猫が一緒に寝る5つの理由!寝る位置でわかる猫の気持ちや注意点を紹介
寝ていると愛猫が布団に潜り込んでくるという幸せだけどちょっと寝不足になる経験は、飼い主さんなら一度はあるのではないでしょうか?「愛猫と一緒に寝たい」と思っている飼い主さんの中には「つぶさないか、圧死の心配はないか」「いつから一緒に寝てもいい?」「一緒に寝ない方がいい?」など不安に思っていることもあるでしょう。今回は猫が飼い主さんと一緒に寝る理由や寝る位置でわかる猫の気持ちなどを紹介します。
飼い主さんに聞いた!愛猫との添い寝アンケート
2023年8月、ペトコト公式Instagramにて、猫の飼い主さんを対象に、愛猫との添い寝についてアンケートを実施しました。愛猫と一緒に寝ている?
愛猫と一緒に寝ているかアンケートを取ったところ、約8割の飼い主さんが愛猫と一緒に寝ている結果となりました。
季節や猫の気分にもよりますが、多くの飼い主さんが一緒に寝ているようです。
愛猫と一緒に寝たときに起こったアクシデントは?
「一緒に寝たいけど、圧迫させないか不安」という飼い主さんも多いのではないでしょうか?
実際に愛猫と一緒に寝ている人にアクシデントの有無をお伺いしたところ、約8割の方が「ない」と回答しました。
一方、2割の飼い主さんにはアクシデントがありましたが「寝返りでつぶしそうになった・踏んづけてしまった」という猫の身に起こったアクシデント体験談がちらほら。
それよりも「自分の上に寝て動けなくなった」「突然猫パンチされた」「勢いよく動いた猫に踏み台にされた」「いきなり噛まれた」などの飼い主さんの身に起こったアクシデント体験談が多く、猫との添い寝には飼い主さんのほうが大変な思いをされていたことがわかりました。
猫は一緒に寝る人を選ぶ?
寝るということは猫にとっても無防備になるときです。猫も安心して眠りたいですから、一緒に寝る人はちゃんと選んでいます。
母猫に対する気持ちにより近い感情を持っている人と一緒に寝る傾向が強いですが、何らかの理由で波長があった人とも一緒に寝るようです。
猫が飼い主さんと一緒に寝る理由
猫が一緒に寝る理由は大きく5つの理由があります。
- 飼い主さんのそばが一番安心
- 母猫に甘えている気分になる
- 寝心地がいい
- 暖かい
- ひとり占めしたい
飼い主さんのそばが一番安心
前述したように猫は飼い主さんを保護者だと思っています。慣れ親しんだおうちにいれば、寝るときも普段からあまり警戒したりしないでしょうが、やはり寝るという行為は起きているときよりも危険に対する対処が遅れるので、寝る場所は安心できる場所でなくてはなりません。
そうなると、自分を守ってくれる飼い主さんのそばは一番安心して眠れる場所ということになります。
母猫に甘えている気分になる
子猫のときは母猫の柔らかいお腹に抱かれて、ぬくぬくと眠ります。飼い主さんを保護者だと思っている猫は母猫に甘えたときと同じように飼い主さんに甘え、一緒に寝たいと思っているでしょう。
子猫の気分になって、まるで母猫に甘えるような気持ちで一緒に寝ているのです。
寝心地がいい
猫は居心地いい場所を自分で探して、そこに寝ます。やわらかいお布団やベッドは猫にとっても寝心地がいい場所。しかも飼い主さんの匂い付きですから猫は心地よく寝ることができるのです。
暖かい
夏の暑いときはお布団に潜り込んでくる子はほとんどいませんし、飼い主さんと一緒に寝る率は寒い季節に比べるとかなり低くなります。猫は寒さが苦手です。お布団は猫にとっても暖かい場所ですから、特に寒いときは飼い主さんと一緒に寝ることが多くなります。
飼い主さんと一緒に寝るときは、飼い主さんを湯たんぽ代わりにしていることもあるかもしれません。
ひとり占めしたい
猫にとって飼い主さんは親代わりであるとともに、猫の世界を構成する大事な一部です。飼い主さんに対する愛着は強いことから、所有欲もあります。飼い主さんを自分のものだと主張し、ひとり占めにしたいのです。
つまり他のものから自分のものである飼い主さんを守っているという意味もあります。
寝る位置で分かる猫の気持ち
顔のそばに寝る
親しい間柄だと鼻をくっつける「鼻チュウ」をしたり、頭をくっつけ合う「ごっつんこ」をしたりする猫の習性によるものです。母猫は子猫を始終なめてあげています。猫にとっては口や鼻は愛情を表す場所でもあるのです。そのため子猫は顔の周辺に寝たがることが多いです。
子猫だとピタッと顔やのどにくっついてきますが、大人になるとそこまでは密着しなくなります。しかし、飼い主さんの顔や頭に近い場所に寝たがることは珍しくなく、目が覚めたら目の前に猫の顔があったということもあるでしょう。
そういう子たちは甘えん坊です。猫が飼い主さんの顔の周辺に寝るときは、子猫のときの気持ちに戻ってとても甘えた気持ちになっているのです。
飼い主さんの布団の中に入ってくる
飼い主さんの布団の中に潜り込んでくるのは「甘えん坊」かつ「寒がりの子」でしょう。飼い主さんの顔の周辺にくっつきたがるほどは子どもっぽくはなくても、飼い主さんの温かさと匂いに包まれて眠りたい子です。
布団の上の足元
布団の中には入ってこず、足元に寝る子はどちらかといえばツンデレな性格な子で、そんなに始終ベタベタしてはこない子です。布団の上の足元に寝ているときは「大っぴらにベタベタはできない(したくない)でも、甘えたい」そんな気持ちなのです。
いつから猫と一緒に寝ていい?
猫と一緒に寝るのは生後4~5カ月位以上になってからが良いでしょう。あまり小さい子猫と一緒の布団で寝ると寝返りを打った際などにつぶしてしまう恐れがあります。
20分程度の昼寝であればあまり心配はありませんが、夜に寝る際は危険ですので避けたほうが良いでしょう。
生後4~5カ月になると体もだいぶ大きくなってくるので、一緒に寝ても大丈夫でしょう。
猫と一緒に寝る効果
愛猫が一緒に寝てくれると飼い主としても幸せですが、それ以外にも嬉しい効果があります。
親密度が上がる
警戒心の強い猫が無防備に一緒に寝てくれることはすでに信頼関係が出来上がっている状態ですが、連日一緒に寝ることでさらに猫は安心感を覚え、より親密度が上がります。暖かい
猫と一緒に寝ることで、愛猫の体温を感じながら暖かく眠ることができます。多少寝づらいこともあるかもしれませんが、心地よい睡眠になることでしょう。
猫と一緒に寝るときの注意点
羽毛布団は避ける
猫が粗相をしやすい布団、それは「羽毛布団」です。筆者が猫を譲渡したお宅で布団に粗相をされてしまったという相談を何度か受けました。その際に里親さんが使用していた布団がいずれも羽毛布団でした。
羽毛布団はカサカサ音がすることが多く、それが砂をかいた音に似ていることから尿意を催すようです。
また、羽毛を使用していることから匂いがする可能性があります。羽毛布団の使用をやめてもらうように話したところ粗相しなくなったので、原因は羽毛布団であることがはっきりしました。
布団に粗相をしてしまうときは他にも理由がありますが、羽毛布団は粗相を誘発する可能性が高いので猫と一緒に寝る際は使用しない方がいいでしょう。
猫の健康を守る
一緒に寝るということは飼い主さんとかなり密着するということになります。安心して一緒に寝られるように、完全室内飼育をしてワクチン接種などの猫の健康を守るための基本的なことはしっかり行っておきましょう。
毛が抜ける季節はブラッシングもして抜け毛を取ってあげるようにするといいですね。
病気のときは猫は一緒に寝ない
猫は具合が悪くなると暗くせまいところにじっとしているようになります。
これまで何匹も猫を看取ってきましたが、病気になって体調が悪くなると一緒に寝ませんでした。具合が悪くなるということは、猫にとっては安心・甘える状態ではありません。
いつも一緒に寝ている猫が、そうしなくなったら体調不良がないかどうかよく観察してみてください。
まとめ
猫にとって、飼い主さんと一緒に寝るということは、母猫と一緒に寝ているという感覚に近いです。飼い主さんも自分の子どもだと思って接してあげると、猫ちゃんとの絆が深まるのではないでしょうか。
一緒に寝ない場合も必ずしも飼い主さんが嫌いなわけではありません。猫の性格や育った環境は猫の行動に強く影響します。
一緒に寝てくれないのは少し残念かもしれませんが、暖かく見守ってあげてください。
水分補給できるおすすめの猫のごはん
猫は水を飲まない傾向がありますが、水分の摂取は大切です。
いつもドライフードを食べているなら、ウェットフードに変えることで食事から水分摂取ができるようになります。
特に「愛猫に長生きしてほしい」と願う飼い主さんにはヒューマングレードの食材を使用し、余計な添加物も入っていない「フレッシュフード」がお薦めです。
総合栄養食の「ペトコトフーズ」なら、子猫もシニア猫(老猫)も毎日のごはんにすることができます。
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