猫の飼育費用は年間どのくらい?初期費用から臨時でかかる費用まで紹介

猫の飼育費用は年間どのくらい?初期費用から臨時でかかる費用まで紹介

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猫を飼う前に知っておくべきことは多々ありますが、まずどのくらい飼育費用がかかるのかを知っておきたいですよね。食費や医療費、猫砂などの日用品など「思ったよりもお金がかかる」と後々後悔することがないように、きちんとお金のことを知っておきましょう。

猫の飼い始めにかかる費用

仰向けの猫

猫を飼い始めた時に必要となる初期費用は以下の通りです。

医療費に関しては、地方よりも都会のほうが割高になる傾向があります。

猫の飼い始めに必要な費用一覧

内容
料金
備考
混合ワクチン接種
6000円
接種数によって変動
健康診断費用
5000円
地域によって変動
生活用具費用
8000円
あくまで目安
※猫を迎える際にかかる費用は除外

混合ワクチン接種

混合ワクチンは任意です。

接種が推奨されている「コアワクチン」と、飼育環境に合わせて接種する「ノンコアワクチン」の組み合わせで構成されています。

コアワクチンとは「死に至る怖い病気である」「広く流行している」「人獣共通感染症であり人の健康を脅かす」などの理由からすべてのペットに接種するよう推奨されているワクチンです。

健康診断

健康診断は6歳くらいまでは年に1回の受診で構いませんが、7歳を過ぎると半年に1回は受診することをオススメします。

猫は痛みに強い動物のため、症状が悪化してから発覚する傾向にあります。健康診断で早期発見・早期治療を心がけましょう

猫にとって外出はストレスになってしまいますが、年に1〜2回は受診しましょう。

猫を飼うのに必要な年間費用

サバトラの猫

項目 2019年 2020年
病気やケガの治療費 23,919円 31,848円
フード・おやつ 49,713円 42,925円
サプリメント 2,783円 5,668円
シャンプー・カット・トリミング料 2,623円 3,635円
ペットの保険料 30,155円 34,929円
ワクチン・健康診断等の予防費 12,814円 14,029円
ペットホテル・ペットシッター 3,469円 1,609円
日用品 12,118円 13,766円
洋服 753円 674円
首輪・リード 2,354円 1,614円
防災用品 1,431円 982円
交通費 1,357円 891円
飼育に伴う光熱費 15,183円 12,264円


上記を足すと、猫の飼育費用には年間16万円ほどかかるとされています。

調査結果には「ペットホテル」や「洋服」など、全員に必要ではない項目もあります。物によっては安価なものから高価なものまでさまざまであるため、16万円はあくまで目安といえます。

猫の食費

PETOKOTO FOODSforCATS

猫の食べ物は「エサ」と呼ばれていた時代から、家族の「ごはん」と呼ぶ時代へ変わりました。私たちと同じように、猫も栄養バランスの良いごはんを食べることで健康を維持することができます。

愛猫の健康を考えてPETOKOTO FOODSのようなフレッシュフードを選択する飼い主さんも増えてきました。

病気になれば医療費が食費より高くなる可能性もありますし(保険に入っていなければ手術代で数十万円かかるのは珍しい話ではありません)、食事の見直しは「病気になったから」ではなく「病気にならないように」していただきたいです。

値段も大事ですが愛猫を第一に考えて、若い時から健康的なごはんを選ぶようにしてください。

PETOKOTO FOODSforCATS
PETOKOTO FOODSの公式HPを見る


その他、臨時でかかる費用

眠る猫

毎年かかる費用の他にも、臨時でかかるものもあります。

トリミング・グルーミング費用

日頃からブラッシングをこまめにすることで問題ありませんが、犬と同様、猫もトリミングやグルーミングをすることもできます。

必要に応じて利用しましょう。

ケガ・治療費

ケガや病気は予想できるものではありません。なるべく未然に防ぐためにもできる限り室内飼いをしたり、こまめな体調管理が大事です。

ケガや病気で急な出費が発生し、お金が支払えなくなることも考えられるため、不安な方はペット保険への加入も検討しましょう。

不妊・去勢費用

繁殖の予定が無い場合は、不要な妊娠や生殖器系の疾患リスクをなくすためにも、不妊去勢手術が推奨されています。

猫は室内飼育が原則ですが、万が一、猫が外に逃げ出してしまった場合、不妊去勢手術を受けていないと自然繁殖する可能性があります。

野良猫の寿命は短く、保護猫として殺処分の対象になる恐れもあります。飼い主である以上、命に責任を持つようにしましょう。

猫を迎える方法

猫を迎えることができるのはペットショップだけではありません。

ペットショップ以外にも、猫種を専門に扱う「ブリーダー」や、さまざまな理由から新しい飼い主を探している「保護犬」と大きく分けて3パターンあります。

保護猫から迎える

保護犬猫マッチングサイトのOMUSUBI

保護され、里親を探している猫は雑種だけでなく、血統書のある猫も多くいます。

ペトコトの姉妹サイトである保護犬・保護猫マッチングサイト「OMUSUBI(お結び)」も、ぜひ覗いてみてください。

OMUSUBIで保護犬猫を探す


ブリーダーから迎える

猫種としての魅力を残す、広めるために多くのブリーダーは1猫種または2猫種の繁殖をしていることがほとんどです。

ブリーダーの中には「悪徳ブリーダー」と呼ばれる人たちもいます。ブリーダーだから大丈夫と安心せず、きちんと「猫たちの飼育環境」「子猫の両親の状態」を確認させてもらいましょう。

ペットショップから迎える

ペットショップでは生後2~3カ月ごろの販売が多く、4カ月を過ぎてくると値段がだんだんと下がってくることがほとんどです。

比較的、迎える際にかかる金額は高めですが、同じ猫種でも月齢や性別、ペットショップによってかかる費用は大きく異なります。

猫を飼うにはお金がかかります

寄り添う二匹の猫

猫は犬と比べると「手間やお金がかからない」と思われ、飼うハードルも高くないかもしれません。

しかし猫を飼うということは、子猫からなら約20年は人生を共にするということ。

「自分が養う家族を増やす」という覚悟を持って、迎える決断をした上で、素敵なキャットライフをお過ごしください。