【獣医師執筆】愛犬が薬を飲まない理由と老犬でも簡単な飲ませ方のコツを紹介
愛犬にカプセルや液体などの薬を飲ませることに苦労している飼い主さんは多いのではないでしょうか。愛犬が万が一病気になったときのために、薬を上手に飲ませる術は身につけておきましょう。今回はグッズをうまく使って愛犬に上手に薬を飲ませる方法やコツを獣医師の佐藤が紹介します。
目次
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犬が薬を飲まない理由
愛犬が薬を飲まないことは多いですよね。うまく薬だけ避けてほったらかしになっていることも。犬は頭と鼻が良いので、心臓病やてんかん、フィラリアなどの薬が美味しくない、食べ物でないと認識していて薬を飲まないのです。そのため、イライラせず、いろいろな対処法で愛犬に向き合ってみましょう。
01【犬への薬の飲ませ方】食べ物に混ぜる
薬をごはんに混ぜたり、柔らかい食べ物に包んだりすることによって、薬であることが分からないようにして与える方法です。薬を包むものはペースト状のウェットフードや、缶詰めのフード、ふかしたサツマイモなどを使うと包みやすいです。
私たちペトコトがおすすめするのは、私たちが展開するフレッシュドッグフード「ペトコトフーズ」を丸めて薬を中に入れて与えることです。水分量が豊富で新鮮な食材の旨みが残ったご飯なので、食いつきが良く、飲んでくれることも多いです。
ペトコトフーズは、素材本来の旨味や香りが楽しめ、余計な添加物も入っていない「フレッシュフード」と呼ばれる新鮮なごはんです。子犬からシニア犬(老犬)まで毎日のごはんにすることができます。もちろん総合栄養食で、主食としても、トッピングとしてもご利用いただけます。
実際に従来のドライタイプのドッグフードよりも、水分がより多く含まれた手作り品質のごはんを食べている犬の方が寿命が3年も長くなることが研究により明らかになっています。新鮮で美味しく、健康なごはんを選ぶことが長生きできる秘訣です。
ペトコトフーズの公式HPを見る
02【犬への薬の飲ませ方】飲み込ませる
病院で多く行われる方法ですが、飼い主が行うには少々難易度が高くなります。口を開けさせ、奥のほうに薬を投入し、飲み込ませる方法です。難しい場合は愛犬との関係が悪くなる可能性もあるので、動物病院で対処してもらいましょう。【飲み込ませる方法】
- 犬にお座りの態勢を取らせる
- 薬を持ったまま、上あごの部分と下あごの部分をそれぞれ片手で持ち、口を開けさせる
- 犬歯と奥歯の間に歯が少ない場所があるのでそこを指で持つようにし、上と下にゆっくり開ける
- 口を開けさせたままの状態で、なるべく口の奥に薬を入れる
- 口を閉じさせ、喉のあたりをさすってあげて、ごくりと薬を飲み込ませる
\One Point!/
事前にシリンジ、またはスポイトに水を入れておき、口を閉じさせたら口の横の部分(歯が少ない場所)から少量の水を入れてあげると、うまく飲み込んでくれることが多いです。愛犬が何をしても薬を飲んでくれない場合の飲ませ方
食べ物に混ぜても食べてくれない、どうしてもうまく薬を飲ませることができない場合は以下の方法を参考にしてみてください。錠剤・カプセルの場合
粉々にして食べ物に混ぜるか、水と混ぜて液体状にしたものをシリンジで口に投与する方法があります。身の回りのもので比較的簡単に砕くことができますが、毎日使う場合は薬を砕けるグッズがあると便利です。
カプセルの場合、砕いたら効果が薄くなる可能性があるため、砕いてもいい薬かどうか獣医師に確認することをオススメします。
粉剤
ゼリーやオブラートに包んであげたり、水と混ぜて液体状にしたものをシリンジで口に投与する方法があります。オブラートの場合、薬を入れて水で濡らしたら封をし、カリカリくらいの大きさに小さく丸めてご飯と一緒に食べさせましょう。
投薬器を使う
犬が嫌がって、噛まれる恐れがあるときは投薬器を使ってみましょう。「錠剤」「カプセル」「液状の薬」に対応しています。注射にしてもらう
どうしても薬を飲ませることが困難なときは、注射をするという方法もあります。フィラリア予防も投薬ではなく、注射で済ませることもできます。ただし、注射は投薬よりも効き目が強く、アレルギー反応のリスクもあるため、よく検討する必要があります。また、すべての薬が注射に代替可能なわけではありません。
犬の薬の飲ませ方は獣医師に相談しながら
食べ物に混ぜることがオススメ
投薬補助用グッズの使用の検討を
注射に代替可能なケースも
困ったら獣医師に相談を
獣医師から処方された薬を飲ませるのが困難だからと、与えるのをやめてはいけません。無理にでも飲まさないと、その子にとってさらに負担のある入院につながる恐れがあります。
どうしても飲ませることができない場合は1人で悩まずに獣医師に相談しましょう。また、薬を上手に飲んでくれたら必ず褒めてあげましょう。
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