【PETOKOTO NEWS】次のパンデミックを防ぐために、いまできること。–WWFワンヘルスキャンペーンに賛同−

【PETOKOTO NEWS】次のパンデミックを防ぐために、いまできること。–WWFワンヘルスキャンペーンに賛同−

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WWFジャパンは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の次に続くパンデミックを予防するうえで重要な「ワンヘルス」という考えを拡散させるキャンペーン「ワンヘルス共同宣言」を1月22日から2月下旬まで開催しています。今回、PETOKOTO(ペトコト)も活動に賛同させていただきましたので、皆さんに「ワンヘルス」について情報をお届けするとともに、「私たちができること」について考えるきっかけにしていただけたらと思っています。

いまだからこそ、次のパンデミックを見つめる


2020年は世界中が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に向き合い続けた1年間でした。1年経った今でも、このパンデミックの終息の兆しは一向に見えることがなく、不便な生活、経済的苦難、精神的不安に人々は疲弊し始めています。

「どうしてこんなことに・・・」と個人の力の微力さに、もどかしさを感じている人も多いでしょう。 “今”を乗り切るために、みんなで協力していくことが大切だと叫ばれるときだからこそ、“もうこんな目に合わないために”という視点で、この問題に向き合おうというキャンペーンをWWFが始めています。

実は、新しいパンデミックがいつ起きてもおかしくないという恐ろしい状況であることに、気づいている人はどれほどいるでしょうか。もっと私たちは危機感を持たねばなりません。

COVID-19の原因に見る地球の変化


新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、動物から人に感染する「動物由来感染症(人畜共通感染症)」と考えられています。過去50年ほどで新しいウイルスの出現頻度が高まっており、その70%が動物由来だと言われています。

地域的流行につながったものでいえば、鳥インフルエンザ、SARS、MERS、エボラ出血熱などが皆さんの知るところでしょう。新たな感染症は、実は毎年3〜4種類発生しており、今後も同様のパンデミックが生じるリスクは十分にあるということがわかります。

未知の感染症の伝播がどうして起きてしまうのか、という疑問への答えはシンプルに「ウイルスの宿主である野生生物と、人間・家畜が接触する機会が増えたこと」です。

なぜ機会が増えたかについては、大きな理由が2つ。1つは大規模な森林破壊などで、野生動物が住む場所に人が入り込んでいくこと、2つ目は、感染症媒介リスクのある野生動物の取引が十分に規制されていないこと、です。

人、動物、自然の健康を1つと捉える「ワンヘルス共同宣言」


「人」の健康のためには、感染症の発生原因となる自然破壊を止めて「自然」を健康に保つ必要があります。そして同時に守るべきは、感染症を拡大するパイプとなってしまう「動物」たちの健康です。

「人」「動物」「自然」の健康をひとつと捉え、バランスよく健全であるべきという考え方「ワンヘルス」は、今後の環境保全、保健衛生の大事な観点として、国際社会で注目を集めています。

WWFジャパンはこの「ワンヘルス」の早期実現に向けた取り組みを呼びかける「ワンヘルス共同宣言」を公開。1月22日から2月13日まで特設サイトにて、この活動に賛同する企業やメディアを掲載しています。賛同するメディアや企業が、各々に「ワンヘルス」キャンペーンをシェアすることで、より多くの人に広まっていくことを目指したものです。

2月13日には「ワンヘルス」をテーマにしたシンポジウムが開催され、共同宣言と集まった賛同の声が紹介されます。このシンポジウムの成果とあわせ、共同宣言に集まった賛同は日本政府にも共有される予定で、「ワンヘルス実現」に向けた取り組みがより加速していくことが期待されます。

「動物たちと幸せに暮らせる地球を目指したい」ペトコトも活動に賛同


今回「PETOKOTO(ペトコト)」もこの活動に賛同させていただきました。ペットを愛し共生する人たちが集うPETOKOTOにとって「ワンヘルス」という価値は、非常に身近で共鳴するものです。

人、国、だけでなく、動物、自然などすべての存在が関わるグローバルな問題こそ、個人の力の集合があってこそ事態を動かすことはできます。動物を愛する読者の皆さんと一緒に「ワンヘルス」を広めていけたらと願っています。

個人でもクリックひとつで「ワンヘルス共同宣言」ができる


サイト上では、個人が参加することができるボタンも設置されています。クリックすることで「ワンヘルス」に共感する意思を表示することができ、賛同人数がカウントアップされていきます。

ぜひ、皆さんもこのキャンペーンをきっかけに、日々の暮らしのちょっとした行動を変化させてみませんか?次のパンデミックを起こさないために。動物たちの幸せのために。地球のために。できることを1つでも多く見つけていきませんか。

▶︎キャンペーン特設サイト
https://onehealth.wwf.or.jp/

▶︎問い合わせ先/WWFジャパン
https://www.wwf.or.jp/