保護犬・保護猫を迎えたいと思ったら。里親としての心構えや準備、出会い方などを紹介

ペトコトお結び事務局

保護犬・保護猫を迎えたいと思ったら。里親としての心構えや準備、出会い方などを紹介

「保護犬」「保護猫」の存在を知っていても、どこで出会えるのか、どんな流れでお迎えするのかわからない方も多いのではないでしょうか。今回は保護犬猫との出会い方や、いざお迎えした後に「飼わなければよかった」と思わないよう里親としての心構えや必要な準備などを保護犬・保護猫とペットを迎えたい人を結ぶマッチングサイト「ペトコトお結び(OMUSUBI)」事務局が解説します。

目次
もっと見る

保護犬・保護猫とは

保護猫

「保護犬」「保護猫」という言葉は浸透してきていますが、実は明確な定義はありません。

そのためペトコトお結び(OMUSUBI)では「明確な所有者(飼育者)がおらず、何らかの事情により保護団体や保健所・愛護センターなどで保護されている状態の犬や猫」と定義しています。

保護犬・保護猫になる背景にはさまざまあり、野外繁殖、飼い主さん事情による飼育放棄、繁殖・販売事業者からのレスキューなどが挙げられます。

昨今は「保護犬」「保護猫」という言葉の認知増加と優良イメージが着いたことをきっかけに、事業者が正規販売対象外の子を「保護犬」「保護猫」と称して譲渡推進するケースが問題視され、議論の的となっています。

保護背景は千差万別のため、年齢は子犬・子猫からシニア、体の大きさも小型犬から超大型犬までさまざまです。ペットとして人気の犬種・猫種は、その人気に比例して保護頭数が増える傾向があります。

殺処分は減っても、待っている子はまだ多い

環境省の統計によると、令和6年度(2024年度)の全国の犬猫の殺処分数は6,830頭で、過去最少を更新しました。10年前の約10万頭と比べると、およそ15分の1にまで減っています。

全国の犬猫の殺処分数の推移(2014〜2024年度)
全国の犬猫の殺処分数の推移

一方で、同じ年度に全国の自治体へ引き取られた犬猫は約3万9,000頭(39,409頭)にのぼります。数字が減った今も、保護の現場では多くの犬猫が新しい家族を待っています。

参照:環境省「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」(令和6年度/殺処分数・引取り数とも)

保護犬・保護猫との出会い方や流れ

譲渡会の様子

保護犬・保護猫との出会い方は多様化しており、「行政施設(保健所・愛護センター)」「保護団体が開催する譲渡会」「里親募集サイト」のほか、動物病院やペットサロンなどのペット関連施設が窓口になっていることもあります。

保護犬猫を家族に迎えたい場合は、自分の知識や疑問に応じて訪ねる窓口を選んでみましょう。

保健所 / 動物愛護センター

各自治体が運営する行政施設です。

保護犬猫を迎えるための条件は各自治体によって異なるため、お住まいの地域の該当施設を検索し訪ねてみましょう。

保健所や動物愛護センターから保護犬猫を迎える場合、保護犬猫を引き取るための登録をし、犬・猫の飼育方法などの講習を受け、誓約書をもって譲渡申し込みとなることが一般的な流れです。

譲渡会

保護団体が里親を探すために開催するイベントです。

実際に保護しているスタッフさんと対面し、気になる子の様子も直接確認できるのが特徴です。最近では企業が主催する譲渡会も増えてきています。

譲渡会から迎える場合、開催団体によって異なりますが一般的な流れは以下の通りです。

  1. 譲渡会予約(※予約不要な場合もあります)
  2. 譲渡会で気になる子を探す・スタッフさんに話を聞く
  3. 申し込み&審査を受ける
  4. トライアル開始
  5. 正式譲渡

自宅が犬や猫と暮らす環境が整っているか、家族が同意しているのかなど、動物保護団体の譲渡基準と照らし合わせながら対話を進めていきます。

里親募集サイト

インターネット普及後は、ネット上で保護犬猫の募集掲載を行う里親募集サイト・マッチングサービスが登場しました。

審査制の保護犬・保護猫マッチングサイト「ペトコトお結び」もその一つです。

直接触れ合うことはできませんが、いろいろな保護犬・保護猫が掲載されているため選択肢が多く、自分のライフスタイルに合った子を探すことができるのが特徴です。

里親募集サイトから迎える場合は、以下の手順を踏むことが一般的です。

  1. サイト上で気になる子を探す
  2. サイト上で申し込み
  3. お見合い / 面会の実施
  4. トライアル(※頻度や実施有無は団体によって異なります)
  5. 正式譲渡

保護犬・保護猫の里親募集サイトでは、個人掲載・譲渡が可能なもの、保護団体が主体なものなど、異なる掲載方針があります。

特に個人間譲渡を行う際は契約書や審査が存在しないケースもあるため、トラブルを避けるため譲渡する側もされる側も信頼できる相手かしっかりと確認しましょう。

審査制の保護犬・保護猫マッチングサイト「ペトコトお結び」とは

ペトコトお結びのトップページ

ペトコトお結びは事務局の審査を通過した保護団体のみが募集掲載を行うことができる、審査制のマッチングサイトです。全国300団体以上が登録しており、常時2,000匹以上の犬猫が新しい家族を待っています。

ペトコトお結びの特徴は主に3つあります。

信頼性と安心感

審査を通過した保護団体のみ募集掲載を行っているため、安心してやり取りを行うことができます。

何か不明点や保護団体さんとのやり取りで不安なことが発生した場合も、事務局スタッフがサポートします。

データマッチング

ペトコトお結びの相性診断機能

ペトコトお結びには「相性診断機能」があります。ログイン後にマイページの「保護犬猫との相性診断を試す」で質問に答えると、掲載されている犬猫たちとの相性度が表示されます

人はペットを迎える時、外見の好みや特定犬種への憧れなど、顕在的な好みで判断することがあります。

しかし、一緒に生活を共にする相性が必ずしも一致するとは限りません。そのため、潜在的な相性の良さにも目を向けてもらいたくて開発されたのが「相性診断機能」です。

お結びウェルカムギフト

お結びウェルカムギフト(ペトコトフーズ)

ペトコトお結びから犬・猫を迎えた方には、新しい生活を応援する「お結びウェルカムギフト」をご用意しています。里親という道を選んでくださった方への、感謝を込めた特典です。

\新しい家族を待っている子たちに会いに行く/

保護犬・保護猫を迎えるために必要な心構えと準備

保護猫

保護犬・保護猫を迎えると決めたら、心構えと具体的な準備の両方を整えておきましょう。

心構え

新しく保護犬・保護猫を家族に迎えるということは、今までの生活習慣を変える必要も出てきます。

犬や猫は私たちの言葉で希望や不調を伝えてくれる訳ではなく「健康に気をつけよう」と自分で食事の量や食べ物をコントロールすることはできません。

つまりあなたや家族の選択が、愛犬・愛猫の人生の豊かさに大きく影響を及ぼします。保護犬猫でも、ペットショップ・ブリーダーから迎えた子でもそれは変わりません。

人が寄り添い守る必要がある存在であることをしっかりと認識し、迎えるための環境や生活スタイルが整っているか家族で確認し、覚悟を持ってお迎えしましょう。

お迎え前に確認しておきたいこと

犬猫の寿命は10年以上におよびます。お迎えの前に、最後まで寄り添える環境かどうかを家族で確認しておきましょう。

家族全員がお迎えに同意しているか
住まいがペット飼育可能か(賃貸の場合は契約条件も確認)
フード代・医療費など毎月の費用を継続して負担できるか
急な出張や入院のとき、代わりにお世話できる人がいるか
先住ペットがいる場合、相性を確認しながら迎えられるか
保護団体の譲渡条件(年齢・家族構成など)を満たしているか

犬を迎える場合に必要な準備

犬が快適に過ごすためには事前準備が不可欠です。

  • ケージ
  • ベッド
  • 食器
  • ごはん
  • トイレ用品(トイレシーツなど)
  • リードと首輪/ハーネス・迷子札
  • おもちゃ
  • キャリーバッグ(お迎え時・通院時に使用)

上記に挙げたグッズは必要最低限なもののため、その子や季節に合わせて暑さ・寒さ対策グッズなどを追加してあげてください。ごはんは、保護元で食べていたものと同じフードを用意しておくと、環境の変化による負担を減らせます。

猫を迎える場合に必要な準備

猫の場合は、犬と共通するグッズに加えて、猫ならではの準備があります。

  • トイレ本体と猫砂
  • 爪とぎ
  • キャットタワーなど上下運動ができる環境
  • 隠れられる場所(ケージや箱など)

猫は環境の変化に敏感な動物です。最初の数日はケージなどで行動範囲をせまくしておき、慣れてきたら少しずつ広げていくと安心して過ごせます。

脱走防止と環境づくり

保護犬猫のお迎えで特に気をつけたいのが脱走です。新しい環境に緊張した子がパニックになって逃げ出してしまうケースは珍しくありません。

犬は玄関や窓へのゲート設置に加え、慣れるまでのお散歩は首輪とハーネスの2カ所にリードをつなぐ「ダブルリード」で万が一に備えましょう。猫は完全室内飼育を基本とし、窓や網戸には脱走防止用のストッパーや柵を用意してください。

また、滑りやすいフローリングは足腰に負担がかかるため、マットやカーペットを敷いてあげると安心です。

お迎え後に必要な手続きと過ごし方

子犬

お迎えができたら、いよいよ新しい暮らしのスタートです。まずは必要な手続きを済ませ、その子が新しい環境に慣れるまで焦らず見守っていきましょう。

必要な手続き

お迎え後には、いくつかの手続きが必要です。忘れないよう早めに済ませておきましょう。

① 犬の登録と狂犬病予防注射
犬を迎えた日(または生後90日)から30日以内に、市区町村への登録と狂犬病予防注射が法律で義務付けられています。

② マイクロチップの変更登録
マイクロチップが装着されている子は、飼い主情報を自分の情報へ変更する登録手続きが必要です。装着の有無は譲渡元に確認しましょう。

③ かかりつけの動物病院探し
健康状態の把握のため、早めに健康診断を受けておくと安心です。

慣れるまでは焦らず見守る

保護犬猫が新しい家庭に慣れるまでには、数週間から数カ月かかるといわれています。お迎え直後に積極的にスキンシップを取ろうとすると、かえってストレスを与えてしまうこともあります。

最初の1〜2週間は静かに見守り、その子から近づいてくるのを待ちましょう。ごはんは保護元と同じものを続け、切り替える場合も少しずつ進めてください。

環境の変化で体調を崩す子も少なくありません。食欲や排泄の様子をよく観察し、気になることがあれば早めに動物病院や譲渡元の保護団体に相談しましょう。保護元はその子の性格や過去をよく知っているため、的確なアドバイスをもらえることも多いです。

保護団体を応援するには?

「今すぐは迎えられないけれど、保護犬猫のために何かしたい」という方にもできることがあります。日常の中で保護団体を応援できる3つの方法を紹介します。

使うたびに寄付につながる「ペトコトカード」

ペトコトカード

ペトコトカードは、お買い物でのご利用金額の0.1%分が、保護犬猫と家族を結ぶ「ペトコトお結び」の運営資金や登録保護団体への寄付にあてられるクレジットカードです。入会金・年会費は永年無料で、特別なことをしなくても、いつものお買い物が保護活動の支援につながります。

クラウドファンディングで直接支援する

医療費やシェルターの運営費など、資金を必要としている保護団体をクラウドファンディングで直接支援する方法もあります。ペトコトでは、クラウドファンディングに挑戦中の保護団体を随時紹介しています。

預かりボランティアとして家庭で過ごす時間を届ける

保護犬猫を正式譲渡までの間、自宅で預かる「預かりボランティア」も、保護団体にとって大きな力になります。家庭での暮らしを経験することは、その子が新しい家族と出会うための準備にもなります。

ペトコトお結びでは、預かりボランティアを募集している保護団体を一覧で紹介しています。関心のある方は、お住まいの地域で募集している団体を探してみてください。

迎えることも、応援することも、どちらも保護犬猫の未来につながる大切な一歩です。ぜひ、あなたに合った関わり方から始めてみてください。

迎えるという選択を、あなたにも

犬と猫

新しくお迎えする子を先住犬猫と比べて「前の子のほうが手がかからなかった」「前の子のほうが優しかった」「前の子のほうが……」となるかもしれません。

でもそれは飼い主さんの都合であって、その子はその子です。

ペットショップでのお迎えと違って、保護犬猫は子犬子猫とは限りません。大人になった保護犬猫たちにはすでに形成された性格があり、過去があります。

その子のありのままを受け入れ、人間側が寄り添う覚悟を持ってお迎えしましょう。

この記事を読んで、迎えることを少しでも考えてくれたなら。ペトコトお結びには、いままさに新しい家族を待っている子たちがいます。

\あなたを待っている子に会いに行く/