【トレーナー解説】犬を自転車に乗せても大丈夫?自転車で散歩事故の危険性やおすすめグッズを紹介

【トレーナー解説】犬を自転車に乗せても大丈夫?自転車で散歩事故の危険性やおすすめグッズを紹介

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最も身近な乗り物である自転車で、愛犬とお出かけできると行動範囲が広がりますが、安全に利用するためにはルールやマナーに気を付けなければいけません。そこで今回は、犬を自転車に乗せる際の注意点や気を付けるべきポイント、安全に愛犬と自転車に乗るためのグッズを紹介します。

犬と自転車に関わる道路交通法とは

夕焼けと犬と自転車

道路交通法での表記

道路交通法では「他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない」とあります。つまり、愛犬を自転車に乗せたり、一緒に走ったりすることで他人に危害が及ぶことはあってはなりません。

「安全運転の義務」が定められており、特に「片手での運転は不安定な運転になるのでしてはいけない」とされています。いずれにおいても、違反すると3カ月以下の懲役又は5万円以下の罰金等の罰則もあります。


自転車に乗って、リードで散歩はNG

片手でリードを持っての運転は、片手運転であり道路交通法に違反します。

リードとハンドルを一緒に握っていても「不安定な運転」と判断されるほか、リードが自転車に絡まる危険性も否めません。絶対にやめましょう。

犬を自転車のカゴに乗せる場合の危険性と注意点

飼い主に寄り添う犬

「うちの子はおとなしい」の過信は危険!

自転車のカゴの一番の危険性は「犬の飛び出し」です。犬が怪我をする危険性はもちろん、それによって周囲の人を傷つけてしまうなど、交通事故にもなりかねません。

怖がりの子はもちろんのこと、例え自転車に慣れている場合でも、犬は予想外のことに驚いてしまったり、何かに強烈に興味をひかれたりして、飛び出してしまうことがあります。

犬をカゴに乗せる場合の注意点

蓋付のカゴを使用する

犬を自転車のカゴに乗せる際には、飛び出せないように蓋のついたカゴを使うことをお勧めします。

カゴの位置は必ず前方

後ろにカゴがついている自転車もありますが、後ろは運転手に見えない位置になり、危険なので必ず前のカゴに乗せましょう。

首輪ではなくハーネスでカゴに固定

犬がかごから飛び出してしまったときに備えて、犬にはハーネスを着用させ、リードを短くしてかごに固定しましょう。

首輪だと落下して宙づりになってしまったときに首に強い衝撃がかかることになり大変危険です。

カゴの耐荷重を超えない

一般的な自転車の前かごの耐荷重は3kg~10kgです。小型犬、中型犬であっても、乗せる場合は油断せず、必ずかごの耐荷重と愛犬の体重を確認してから使用するようにしましょう。

軽い自転車の場合は、カゴの重さでハンドルを取られることもありますので注意が必要です。

犬と自転車に乗るならカゴ以外がおすすめ

自転車に乗る犬

犬を連れて自転車で移動するには、方法がいくつかあります。カゴに乗せる方法は、危険が伴うため、他の方法も検討しましょう。

キャリーバッグで背負う

飼い主さんに負担はかかりますがコントロールして運転することができます。ただし、街中では犬の顔を覗かせたりすると危険ですので、きちんと閉めて移動するようにしましょう。

スリングで抱っこする

最近利用する人も増えてきたスリング(抱っこ紐)。小型犬や中型犬であれば、体にきちんと固定されていますので安心です。

ただし、ワンちゃんとスリングをリードで保定して体が離れないようにしましょう。社員犬のコルク(コーギー)もスリングで移動することがありますが、腰に負担がかからないように水平に入れてあげることで安定して移動ができます。

犬と一緒に自転車に乗るときの運転の心得

自転車に乗る犬

犬が怖がっていないか確認

自転車はグラグラしますし、車と違って道路の振動も感じやすいです。もし怖がるようであれば無理に乗せることはやめましょう。

カゴに乗せたり、リュックで背負ったりする場合は、犬の通常の目線よりかなり高く、飼い主さんに抱っこされている安心感もありません。

「病院に連れて行く」など必要なシーンが考えられるのであれば、無理をせずに少しずつ慣らしてあげてください。

犬を自転車に慣らすためのポイント

  • 最初は短い時間から始める
  • なるべく安定感のある自転車を使う
  • ゆっくり安全に走れる道を選ぶ
  • 自転車に乗ったらおやつをあげる
  • 最初に自転車で行く場所は犬が喜ぶ場所を選ぶ

スピードを出さない

スピードを出すことで「バランスを崩す」「障害物をよけるのが困難になる」「犬への対応が難しくなる」など危険につながります。

一番危険な目に遭うのは自転車に乗った愛犬です。「大丈夫だろう」と過信せず「止まれないかもしれない」「曲がれないかもしれない」といった「かもしれない運転」を心がけ、ゆっくり慎重に運転しましょう。

運転に集中し、周囲に目を向ける

スマートフォンを見ながら運転するのは交通違反でありもってのほかですが、イヤホンも周囲の音を感知できなくなるので危険な行為です。また、ぼーっと油断していると路面のデコボコや段差に対処できなくなります。

犬と自転車に乗るときは、自分以外の命を預かっているのだということを忘れず運転に集中しましょう。

車通りの多い道は避ける

車が走る横での自転車走行は危険である上、大型車の大きな音や風圧に犬が驚いてしまいパニックになってしまうことも考えられます。

工事現場などの音も要注意です。少し遠回りになっても、犬が安心できる道を選んで走行するようにしましょう。

犬と一緒に自転車に乗るためのおすすめグッズ

自転車装着なら「COFIT」のバスケット


小型犬なら十分入ることができる、自転車バスケット。

防水性のあるオックスフォード布と防錆性のアルミフレームで作られたバスケットは軽量で、濡れたタオルで簡単に拭き取ることができます。

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バディになるなら「ALPHAICON」のバディライダー


カナダ発の自転車用ペットシートです。11.5kgまでの犬に対応することができ、チャイルドシートのように自転車に装着が可能です。

サドル下に取り付ける仕様のため、シティサイクルからスポーツ用まで幅広い自転車に対応できます。5.5kg以下の小型犬には専用のクッションが付いています。

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かごに入れるなら「ドイツTRIXIE」のかご


自転車の後部座席に取り付けるバッグです。取り外し可能なクッション、飛び出し防止のリードフック付・蓋付きのため、愛犬が飛び出す心配がありません。

※後部座席取り付けタイプのため、愛犬と自転車で移動慣れしていない方にはおすすめできません。

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背負うなら「マンダリンブラザーズ」のキャリーバッグ


コルクもパピーの頃に愛用してたMANDARINE BROTHERS(マンダリンブラザーズ)のキャリーバッグです。

街に溶け込むユニセックスデザインが特徴で、天面と両サイドに出入口があるので苦手なワンちゃんも落ち着くことができます。またメッシュ構造のため、通気性も良く、安心して移動ができます。

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スリングで移動するなら「erva」のスリング

ervaのドッグスリング

ervaがお客様の声をもとに新しく開発した多機能ドッグスリング。体重が重いワンちゃん、中型犬、老犬のワンちゃんのために作られた新しい仕様です。きちんと保定して愛犬と自転車で移動することができます。

公式サイトで見る

愛犬を自転車に乗せる際は安全に気をつけて!

嬉しそうな犬
犬を自転車へ乗せる際は必ず前へ乗せましょう
必ずハーネスを着用させ、短くしたリードを固定しましょう
愛犬の命を預かっている自覚が必要です
愛犬とサイクリングできれば、お出かけできる場所が増えますし、病院などの通院にも便利ですが、危険が伴うことを忘れてはいけません。

「かもしれない運転」を心がけながら、愛犬・周囲の人に配慮した上で愛犬とのサイクリングを楽しみましょう。

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