ビションフリーゼのカットスタイル集 | 頻度や値段、自宅カットのやり方をトリマーが解説

ビションフリーゼのカットスタイル集 | 頻度や値段、自宅カットのやり方をトリマーが解説

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フリートリマーの大森です。トリミングは清潔を保つケアとしても大切です。ビションはカットをしないと毛が伸びて毛玉の原因となってします。この記事では、カットの頻度やトリミングにかかる時間と値段、定番アロハカットや人気のきのこカットなど、ビションフリーゼの特徴に合ったカットスタイルを紹介します。

ビションフリーゼの毛の特徴

ビションフリーゼの毛の特徴

ビションフリーゼは巻毛でダブルコートのため、毛量が多いので毎日のお手入れが大切になってきます。

ビションフリーゼの被毛

ビションフリーゼはダブルコートと言って2層の毛(上毛と下毛)で覆われています。アンダーコートとオーバーコート(トップコート)とも言います。上毛は、太く硬い毛で一年中生えている被毛で、上毛には換毛期(被毛が生え変わる時期)というものはなく、自然に抜け落ちる毛です。

ビションフリーゼのカットの頻度

月1回が目安です。カットをしないと毛が伸びて毛玉の原因になってしまいます。特に冬場は静電気の影響で毛玉ができやすいので注意しましょう。洋服を着せるのも毛玉の原因になります。また、静電気はホコリを吸着するため、冬は夏よりも毛が汚れやすくなります。月1回のカットの間にシャンプーもしてあげるようにしましょう。

ビションフリーゼのカット料金とかかる時間

ビションフリーゼの毛の特徴

地域によってさまざまですが、6000円~1万3000円が目安です。時間は2時間~3.5時間が目安です。

パピー(子犬)のビションフリーゼのカットについて

ワクチンプログラムが終了してから2週間から1カ月後にシャンプー、カットのトリミングができます。免疫力や体力の点で安全にトリミングができる状態にするためです。ワクチンプログラムが終了するまでは、ブラッシングをしたり爪切りなど、簡単にできるお手入れをして清潔に保つことが大切です。

シニア犬(老犬)のビションフリーゼのカットについて

基本的にカットする犬種でないため、シニア犬に負担のかからないようカットはしなくても良いです。汚れやすい箇所があれば毛を短くして清潔を保つようにしましょう。シャンプーも同様、こまめなシャンプーはせず、普段のブラッシングやグルーミングスプレーなどで体を拭いてあげたりしましょう。もし、シャンプーをする場合は、ぬるま湯で洗ってあげてください。

ビションフリーゼのカットスタイル

アフロカット

ビションフリーゼのトリミングカットのアフロカット

ビションは骨格もしっかりしているのでまん丸お顔が似合うんです!耳と頭をつなげて全体を丸く剃るお顔のカットや、足を太くカットしてぬいぐるみのように仕上げるのはビションの定番カット「アフロカット(まんまるカット)」です。

ぬいぐるみのように!テディベアカット

ビションフリーゼのトリミングカットのテディベアカット

ビションでも、お耳とお顔を分けて丸く作るテディベアカットが似合います。ビションの定番カットアフロのような感じではなくても、ぬいぐるみのような可愛い仕上がりに。

毛が柔らかいときはパピーカットで

まだパピーの頃は毛が柔らかいため、大きな丸いお顔のカットが作りづらいです。そこで、テディベア風にしていき、頭と耳の毛をつなげて、今後、お顔まんまるカットになるように形を作っていくのもオススメです。

ビションの特徴を生かして!キノコカット

ビションフリーゼのトリミングカットのキノコカット
Photo by coco_annie_さん Thanks!

ビションフリーぜの特徴の大きな頭の毛を生かしつつ、口周りは短く丸く。まるでキノコのような仕上がりに。雰囲気がプードルのようにも見えますね。カットの仕方でいろいろな雰囲気に大変身!

キューピーカット!?のようなモヒカンカット

ビションフリーゼのキューピーカット!?のようなモヒカンカット
Photo by aya_uowouさん Thanks!

ビションフリーゼの特徴である大きなお顔を残したままのモヒカンカット。サイドを取りすぎると三角になってしまうので、丸さを残して仕上げたらキューピーのように可愛いらしい仕上がりに。

デザインカットのおパンツカット

ビションフリーゼのデザインカットのおパンツカット
Photo by 1113shirasuさん Thanks!

トイプードルのカット特集のときにご紹介したおパンツカット!もちろんビションにも似合いますよね。ビションはプードルよりも体が大きい分デザインカットも目立って可愛いですね!


自宅で簡単にできるビションフリーゼのカットのコツ・方法

ビションフリーゼのカットのコツ

自宅でのトリミングは怪我をさせやすかったり、綺麗にカットができなくて失敗してしまうケースもあるため、基本はトリミングサロンでカットをすることをおすすめします。その上で、最低限の家での簡単なお手入れを紹介します。

<用意するもの>
  • コーム
  • スキバサミ
  • バリカン

もしワンちゃんが動いてしまう時は、落ち着いてからハサミを小さく開いてカットをするようにしてください。

ビションフリーゼはダブルコートで構成されている被毛なので毛量が多く、アンダーコートと呼ばれる下毛がよく抜けるので、毛をかき分けて皮膚から毛先に向かってブラッシングしてあげて下さい。表面だけだと毛のもつれが取れず溜まってしまいます。

足裏(パット)

足裏のカットは、バリカンを使うようにしましょう。ハサミは足が動きやすく危ないため、バリカンを使うことをオススメします。バリカンの刃の短いミリ数で足裏に対して平行に小さい肉球から大きい肉球に向かって、ゆっくりと足裏から出ている毛を刈っていきます。

バリカンを常にONにしたままだと怪我をさせてしまう可能性があるため、バリカンを使う時のみスイッチをONにしてあげましょう。また、ONにしたまま使用するとバリカンの刃が熱くなりやすく、ヤケドしてしまうことがあるので注意しましょう。


失敗しないカットの仕方

お家で少しだけ気になるところをカットしたい時の失敗しない方法は、できるだけスキバサミを使用するといいでしょう。毛並みの方向にハサミを向けてカットすることによって、カットした時にハサミの跡がつきづらいです。

注意すること

必ず皮膚を確認することです。ハサミは刃物です。少し刃先が皮膚に当たっただけで怪我をしてしまうので、注意しましょう。被毛をかき分け皮膚を確認してから気になるところをカットして下さい。基本的にはカットはトリミングサロンでお願いすることをおすすめします。

まとめ

ビションフリーゼのカットのコツ

ビションは毛量が多いので毎日のブラッシングが大事
カットをしないと毛が伸びて毛玉の原因に
ビションの定番カットは「アフロカット」
毛の長さやお顔の形は犬それぞれ。その子に合ったカットスタイルを見つけてあげてくださいね。