猫にできものができたら動物病院に行った方が良い?(原因、病気)


白金高輪動物病院総院長の佐藤です。
猫の体をいつも通りになでたり触ったりしていて、あるとき、それまでにはなかったできものに触れた場合には、様子を見て平気なものから、すぐにでも手術が必要なものまで、さまざまなものが考えられます。
できものの良し悪しの見分け方と考えられる原因と病気を見ていきましょう。

猫のできものの良し悪しの見分け方

猫のできもの
猫にできもののある部位、数、大きさ(急速に大きくなっているか)、硬さ、形、表面の皮膚の状態(赤み、脱毛、グジュグジュになっているかなど)によって、どんなできものの可能性があるかも変わってきます。
当然、どんなできものなのかによって、必要な処置も変わってきます。
一般的には、急に大きくなってくるものは悪いものの場合が多いとされていますが、膿がたまった場合にも、急激に大きくなります。

結論、「できものの見た目」だけでは判断が非常にしにくいものです。
飼い主さんが、そのできものが何なのか(放っておいてもいいものなのか、すぐにでも手術などの処置が必要なのか)を知ることは、ほぼ不可能に近いです。
そのため、このできものは大丈夫だろうと決めつけで様子を見ることは、危険な場合もありますので、注意しなければなりません。
できる限り、自分では判断せず、病院で診てもらってください。
その上で、今回はあくまで参考程度として、できものを見分けるポイントを説明いたします。

口の中や爪の付け根のできもの

猫の口の中や爪の付け根にできるできものは悪いものが多いです。
さらに、お腹の中やリンパ節(見た目ではわからないが触るとしこりがある)のものも悪いものが多く、そういった部位にできものを見つけたときには、特に注意が必要です。
動物病院で診てもらってください。

乳腺に出来るできもの

猫の場合、乳腺(おっぱい)に出来るできものは、ほとんどの場合はガンです。
胸から内股の範囲にできものができたときには、すぐに受診することをおすすめします。

冷静な応急処置が大切です

ペットが健康な状態を維持するためには、獣医師が最善の治療をすることはもちろん、飼い主の皆さんがペットの異変を察知することが必要です。
しかし、動物の病気を判断することはとても難しいことです。
ペットへの知識を増やせば、最悪の事態を防ぐ手助けになることは間違いありません。

そこで、ペットの「急病対応マニュアル」の必要性を感じ、飼い主の皆さんに向けた本をつくりました。

ペットの異変に気づいた時にはすぐに動物病院に行くことが望ましいですが、病院が休みだったり、仕事が忙しい時、旅行先にいる時など、すぐには獣医師に診察してもらえない場合もあるのではないでしょうか。

そんな時にペットの病状が深刻なのか、様子を見ても大丈夫なのかどうかがある程度判断できれば、救いになると思っています。

飼い主の皆さんが慌てふためかないように、本記事でも紹介している主な症状や原因、さらに加えて応急処置法を記しています。また、受診までの流れがすぐ分かるフローチャートでも説明しています。

写真著作者
geezaweezer

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