【ツクリテバナシ】ひたすらな姿勢が人を動かす〜MANDARINE BROTHERS〜

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ペとことで紹介するグッズは、愛猫・愛犬のためだけでなく、飼い主さんにとっても安心で使い勝手が良いモノだけを厳選しています。そんなペトことの想いに共感してくださるブランドさまの一つが、MANDARINE BROTHERSです。「理解してもらえるまで何度でも話し合い一つ一つの商品を作り上げていきました」と話すのは、GM/チーフデザイナーの臼井さん。犬はもちろん、飼い主さんのことをひたすらに考えて世に素晴らしいグッズを送り出しています。今回は、臼井さんの「ツクリテバナシ」を伺いました。

ペトこと ✕ 提携ブランド

ペトことでは、犬や猫と暮らす上で必要な知識や情報をお伝えしていますが、グッズもその中の1つだと考え、バイヤーが本当に良いと思うモノだけを厳選して紹介しています。
その背景には、ペトことの思いに共感してくださるブランドさまの存在が必要不可欠なのです。

それぞれのブランドストーリー

どんな人が、どんな思いで、どんな工夫をして1つのグッズを作り出すのか。
そこには、必ずストーリーがあります。

どんなストーリーなのでしょう?

今回は、全国展開もされている大人気ブランド「MANDARINE BROTHERS」(マンダリンブラザーズ)のGM/チーフデザイナー 臼井さんへお話を伺いました。



その前にちょっとだけ、マンダリンブラザーズについて紹介します。

MANDARINE BROTHERSとは

  • 常にトレンドを意識し、人間の洋服と同じ目線でデザインしています。
  • 可愛らしいモチーフや、自分では着ないようなデザインはありません。
  • 飼い主とその愛犬が同じライフスタイルや趣味を共有できるようなアイテムを常に考えています。

長く愛せるシンプルスタンダードがコンセプト

愛犬にとって安心、安全にこだわったモノ作りを目指し、長く愛せるシンプルでスタンダードがコンセプトです。
さまざまなカルチャーの影響を受けてきたマンダリンブラザーズだからこそできる好奇心と遊び心に溢れたブランドを目指しています。

ポリシーは品質・形状・価格のトータルデザイン

品質や形状、使いやすさから値段まで、商品ごとに細かく決めています。
デザインだけではなく、末長く使えるように安心・安全を基本とした商品づくりに力を注いでいます。

大人気ペットブランド「MANDARINE BROTHERS」へインタビュー

さて、ここからは「MANDARINE BROTHERS」(マンダリンブラザーズ)のGM/チーフデザイナー 臼井さんへ直接お話を伺っていきたいと思います!

MANDARINE BROTHERS 臼井 大 GM/チーフデザイナー

大事にしていること

南雲:マンダリンブラザーズは、全国展開されているにもかかわらず、実質2人で企画からデザイン、広報に至るまで、ほとんどの業務をこなされお忙しいと思います。そのような状況の中でもグッズを作る上で大事にしていることはどんなことですか?

臼井:まず、コンセプトをブラさないことを常に意識しています。メーカーですので、正直さまざまなしがらみに惑わされることもありますが、マンダリンブラザーズというブランドを信じているのでコンセプトはブラさずにマンダリンらしさを追求しています。その商品が成功だったかは発売してお客さまが購入してくださるまではわかりませんが、これまでの結果を見ると、間違っていなかったと思っています。

思い入れのある商品

南雲:今まで作った商品の中で思い入れの強い商品があれば教えてください。

臼井:「Scout Carry Backpack」(スカウトキャリーバックパック)と「Driving cushion」(ドライビングクッション)ですね。

南雲:それぞれ、どのような思い入れがあるのでしょうか。

臼井:どちらも開発にとても苦労したからです(笑)。

まず、スカウトキャリーバックパックですが、これはマンダリンブラザーズでは初めての背負うタイプのバッグでしたので、開発に1年かかりました。

どうすれば型崩れしないか、サイドの入口を開けておいても自立するにはどうすれば良いか、背負ったときの重量負荷や、見た目にもこだわりました。

特に背中部分は、クッションの形や、あたり心地を追求して設計しました。



南雲:ペトことのスタッフでもマンダリンブラザーズさんのファンは多いのですが、このバックパックは特に人気で、私も、同じくバイヤーの佐々木も愛用しています。

ブラックタンのチワワと暮らしている佐々木が初めてバックパックに愛犬ハチを入れて出かけたとき、あまりの軽さに「本当に入っているのか」「もしかして途中で落ちてしまったのではないか」とヒヤヒヤしながらバッグの中を確認してしまったそうです(笑)。

私はよく電車で移動をするのですが、愛犬はなは気が強い怖がりさんなので、バッグの中から外が見えると吠えてしまうので困っていました。
でも、このバックパックに変えてからは、全面が覆えるので中からは外が見えず、ほとんど鳴かずに移動ができるようになりました。そればかりか、もうこのバックパックが大好きすぎて家の中でも自ら入って寝ています(笑)。

続いて、ドライビングクッションはどのような苦労があったのでしょうか?

臼井:安全に窓の外を見せてあげたいという思いでつくりはじめたのですが、とにかく設計に苦労しました。クッション性のないボックスでは犬は踏ん張って外を見ようとします。無理な姿勢をさせずに、そして安全に外を見せてあげるにはどうすれば良いか、とても悩みました。工場とも何度も話し合いを重ね、とても頑張ってくれて良い商品ができたと思っています。



南雲:はなや佐々木の愛犬ハチのような小型犬でも自然と外が見えるので、無理に動いて窓へ近付こうとせずに安心できますね。飛び出し防止リードが2カ所というのも、すごく嬉しい安全ポイントだと思います!

臼井:1カ所だと、飛び出したときに宙吊りになってしまう可能性があるので2カ所にしました。そういう意味で、ドッグスリングも2カ所の飛び出し防止リードを設置しています。

他社に負けない強み

南雲:ここまで、さまざまな思いをお話いただきましたが、ここだけは他社に負けないぞというマンダリンブラザーズの強みを教えてください。

臼井:歴史あるメーカーさんからしたら僕らはまだまだ新参者だし、クオリティーなどもまだまだ遠く及ばないと思っています。しかし、今までなかったものの開発に関しては、負けないと思っています。僕たちはペットグッズだけでなくファッションデザインだったり音楽イベントだったり......さまざまな分野での経験があるのでアイデアがたくさんあるんです。

今後の展望

南雲:最後に、マンダリンブラザーズとしての今後について教えてください。作ろうと思っているアイテムや、ブランド展開など、何でも良いです。

臼井:これ、まだ社内でもほとんど共有していないんですが、今、海外のペット事情についていろいろと調べているんです。物言わない動物にしてあげられることは何なのか、命を売買することを止めるにはどうすればいいのか......僕らはメーカーで、メーカーは利益を生むもの。だからこそ、できることがきっとあるはずだと思っています。



後を追われるブランドを目指す

普段、商品のことでお話することはあっても、このように向き合って商品が完成するまでの苦労、思いや、今後の展望などお話する機会はなかなかないので、とても刺激的で、勉強になる時間でした。

新しいものを開発すると、必ずといっていいほど類似品が出てくる世の中ですが、「全然かまいません。似ているというのは、その商品が評価されたことだととらえていますので。僕らは後を追うのではなく、後を追われるブランドを目指しているので」と言った後ちょっと照れくさそうに「なんてね」と笑う臼井さんが印象的でした。

ペットライフメディアとペットグッズメーカーという、違う分野だからこそ補えることがあると思いますので、シロップのミッションでもある「人が動物と共に生きる社会をつくる」ために、これからも一緒に歩んでいきたいと、改めて強く思いました。

左から、佐々木・臼井さん・南雲