【トレーナー解説】犬とのアイコンタクトはしつけの基本!信頼関係を築くやり方
犬と楽しく生活する上でも、トレーニングとしても、アイコンタクトはしつけの基本です。家にいる時でも散歩中でも、どんな時でもできるようにしましょう。飼い主さんが愛犬を呼ぶことに反応し、目を合わせるということは、信頼関係ができている証拠です。今回は、トレーニングの基本でもあるアイコンタクトについて、ドッグトレーナーの西岡が解説します。
目次
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犬とのアイコンタクトの必要性
「アイコンタクト」とは、目と目を合わせることですが、犬とのアイコンタクトは「目を合わせる」ということが目的ではありません。
アイコンタクトの目的は飼い主さんに「注目する」「集中する」「意識を向ける」ことです。
アイコンタクトができると、どんな時でも飼い主に注目し、その後のトレーニングもとてもスムーズになります。信頼関係を築く上でとても大切です。
犬とのアイコンタクトが役に立つ状況
例えば散歩中などの以下のような状況のとき、アイコンタクトが役に立ちます。- 外出先で興奮してしまう
- 他の犬や人に吠えてしまう
- 車や人通りの多いところなどを怖がってしまう
- 他の犬とトラブルになりそうになる
このような状況でも、アイコンタクトがちゃんとできるだけで、愛犬を落ち着かせることができ、危険から守ることにもつながります。
犬とアイコンタクトをする際の注意点
犬が飼い主さんに注目することでコミュケーションを取りやすくするアイコンタクトですが、親しくない犬の目を見つめることには注意が必要です。基本的に犬にとって「目を見る」行為は敵意を表す行為です。
犬によっては攻撃的になったり、恐怖心を抱いてしまったりすることもあります。
かわいいからとつい見つめてしまいがちですが、人と同じように犬にもいろいろな性格の子がいます。散歩中やドッグランで出会った犬の目を見つめ続けるのは止めましょう。
犬にアイコンタクトを教えるのはいつから?
子犬からでも成犬からでも、犬のアイコンタクトは迎えて1〜2週間後頃が目安です。
家の環境に慣れてきて、自分の名前を覚えたくらいです。早いうちから教えていくことにより、家に慣れるのも名前を覚えるのも早くなる場合もあります。
犬とのアイコンタクトのやり方・トレーニング
1. 落ち着いた状態で始める
まずは犬が近くで落ち着いてる状況で、名前を呼びアイコンタクトができたら褒めてあげましょう。この際、おやつを使っても構いません。
アイコンタクトができるようになったら、徐々に難易度を上げていきます。
次は少し離れた状態で名前を呼んでアイコンタクトをしてみましょう。できたら褒めることを忘れずに。
2. 少し興奮している状態でもアイコンタクトをできるようにする
落ち着いた状態でアイコンタクトができるようになったら、おもちゃで遊んでいるときなど、少し興奮している状態でアイコンタクトを試みてみましょう。
名前を呼んで、アイコンタクトができたら成功です。
3. 屋外でもアイコンタクトをできるようにする
屋外の場合、まずは家の前や比較的静かなところから始めていきましょう。
静かな屋外でもアイコンタクトができるようになったら「人が多い商店街や公園」「人と犬が多い時間帯」などを選ぶようにして、徐々に難易度を上げていきます。
並行して、アイコンタクトの持続時間(目があってる時間)も伸ばし、最終的には、どんな場所やどんな環境でもちゃんとアイコンタクトができるように、少しずつステップアップしていきましょう。
\One Point!/
基本となるポイントは、犬にとって「飼い主とアイコンタクトをすることはとても嬉しく楽しいことがある」と理解してもらうことです。1回の練習時間は5〜10分程度を目安に練習しましょう。
褒めるときの注意点
アイコンタクトが上手にできたときに関わらず、犬とのトレーニングでは「大袈裟に褒めるのが大切」といわれることがありますが、実はそうとも限りません。例えば、犬の性格によっては大袈裟に褒めると興奮し過ぎたり、逆に萎縮して不安にさせたりする可能性があります。
その子の性格や状況など(室内か屋外か)によっては、穏やかな声で落ち着かせてあげるような褒め方がいい場合もあり、声や動きで褒めるよりも、おやつやおもちゃを使ったほうが効果的な子もいます。
「この子は何をしたら喜ぶか?」をしっかり見極めて、トレーニングに臨みましょう。
犬とのアイコンタクトなどしつけにオススメのおやつ
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水に浸すと食材本来の歯応えに戻るため子犬からシニア犬まで楽しんでいただけます。
※おやつやトッピングとして与える場合、与える量は1日の最適カロリー量の10%以内になるようにしてください。1日の最適カロリー量はペトコトフーズの「フード診断」(無料)で簡単にわかります。
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まとめ
「アイコンタクト」の目的は、飼い主に「注目させる」「集中させる」「意識を向ける」ことです
アイコンタクトができると、危険を回避することにつながります
目が合うとは愛犬にとって「嬉しいことがある」という教え方をしましょう
愛犬がアイコンタクトの楽しさを理解すると、普段はもちろん散歩中でも嬉しそうに見てくれるようになり、日常がもっと楽しく、ただでさえ可愛い愛犬がもっともっと愛おしくなります。一方でできない場合もありますが、必要であればトレーナーなどを頼ることも大切です。
毎日の生活の中で、今まで以上に楽しい気持ちや嬉しい気持ちをぜひ共有していってください!
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