ペットの鳥は旅行・出張の時お留守番 or 連れて行く? ペットホテルやシッターも
はじめまして、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの川手です。普段は動物と関係のない仕事をしています。犬猫を飼った経験もなく、長年小鳥を飼ってきました。私は旅行や出張で長期間家を空けることが多く、不在時の鳥の世話については毎回困ります。今回は、家を空ける時の鳥の世話について考えてみようと思います。
鳥と言えば、犬猫にはおよびませんが、人気のペットです。散歩も不要で世話が比較的楽なため、一人暮らしで働いていても飼いやすいのではないでしょうか。ベネッセ教育情報サイトによる「どんなペットを飼っているか」のペット飼育事情調査でも、犬・猫・魚・ハムスターに続く人気です。
では旅行など一定期間、家を空けるときに鳥をどうするのか。近年「ペット・ツーリズム」という言葉が登場し、ペットと一緒に泊まれる宿泊プランが旅行会社で特集される等、ペットを旅行に連れていくことが選択肢に入ってきているように感じます。
手続きは大変ですが、海外駐在にペットを連れていく人もいます。ペットが家族の一員として大切に扱われている証拠ですね。ただ、ペット・ツーリズムやペットと一緒に泊まれる宿泊プラン等は、基本的に犬や猫を対象にしていることが多く、鳥を対象としたものは犬・猫と比較すると圧倒的に少ないのが現状です。
そうすると、鳥を飼う人が旅行等で一定期間家を不在にするときに、とりうる手段は何でしょうか。1. 家族・友人に預ける、2. 家でお留守番、3. 家にペットシッターを呼ぶ、4. ペットホテル・病院等に預ける、5. 鳥を旅行に連れていくなどが考えられます。
ただし、鍵をペットシッターさんに預けることにハードルを感じる方も多いかと思います。単身で鳥をペットホテルや家族・友人宅に預けに行く時間もない人には、一度シッターさんと信頼関係さえ築ければ、良いサービスなのかもしれません。もちろん人の目の届く時間が長くないので緊急時の対応はできません。あまり長期の不在の場合は向いていないかもしれません。
今回この選択肢の可能性を探りたかったのですが、難しいようです。冒頭でも書いたように、ペットと泊まれる宿は増えてきており外資の高級ホテルを含め、ペットと泊まるプラン等を売り出しているホテル・旅館は増えてきています。
試しに都内(離島は除く)に限定して、主要な宿泊サイトに掲載されているペットと泊まるプランを提示する宿泊施設40軒ほどに電話で確認したところ、犬の受け入れが許可されても、鳥を許可する宿泊施設はほぼありませんでした。ただし、「鳥と泊まれる宿泊施設」のように、鳥と宿泊可能な施設を掲載している素晴らしいサイトもあり、全国規模で見ると、数は多くはないですが、鳥を受け入れる宿はあるようです。中にはペットOKとの明記はなくとも、個人で宿に交渉して鳥を連れていく方もいるようです。
ちなみに、海外に鳥を連れていくことは、航空会社によっては不可能ではないですが、非常にハードルが高そうです。
私はと言うと、鳥を連れて旅行に行くのは非常に難しいこともあり、3泊を超える不在の場合は、人の目の届くところに置いておきたいのでペットホテル・動物病院を選んでいます。しかし最近は、急な外出時にペットシッターを頼めるように、ペットシッターを知っておくのも選択肢かなと考えます。
出典:ベネッセ教育情報サイト「どんなペットを飼っている? 今どきのペット事情をチェック!」
では旅行など一定期間、家を空けるときに鳥をどうするのか。近年「ペット・ツーリズム」という言葉が登場し、ペットと一緒に泊まれる宿泊プランが旅行会社で特集される等、ペットを旅行に連れていくことが選択肢に入ってきているように感じます。
手続きは大変ですが、海外駐在にペットを連れていく人もいます。ペットが家族の一員として大切に扱われている証拠ですね。ただ、ペット・ツーリズムやペットと一緒に泊まれる宿泊プラン等は、基本的に犬や猫を対象にしていることが多く、鳥を対象としたものは犬・猫と比較すると圧倒的に少ないのが現状です。
そうすると、鳥を飼う人が旅行等で一定期間家を不在にするときに、とりうる手段は何でしょうか。1. 家族・友人に預ける、2. 家でお留守番、3. 家にペットシッターを呼ぶ、4. ペットホテル・病院等に預ける、5. 鳥を旅行に連れていくなどが考えられます。
1 | 家族・友人に預ける | ・安心できる ・ペットシッター、ペットホテル等の有料施設と比較して費用がかからない |
・環境が変わることで鳥にストレスを与える ・緊急時の対応が難しい ・ペットの送迎が必要 |
2 | 家でお留守番 | ・鳥のストレスが少ない ・費用がかからない |
・1~2泊が限界 ・緊急時の対応が不可 |
3 | 家でお留守番+ペットシッター | ・普段の環境で過ごせるため鳥のストレスが少ない ・ペットの送迎が必要ない ・他の動物と一緒にならないため、感染症等の心配はない |
・ペットシッターに鍵を預けることへの不安 ・費用が発生する ・世話の時間以外の時間に何かあっても対応できない |
4 | ペットホテル・動物病院等に預ける | ・一日中ペットを見てもらえる ・動物病院等では緊急時の対応が可能 |
・環境が変わることで鳥にストレスを与える ・ペットの送迎が必要 ・費用が発生する |
5 | 鳥を旅行に連れていく | ・一日中ペットを世話することができる | ・環境の変化が鳥にストレスを与える ・対応可能な宿が少ない |
家族・友人に預ける
もし預けることができれば安心だし気楽ですが、都合が合わずに預けられないケースが割とあります。また鳥の具合が悪くなった時等、余計な心配をかけてしまうところは気になります。家でお留守番
鳥の種類や性格にもよりますが、慣れた家でお留守番してもらうのは可能です。ただ長期間家を空けると室温やえさ、水等の世話を誰もできないため、季節や鳥の状態にもよりますが1~2泊が限度です。鳥は空を飛ぶために体を軽くしておく必要があり、1日でもえさが食べられないと死んでしまうことがあります。家でお留守番+ペットシッターを呼ぶ
家でお留守番は心配だけど、旅行に連れていくのもペットホテルに預けるのも、鳥にストレスがかかりそうで、という場合はペットシッターを頼む手もあります。ペットシッターは、不在時に自宅でペットの世話を代行するサービスで、鳥の場合は、およそ1時間2500円~3000円くらいで、餌やり、水替え、トイレ掃除、放鳥等をしてもらえます。ただし、鍵をペットシッターさんに預けることにハードルを感じる方も多いかと思います。単身で鳥をペットホテルや家族・友人宅に預けに行く時間もない人には、一度シッターさんと信頼関係さえ築ければ、良いサービスなのかもしれません。もちろん人の目の届く時間が長くないので緊急時の対応はできません。あまり長期の不在の場合は向いていないかもしれません。
ペットホテル・動物病院等に預ける
ペットホテルや動物病院に預けるのは、常時管理の目がある意味では安心できます。大体1泊1羽もしくは1カゴ当たり1000~3000円で預かる施設が多いようです。デメリットとしては、鳥をペットホテルに連れていくこと、新しい環境で鳥がストレスを感じること、他の動物もたくさんいるため、感染症等が心配になるかもしれません。また不在期間が長引くと割高になります。鳥を旅行に連れていく
試しに都内(離島は除く)に限定して、主要な宿泊サイトに掲載されているペットと泊まるプランを提示する宿泊施設40軒ほどに電話で確認したところ、犬の受け入れが許可されても、鳥を許可する宿泊施設はほぼありませんでした。ただし、「鳥と泊まれる宿泊施設」のように、鳥と宿泊可能な施設を掲載している素晴らしいサイトもあり、全国規模で見ると、数は多くはないですが、鳥を受け入れる宿はあるようです。中にはペットOKとの明記はなくとも、個人で宿に交渉して鳥を連れていく方もいるようです。
ちなみに、海外に鳥を連れていくことは、航空会社によっては不可能ではないですが、非常にハードルが高そうです。
私はと言うと、鳥を連れて旅行に行くのは非常に難しいこともあり、3泊を超える不在の場合は、人の目の届くところに置いておきたいのでペットホテル・動物病院を選んでいます。しかし最近は、急な外出時にペットシッターを頼めるように、ペットシッターを知っておくのも選択肢かなと考えます。