猫の膀胱炎 | 特発性と細菌性の違い、症状や原因、治療・予防法など【専門医が解説】

猫の膀胱炎 | 特発性と細菌性の違い、症状や原因、治療・予防法など【専門医が解説】

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猫では下部尿路症状(血尿や頻尿、排尿するときに痛くて鳴く有痛性排尿困難、不適切な場所への排尿)が認められることが多くあります。このような症状を引き起こす原因すべてをひっくるめて、猫下部尿路疾患(FLUTD:Feline lower urinary tract disease)といいます。実は猫では最も一般的な病気であるFLUTDは、「原因不明」の病気です。感染症でも尿結石でもガンでもない。その症状の原因を特定できない疾患を「特発性膀胱炎」と呼んでいます。古くから原因を特定できない下部尿路症状は知られており、現在でもその明確な発症理由は明らかにされていません。多くの猫(特に若い猫)の下部尿路症状がこの特発性膀胱炎によって生じていることはあまり認識されておらず、抗菌薬や止血剤の慣習的な投与が行われているように思えます。今回は猫の膀胱炎について、日本獣医生命科学大学 臨床獣医学部門 治療学分野I・講師で獣医師の宮川が解説します。

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