ジャックラッセルテリアのカットスタイル!頻度や料金、自宅カットの方法をトリマーが解説
mmsu-ha代表でテリア専門トリマーの前野です。今回は、3種類の毛質をもつジャックラッセルテリアの毛質やカットの方法について解説します。そのナチュラルさを残すカットスタイルが重要ですが、毛質によってお好みのスタイルにすることも可能です。
目次
- ジャックラッセルテリアの毛質
- ジャックラッセルテリアのカットの頻度
- ジャックラッセルテリアのカット料金と時間
- ジャックラッセルテリアのカットについて
- 自宅で簡単にできるジャックラッセルテリアのカットのコツ・方法
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ジャックラッセルテリアの毛質
ジャックラッセルテリアの毛質は、スムース、ブロークン、ラフと3種類あります。スムースは自然に毛が抜けていくため、カットは特に必要ありません。ラフは全体的に伸びる毛質なのでカット・プラッキングが必要になります。ブロークン
ブロークンはスムースとラフの中間の毛質で、口周りの毛や身体の毛など部分的に伸びてくるのでカット・プラッキングが必要になります。ジャックラッセルテリアのカットの頻度
基本的には月1回が目安です。スムースの場合
スムースはシャンプーや足裏バリカン、爪切りなどをするようにしましょう。ラフの場合
ラフはカット・プラッキングをして整えないと毛が伸びて毛玉ができる原因になります。ブロークンの場合
ブロークンもカット・プラッキングをして整えてあげると自然な綺麗さを保てます。ジャックラッセルテリアのカット料金と時間
地域によってさまざまですが4000円〜1万5000円が目安です。時間は1.5時間〜3時間が目安です。ジャックラッセルテリアのパピー(子犬)のカットについて
ワクチンプログラムが終了して2週間〜1カ月後から、シャンプーやカットのトリミングを始めることができます。免疫力や体力の点で、安全にトリミングができる状態にするためです。ワクチンプログラムが終了するまでは、ブラッシングや爪切りなど、簡単にできるお手入れをして清潔に保つことが大切です。
ジャックラッセルテリアのシニア犬(老犬)のカットについて
汚れやすい箇所があれば、毛を短くして清潔に保つようにしましょう。シャンプーも同様、こまめなシャンプーはせず、普段のブラッシングやグルーミングスプレーなどで拭いてあげましょう。もし、シャンプーをする場合は、ぬるま湯で洗ってあげてください。
ジャックラッセルテリアのカットについて
口ひげを残した仕上がりのスタイルです。
コートを取り除いてあげるとこんな感じに。
自宅で簡単にできるジャックラッセルテリアのカットのコツ・方法
基本はトリミングサロンへお願いする形が良いと思いますが、ジャックラッセルテリアの場合、講習会などでプラッキング・トリミングの仕方を教わり、ご自分でお手入れされることも可能です。最低限の家での簡単なお手入れをご紹介します。<用意するもの>
- アンダーコートナイフ
- オーバーコートナイフ
- コーム
- スキバサミ
- バリカン
身体(ボディ)のお手入れ
アンダーコートナイフを皮膚と並行にして引き、身体全体の下毛を取り除きます。オーバーコートナイフで残ったコートをつまんで取り除き、整えます。足(パット)のお手入れ
足裏のカットは、バリカンを使うようにしましょう。ハサミは足が動きやすく危ないため、バリカンを使うことをオススメします。バリカンの刃の短いミリ数で、パットに対して平行に小さいパットから大きいパットに向かって、ゆっくりとパットから出ている毛を刈っていきます。
バリカンを常にONにしたままだと怪我をさせてしまう可能性があるため、バリカンを使う時のみスイッチをONにしてあげましょう。
また、ONにしたまま使用するとバリカンの刃が熱くなりやすく、やけどしてしまうことがあるので、注意しましょう。