犬を自転車に乗せて良いの? 注意点や安全に楽しむためのグッズを紹介

犬を自転車に乗せて良いの? 注意点や安全に楽しむためのグッズを紹介

エコで気軽に誰でも利用できる自転車。最も身近な乗り物である自転車で犬とお出かけできると行動範囲が広がり、いろいろな場所に行くことができますね。でも、安全に利用するためにはルールやマナーに気を付けなければいけません。そこで今回は、犬を自転車に乗せる際の注意点や気を付けるべきポイントについて紹介します。

犬を自転車に乗せるための準備

自転車の前かごに乗るキャバリア

犬とのサイクリング! 想像するだけで楽しそうですが、安全・安心に楽しむためには準備と注意が必要です。

犬は自転車のどこに乗せる?

犬を自転車に乗せるときは、自転車についているかご部分に乗せることになります。一般的な自転車では、かごが前に付いているものと後ろに付いているものがありますが、犬を乗せる場合は前に乗せましょう

後ろのかごのほうが大きくて乗せやすいとは思いますが、怖がりの子はもちろんのこと、自転車に慣れている場合でも犬は予想外のことに驚いてしまうことがあります。何かに強烈に興味をひかれて飛び出してしまうこともあるかもしれません。

そんなときに前のかごであれば、常に様子を確認できますし、何かあってもすぐに犬を抑えることができて安心です。

自転車に乗せられる犬の大きさは?

自転車に乗せることができる犬の大きさは小型犬から中型犬までです。

中型犬の大きさには幅があり、大型犬に近い大きさの子は自転車に乗るのは難しいですし危険です。中型犬以上の犬は自転車のかごに入りませんし、無理に入れてもかごの耐荷重をオーバーしてしまう可能性があります。

一般的な自転車の前かごの耐荷重は3kg~10kgですので、中型犬を乗せる場合は油断せず、必ずかごの耐荷重を確認してから使用するようにしましょう。

ハーネスを使用する

犬を自転車に乗せる場所は前かごがベストですが、そのまま犬を乗せるのは危険です。

万が一、犬がかごから飛び出してしまったときに備えて、犬にはハーネスを着用させ、リードを短くしてかごに固定しましょう。首輪だと落下して宙づりになってしまったときに首に強い衝撃がかかることになり大変危険です。

キャリーバックを使用する

自転車のかごにキャリーバックを乗せることもできます。そのためには自転車のかごはあまり小さいものではいけませんし、自転車のかごに入るキャリーバックでなくてはなりません。

自転車にキャリーバックを乗せるときは大きさに気を付けて購入しましょう。自転車の前かごにキャリーバックを入れて、落下防止のためにベルトで固定するなどしてください。

クロスバイクなどスポーツタイプの自転車は前にも後ろにもかごが付いてないものが一般的ですが、犬とのサイクリング用を想定して作られた専用のキャリーバックも販売されています。

ドッグサイクルバスケットキャリー
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自転車に乗って散歩するのは法律違反の可能性も

心配な犬

道路交通法について言えば、犬を自転車のかごに乗せるのは違反ではありません。ただし、注意が必要なのが自転車を使った散歩です。

飼い主さんが自転車に乗った状態でリードを持ち、犬を駆け足などで散歩させている姿を見ることがありますが、この散歩の仕方は道路交通法に違反する可能性があります。

道路交通法では、「他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない」という「安全運転の義務」が定められており、特に「片手での運転は不安定な運転になるのでしてはいけない」とされています。違反すると3カ月以下の懲役又は5万円以下の罰金等の罰則もあります。


片手にリードを持って自転車を操作する乗り方は道路交通法に違反することになってしまいますので注意しましょう。リードとハンドルを一緒に握っていても、「不安定な運転」と判断されて違反対象になる可能性があります。

ただ、法律に違反しているかどうかに関わらず、何かの拍子にリードが自転車に絡まってしまったら犬も飼い主さんも危険な状態になりますので、自転車に乗って散歩をするのはやめましょう。

ペット専用の自転車を利用する

先ほどペット専用のキャリーバッグを紹介しましたが、愛犬との安全なサイクリングを楽しむために「ペット専用の自転車を利用する」という選択肢もあります。

ペットポーター


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SHOPPER(ショッパー)

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子ども乗せはもちろん、ペット乗せ自転車としても使える「SHOPPER(ショッパー)」。通常はハンドルの前についているかごがハンドルの間についているので、ペットに注意を払いやすい構造です。前車輪が小さいことが特徴で、これによって低重心になり安定感があります。

犬と自転車に乗るときの注意点

不安そうな犬

犬と自転車に乗るときも必ず安全第一で楽しみましょう。注意点を紹介します。

怖がっているなら無理に乗せない

犬にはそれぞれ個性があり、性格も違います。怖がりの子もいれば、飼い主さんと一緒ならどこでも平気という子もいるでしょう。

自転車のかごに乗ることは、犬にとってはかなり不安定な場所に乗るということになります。前かごの位置は犬の通常の目線よりかなり高く、飼い主さんに抱っこされている安心感もありません。

自転車はグラグラしますし、車と違って道路の振動も感じやすいです。もし怖がるようであれば無理に乗せることはやめましょう。

「病院に連れて行くのに必要」など、どうしうても自転車を使わなければいけないときは、無理をせずに少しずつ慣らしてあげてください。

自転車に慣らすためのポイント

  • 最初は短い時間から始める。
  • なるべく安定感のある自転車を使う。
  • ゆっくり安全に走れる道を選ぶ。
  • ふたが閉まるキャリーバックを使用して、ふたを閉めた状態でかごに乗せてみる。
  • 自転車に乗ったらおやつをあげる。
  • 最初に自転車で行く場所は犬が喜ぶ場所を選ぶ。

スピードの出しすぎに注意

自転車に乗ってのお出かけは風を体で感じることができて気持ち良いものですが、スピードの出しすぎは禁物です。スピードを出すことによってバランスを崩したり、障害物をよけるのが困難になったり、犬の飛び出しなどへの対応が難しくなったりします。一番危険な目に遭うのは自転車に乗った愛犬です。「大丈夫だろう」「何とかなるだろう」といった「だろう運転」は止めて、「止まれないかもしれない」「曲がれないかもしれない」といった「かもしれない運転」を心掛け、ゆっくり慎重に運転するようにしましょう。

車通りの多い道は避ける

車がビュンビュン走っている道で愛犬を自転車に乗せて走るのは危険を伴います。大型車の大きな音や風圧に犬が驚いてしまいパニックになってしまうことも考えられますし、工事現場などの音も要注意です。最悪の場合、事故につながってしまうことも考えられますので、少し遠回りになっても、犬が安心できる道を選んで走行するようにしましょう。

集中して運転する

犬の安全は飼い主さんにかかっています。犬が自転車に乗っているときは、自分1人で運転しているときとは違いますし、余裕を持って突発的なトラブルに対処できるようにしておくことも大切です。スマートフォンを見ながら運転するのは交通違反でもってのほかですが、ぼーっと油断していると路面のデコボコや段差に対処できないかもしれません。

ヘッドホンやイヤホンをしながら自転車を運転する人もよく見かけますが、これは周囲の音を感知できなくなるので危険な行為です。各都道府県の道路交通規則などで「イヤホーン等を使用して交通に関する音又は声が聞こえないような状態で運転しないこと」と定められている場合は交通違反になることもあります。犬と自転車に乗るときは、自分以外の命を預かっているのだということを忘れないようにしましょう。


まとめ

嬉しそうな犬
犬を自転車へ乗せる際は必ず前へ乗せましょう
必ずハーネスを着用させ、短くしたリードを固定しましょう
愛犬とサイクリングできれば、お出かけできる場所が増えますし、病院などの通院にも便利ですね。愛犬の身の安全と周囲の人の安全を守るために、しっかりと準備をして安心して自転車に乗れるようにしましょう。

万が一の事故の際、警察や救急車は犬のことを第一に助けてはくれません。飼い主だけが犬を守ってあげられるのです。


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