【トレーナー解説】犬の正しい褒め方・叱り方と褒める際のおすすめのおやつを紹介

【トレーナー解説】犬の正しい褒め方・叱り方と褒める際のおすすめのおやつを紹介

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愛犬をしつける際、正しく褒められていますか?褒め言葉は「いい子だね」でも英語で「Good boy」でも大丈夫です。犬は「褒めることで賢くなる」といわれています。しかし、正しいタイミングで正しい褒め方をしなければ意味がありません。今回は、犬の正しい褒め方や、犬が喜ぶご褒美について解説します。

犬を褒めるしつけとは

トレーニングする飼い主と犬

犬を褒めるしつけは「陽性強化」とも呼ばれるトレーニング方法で、犬自身がとった行動を強化することです。

例えば「座ってみたらおやつがもらえた!また座ったらおやつがもらえるかも?」といったように、犬自身に考えさせることが大切です。


犬を褒めるしつけが良いといわれる理由

飼い主に撫でられる犬

褒めることは犬にとってわかりやすく、ご褒美がもらえたり、飼い主さんが笑顔で話しかけてくれたりして「嬉しい」と感じられます。

「良いことを褒める」という行動は、素直な気持ちで行うことができますし、犬が喜ぶ姿を見ることで飼い主さんも満たされた気持ちになります。

犬の正しい褒め方

\動画を見てチャレンジ!/

ただ褒めればいいわけではありません。褒めるタイミングや声のかけ方、ご褒美の使い方など、褒め方にもコツや注意点があります。

  • 高い声で声をかける
  • おやつをあげる
  • 撫でてあげる

高い声で声をかける

よく「男性より女性のほうが動物に好かれやすい」といわれますが、それは声のトーンが高いか低いかが関係しています。

犬に限らず動物が威嚇のために唸るとき、いつもより低い声になります。そのため、動物は低い音を聞くと警戒するといわれています。

撫でてあげる

「いい子だね」と声をかけて愛犬を撫でることも、愛犬に「褒められている」と実感してもらいやすい行動です。

頭だけでなく、耳の下や首の周り、体を含めてゆっくりと優しく撫でましょう。

おやつをあげる

わかりやすいご褒美です。愛犬の好きなご褒美をあげることで「褒めている」ことをより実感してもらいやすくなるでしょう。

犬を褒めるタイミング

犬

言葉の通じない犬にとって、タイミングはとても大切です。

「昨日はちゃんとトイレでできて偉かったね!」と言っておやつをあげても、時間が立った後では、犬はなぜ褒められたのか、なぜおやつがもらえたのかは理解できません。

また「いい子でお留守番してたらおもちゃ買ってきてあげるね」と言ったところで、犬はいい子でお留守番をしていようとは思いません。

犬のしつけでは、できたタイミングで褒めることでしか「正しい」を伝えることができません




間違った犬への褒め方

そっぽ向く犬

誰だって、認められたり褒められたりしたら嬉しいはず。それは今までの経験から「いい子だね」「よくやった」と言う言葉に対して、何らかの「良いこと」があったからではないでしょうか。

犬にとっても同じです。その犬にとっての「良いこと」=「褒め言葉とご褒美」になっていなければ「いい子だね」と声をかけられても褒められたとは感じません。

褒めるときは必ず「いい子」という褒め言葉とご褒美をセットで用意しましょう。

愛犬にとっての「ご褒美」を知る

おやつを犬に見せる飼い主

愛犬にとって何が「良いこと」なのかを理解することで、褒めのしつけの幅が広がります。

ご褒美はおやつだけではありません。まずは「愛犬の好きなものは何か」をよく観察することから始めましょう。

愛犬の好きなことを知ることで、おやつに頼らないしつけができます。

飼い主さんのことが大好きな犬の場合

飼い主さんのことが大好きな犬にとって最大のご褒美は「飼い主さん自身」です。

例えば犬の呼び戻し「おいで」を練習したいときを例に挙げます。

友人などに協力してもらい、ロングリードを付けた状態で、犬とその場で待っていてもらいます。飼い主さんは離れた位置から、愛犬の名前を呼びます。

「飼い主さんのもとへ行きたい」という気持ちが高まったタイミングで「おいで」声をかけ、同時に友達に犬を放してもらいます。

この犬にとって、「飼い主さんのもとへ行けた」ということがすでにご褒美となっているため、おやつやフードを使う必要はありません。

その代わりに、たくさんなでたり褒めたりしてあげてください。嬉しい出来事と同時に起こる「言葉」は「褒め言葉」だと、少しずつ理解してくれるようになります。




走ることが大好きな犬の場合

走ることが大好きな犬にとっては、最大のご褒美は「走ること」です。「待て」を教えるときを例に挙げます。

「伏せ」や「お座り」の状態で、リードを短く持ちます(または踏む)。最初は1秒でも3秒でも、その犬が指示された姿勢で待てる時間で大丈夫です。

少しでも待つことができたら、「よし」や「OK」などの<解放の合図で一緒に走り出しましょう。少しずつ待つ時間を伸ばしながら繰り返すことで「待て」ができるようになります。




その他のご褒美

以下のような「愛犬が好む行動」をご褒美にしてみましょう。

  • ロープで引っぱりっこ
  • ボール(投げてもらうのが好きなのか、ボール自体が好きなのか理解しておく)
  • 穴掘り
  • 枝をかじる
  • ジャンプ

例えご褒美がおやつであっても「ジャーキー」「チーズ」「ボーロ」など、おやつの種類もさまざまなため、その中でどんなものが一番好きなのかも重要です。愛犬の「嗜好性」も知っておくと良いでしょう。


犬を褒める際にオススメのおやつ

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まとめ

ハートマークと犬

「褒める」しつけは「叱る」しつけよりも、犬にとって喜びがあります
ご褒美はおやつだけでありません
褒めるときは「できた」タイミングで褒めましょう

しつけの中には「褒め」だけでは難しいこともあります。

どうしたらいいかわからない場合、きちんと専門のトレーナーに相談してみることをおすすめします。

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