愛犬と泊まる「星野リゾート 磐梯山温泉ホテル」【ペットと宿泊体験レポートvol.2】
ペトこと編集スタッフが愛犬・愛猫と泊まれる宿を訪れ、実際に泊まった様子を紹介する連載「ペットと宿泊体験レポート」。第2回は、福島県にある「星野リゾート 磐梯山温泉ホテル」の宿泊体験レポートをお届けします! 日本百名山の一つである「磐梯山」が眼前にそびえ立ち、眼下には鏡の様に輝く「猪苗代湖」を望む場所に位置する「磐梯山温泉ホテル」。雄大な自然と四季の移ろいの中での高原リゾートステイを楽しめる宿泊施設。愛犬と一緒に泊まれるペットルームがあるんです♪
「星野リゾート 磐梯山温泉ホテル」へ
東京駅からやまびこと磐越西線を乗り継ぎ、約2時間半かけて磐梯町駅へ向かいました。駅にはホテルからの送迎バスがあり、約15分ほどでホテルに到着♪ホテルのいたるところに、赤べこ! 会津ならではの仕様となっていました。
ハロウィン前ということで、ロビーも一部ハロウィン仕様になっていました。
広々としたロビーで愛犬と一緒にチェックインをし、エレベーターでお部屋へ。犬の苦手な方もいるかもしれないので、他のお客さまと一緒のときは、愛犬を抱っこして乗るようにしましたが、同乗した方は「わんちゃんも泊まれるのね~!」「かわいい~♪」などとなでなでしてくださる方も多かったです。チェックインやエレベーターもふつうに愛犬と一緒に乗れるのが飼い主としてはうれしいポイントですよね。
ペットルームは6部屋用意されています。小型犬は2匹まで、中型犬は1匹までとなっています。クレートなどのペット用品が一通り(※)用意されています。
※クレート・フードボウル・トイレシーツ・ペット用のウェットティッシュ・タオル・コロコロ・消臭スプレーなど)
お部屋の目の前はゲレンデが広がっていました! 愛犬とお散歩するのに気持ちよさそうな広々とした空間です。
天気予報は生憎の雨と雷予報だったので、少し不安もありましたが、1日目はなんとか曇り空となり施設周辺をお散歩したりすることもできました。
せんべい焼き体験
お部屋に荷物を置いたら、まずは「せんべい焼き体験」をしました。日本有数の酒どころである会津では、酒造りに使われるお米を使ってせんべいが作られます。愛犬も一緒に参加できます♪施設の方による丁寧なレクチャーのあと、いざ体験!
火加減や、ひっくり返すタイミングなど、コツが必要です。
美味しそうな匂いに愛犬もクンクンお鼻をフル稼働。残念ながら犬は食べることができませんが、一緒に過ごせてニコニコうれしそうに過ごしてくれていました。
出来上がったよもぎのおせんべいは優しい味でした。
会津の郷土料理を楽しむ
夕食は、会津の郷土料理であるメニューが豊富に用意されたビュッフェ「kisse・kisse」で楽しみました。食事会場は愛犬と一緒に行けないので、お部屋のクレートでお留守番です。慣れない空間でしばしのお留守番ということで、家で使っているブランケットやおもちゃを用意。天井のないタイプのクレートだったので、愛犬が落ち着くようキャリーバッグをそのままクレートに入れて休めるようにしました。
ちなみに、愛犬用の食事は家からいつものフードを持参しました。
目の前で仕上げてくれるこだわりの食事
ビュッフェレストランにある「ライブキッチンコーナー」では、目の前でこだわりの一品を仕上げてくださいます。目の前で蕎麦を手打ちしている様子も見ることができます。生地がキレイに広がってできあがっていく様子に見入ってしまううちにお蕎麦が完成。打ち立てのお蕎麦と揚げたての天ぷらがセットになった天せいろは本当に美味しかったです。
その他にも会津の代表的な食材の桜肉を使用した桜肉鍋や、デザートには特製蕎麦蜜ソフトクリームなども楽しめます。
ビュッフェなので、好きなものを好きなだけ楽しめる点もうれしいです。
ちなみに、スキーシーズンに入ると、連泊されるお客さまが増えることもあり、ビュッフェのメニューは毎日変わるそうです!
会津の日本酒を焚き火とともに
食後は、会津SAKE Barの方による日本酒カクテルをいただきました。これが、本当に飲みやすく、美味しいお酒で感激でした! しかも焚き火の前で飲めるという贅沢♪
夜の山は本当に真っ暗で、そんな中で焚き火の明かりだけでお酒を楽しむという非日常な空間でした。ここでも愛犬と一緒に過ごすことができました。
「温泉」に癒やされる♪
大浴場「朱嶺の湯」は、会津漆器をイメージしたモダンなデザインの浴室です。落ち着いた雰囲気で、森から生まれたヒバの湯船が香る、癒やしの空間となっていました。また、磐梯山麓から湧き上がる温泉は乾燥肌にも効能があると評判。日頃の疲れが癒やされる時間となりました。
2日目は施設内でのんびりと♪
施設周辺には、裏磐梯エリアや猪苗代湖など愛犬と楽しめるスポットがあります。今回は生憎のお天気だったため、チェックアウトの時間まで施設内をのんびり過ごしました。朝食は喜多方文化の朝ラーメン
朝食は夕食と同様のブッフェレストラン「kisse・kisse」にていただきました。福島県の喜多方市では朝からラーメンを食べる「朝ラー」という文化があります。そんな喜多方文化の朝ラーメンが楽しめちゃいました♪ ミニサイズのラーメンなので、ペロリと平らげることができました。
その他にも会津名物の天ぷらまんじゅうもあり、朝から会津を満喫できるようになっていました。もちろん、和洋中の朝食メニューも豊富に用意されていて、朝から目移りしてしまいました。
赤べこの絵付け体験
会津の郷土玩具「赤べこ」の絵付け体験をしました。愛犬も一緒に連れていけたので、愛犬には足元で待機してもらいながら絵付け体験♪ 簡単そうに見えて難しく……熱中してしまいました。自分たちの下手さ加減に笑いながら、子供の頃に戻ったかのような一時でした。30分程すれば乾くので、その日のうちに持って帰ることができます♪
薬研(やげん)こしぇる茶
※こしぇる:会津弁で「作る」の意味
ホテルロビー内「Books&Cafe」では、会津若松にある御薬園の薬草文化にならい、会津で盛んだった薬草栽培に所縁のある薬研(やげん)を使ったお茶作りを楽しむことができます。
薬研とは、漢方薬の薬種を細かく砕く舟形の鉄製の道具のことを言います。会津若松出身で幕末を力強く生きた女性、新島八重は旅先でコーヒー豆を砕き、それを布で漉して愛飲していたと伝えられているそうです。
自分で薬草を2、3種類ほど選んで挽いていただきます。
景色を見ながら、ゆったりと自分好みのお茶をいただきました。