箱を破壊して食べ物を探し回る癖が抜けない子など、その性格はさまざまです。

筆者は保護活動を通して、毛色による性格の違いはあまり当てにはならないと思っていますが、これまで保護した黒猫はフレンドリーでのんびりした感じの子が多かったことは確かです。ただし、大半の子が人懐こくマイペースであっても、中にはそうではない子もいるので、「黒猫の性格はこう」とは一概には言えないでしょう。


黒猫のうわさ

黒猫

猫は光る目や人間には不可解な行動をすることがあるせいか、犬などのほかのペットに比べると「うわさ」、いわゆる「迷信」が多い動物かもしれません。

黒猫は魔女の使い?

ハロウィンや魔女の存在が信じられていた西洋では、黒猫は魔女の使いだと信じられていたこともありました。たしかに真っ黒なので闇夜に紛れる上に、目だけ光るので神秘性が他の猫より増します。さらに、人間は黒という色に対して高級感といったプラスのイメージがある一方で、圧力や権力、恐怖や威圧といったマイナスのイメージもあります。

現在のように闇夜を照らす電灯やライトなどが発達していなかった時代、闇を連想させる黒はマイナスイメージのほうが強かったかもしれません。そのせいか、魔女の猫として描かれているのはいつも黒猫ですね。

日本では映画『魔女の宅急便』や運送会社のキャラクターなどのイメージもあり、黒猫に「魔女の猫だから不吉である」といったイメージを持つ人は少ないと思いますが、実際に魔女狩りを行っていた過去がある西洋では、「黒猫=魔女の使い」というイメージはいまだに強いようです。もちろん、猫が魔女の使いであるというのは全くの迷信ですが、イギリスの愛護団体が行った調査によると、少数ではありますがいまだに黒猫は不吉であるという意見の人がいるそうです。

中にはこの偏見が強い国もあるようで、現在でも「黒い」というだけで虐待されることもあるという悲しい現実があります。これは、肌の色で差別する人種差別的と同様のひどい偏見であると筆者は思います。現実には魔女はいないし、黒猫も不吉なものである根拠はどこにもありません。

黒猫は幸運をもたらす?

黒猫

西洋では魔女の猫という迷信がありますが、日本では黒猫は縁起が良い「福猫」であるとされています。江戸時代には闇夜でも目が見えることから、魔除けや幸運、商売繁盛をもたらすとされていました。黒い招き猫は魔除け・厄除けの意味を持っているとされています。

日本だけではなく、欧米でも「黒猫が住み着いたら幸運がやってくる」など、黒猫を幸運の運び手とみなすところもあるようです。日本では、『魔女の宅急便』に登場する「ジジ」や、ヤマト運輸のイメージキャラクター、『美少女戦士セーラームーン』の「ルナ」など、愛されキャラの黒猫が多いので、良いイメージを持っている方のほうが多いかもしれません。

黒猫はオスが珍しい?

黒猫

黒猫はオスが少ないのでしょうか? 猫は毛の色によってオスとメスの出生数が異なることがあります。三毛猫サビ猫はほぼメスしかおらず、茶トラはメスが少ないです。黒猫にもそのような傾向があるのでしょうか。

そもそも黒一色の黒猫は数が少ないように感じます。筆者は毎年、黒猫を保護していますので、サバトラやサビ猫ほど珍しいわけではありませんが、キジトラ、キジ白、茶白といった多く保護される毛色の子に比べると、真っ黒の子は少ないです。ほかのボランティアさんの保護している猫を見ても、黒猫はあまりいません。

黒猫はオスとメスの発現率が異なるという説はありません。例えば「黒猫のオスが欲しい!」と限定的に希望したときになかなか見つからない可能性は高いので、そのことから「黒猫のオスは少ない」と感じる人がいるのではないでしょうか。

黒猫は人気がない?

黒猫

欧米の保護団体ではやはり黒猫は人気がない傾向があるようです。迷信を信じる人もいますし、「黒猫がインスタ映えしない」という理由で嫌われることもあるようです。インスタ映えしないから黒猫を嫌う、もしくは捨てるというのは信じがたいことですね。

筆者の体験から言うと、やはり黒猫やキジトラといった色の黒い子は里親さんが見つかるのに時間がかかる傾向があります。一般的には明るい毛色の子猫が人気です。しかし、日本では「魔女の宅急便のジジ」という強力な人気黒猫キャラクターがいるため、「ジジみたい」と言って里親さんになってくれる方もいますし、それほど不人気ではないと思います。

黒猫を家族にするには

黒猫の子猫

ボンベイなどの純血種の黒猫

純血種で真っ黒な猫としては、ボンベイが代表格でしょう。ほかにもアメリカンショートヘアメインクーンなど黒い被毛を持つ純血種の猫もいますが、ボンベイは黒1色のみの猫種です。純血種の黒猫が欲しい場合は、ブリーダーに問い合わせをしてみるといいですね。ブリーダーは猫に愛情をもって飼育しており、専門知識を持ち、飼育の相談にも乗ってくれる良識のあるブリーダーを選ぶようにしましょう。


保護猫の里親になる

黒猫といえば一般的には雑種猫のことを指すことが多いでしょう。里親さんを待っている黒猫はたくさんいます。ぜひ、保護猫の里親になることも選択肢に入れていただきたいと思います。

写真写りは悪いかもしれないけど、可愛さは満点

黒猫

インスタ映えしないという理由で黒猫が捨てられることがあると知ったときは、かなりの衝撃でした。黒猫は真っ黒なので確かに写真を撮るのは難しいです。しかし、光が反射する黒い毛はつやがはっきり分かりますし、黒い被毛に瞳の色が映えます。黒いのでクールに見えますが甘えん坊でかわいらしい子も多いので、この記事を読んで黒猫に興味を持った方は、ぜひ里親さんになることを検討していただければうれしいです。
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