猫がウインクをする意味!ストレスや病気の可能性や猫の気持ちを紹介

猫がウインクをする意味!ストレスや病気の可能性や猫の気持ちを紹介

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たまに見ることができる猫のウインク。可愛らしい仕草ですが、猫のウインクにはちゃんと意味があります。ただし、しきりにウインク(片目をつぶる)ようであれば病気やストレスを抱えている可能性があるため注意が必要です。今回は猫がウインクをする意味や気持ちなどを紹介します。

猫がウインクをする意味

ウインクする猫

猫がウインクをする場合、以下の5つの気持ち・状態が考えられます。

  • 親愛の証
  • 眠い
  • ストレス
  • 病気
  • 目に異物が入った

親愛の証

猫にとって、見つめ合うことは「敵意を持っている」という意味があります。反対に敵意を持っていない・親愛を表す場合、ウインクをしたり、まばたきしたりします。

もし愛猫が親愛の気持ちを持ってウインクしてくれたら、飼い主さんもウインク、もしくはまばたきを返すことで、親密度が上がるかもしれません。

眠い

眠くてたまたまウインクになるときもあります。または、猫が眠っているときに近づくと、片目だけ開けて周囲を確認することも。

この場合は親愛というよりは「眠い」「面倒くさい」という気持ちでしょう。

ストレス

猫は愛情だけでなく、ストレスを感じたときもウインクすることがあります。

変化を嫌う動物のため「生活環境が変わった」「飼い主さんの生活時間が変わった」などの変化を敏感に感じ取り、ストレスを感じている可能性があります。

病気

目の病気で片目をつぶってウインクしているように見えることもあります。

病気の場合は一時的なウインクというより、しきりにウインク・まばたきをするため、異常を感じたら早急に動物病院へ連れて行きましょう。

目に異物が入った

猫が片目だけつぶっている場合は、つぶっているほうの目の中に異物が入っている場合があります。手で目をこするような動作をしている時も要注意です。

異物がなかなか取れず、放っておくと、目に傷ができてしまい、炎症を起こしたり感染症になったりすることがあります。

猫がウインクする際に考えられる病気

ウインクする猫

あまりに頻繁にウインク(片目をつぶる)ようであれば「逆さまつげ」や「角膜炎」「結膜炎」といった病気の恐れがあります。

しきりにまばたきしていたり、目をこすっていたり、目ヤニや涙が出ていたりなど、気になる症状があれば早めに動物病院に連れて行きましょう。

猫がウインクをしたら

目をつぶる猫

猫が親愛を表すウインクをした場合、飼い主さんもゆっくりウインク・まばたきを返してあげましょう。猫にとって飼い主さんの愛情を確認できる動作になります。

実際に英国のサセックス大とポーツマス大の研究チームが2020年に英科学誌サイエンティフィック・リポーツで発表されています。

14世帯の飼い猫21匹(雌雄ほぼ半々、生後約半年から16歳)を対象として、それぞれの飼い主にゆっくりまばたきしてもらったところ、飼い主が何もしない場合に比べて、片目を閉じたり、目を細めたりするのを含め、ゆっくりまばたきし返すことが多かったそうです。

猫の前でゆっくりまばたきすると、猫もゆっくりまばたきし返すことが多いと分かり、愛情表現やコミュニケーションの一環になることが分かりました。


まとめ

ウインクする猫

猫のウインクはストレスや病気の可能性もありますが、異変がない場合は愛情表現のひとつです。ウインクされたらウインクを返してみましょう。

ただ、猫はじっと見つめられると緊張することもあるので、ウインクされたいからといってあまり長い時間、目を合わせないようにしてください。


参考文献