猫は蕎麦を食べても大丈夫? 栄養成分やアレルギーなどの注意点を解説

猫は蕎麦を食べても大丈夫? 栄養成分やアレルギーなどの注意点を解説

普段からよく食べるという方も多いであろう、蕎麦。お家で蕎麦を食べていると、猫も物欲しそうな目をしながらやって来て……。「蕎麦は健康的な食材だし大丈夫!」と、ついあげてしまう飼い主さんもいるのではないでしょうか? 基本的には猫に蕎麦を与えることに問題ありません。しかし蕎麦を与えるときには注意も必要。今回は蕎麦に含まれている成分や、蕎麦アレルギーの可能性について解説します。

猫は蕎麦を食べても大丈夫

猫

猫は基本的に蕎麦を食べても大丈夫ですが、気を付けておきたい点がいくつかあります。あげ方や量を間違えてしまうと、猫の命を危険にさらしてしまうかもしれません。猫に蕎麦をあげる前に、必ず合わせて注意点も読むようにしてください。

猫に蕎麦をあげる際の注意点

猫

猫に蕎麦を与える際の注意点をご紹介します!

猫の蕎麦アレルギーに注意!

蕎麦アレルギーは、人間にとって代表的な食物アレルギーの一つで、乳製品、甲殻類などに続いて6番目に多いといわれています。

しかし、蕎麦アレルギーは人間だけでなくて猫も発症の恐れがあります。
アレルギー症状は湿疹とかゆみが主ですが、嘔吐下痢、喘息、口周りの腫れなどを引き起こすこともあります。

ひどい場合だとアナフィラキシーショックになり、かゆみやむくみ、じんましん、血圧低下、不整脈、ショック状態、虚脱、呼吸困難、失禁、脱糞、嘔吐、意識障害、痙攣を引き起こす恐れもあり、処置が遅れてしまうと死に至ることもあります。
症状は食べた直後に反応するとは限らず、1カ月後に表れる場合もあるので注意が必要です。

商品によっては、蕎麦に小麦が含まれている場合もありますので、蕎麦アレルギーだけではなく小麦アレルギーにも気を付ける必要があります。アレルギー検査を事前にしておくことが好ましいですが、初めて食べさせる場合は必ず少量からスタートしましょう。


猫にあげる蕎麦の量

栄養が豊富な蕎麦ですが、たくさんあげてもいいというわけではありません。
蕎麦には塩分が含まれていますし、食物繊維を過剰に摂取すると下痢になってしまう恐れもあります。あくまで、主食ではなくて「おやつ程度」にしましょう。

蕎麦の味付けは禁止

蕎麦つゆには塩分が多く含まれています。塩分を摂りすぎると血糖値が上がってしまうため、蕎麦つゆで味付けをするのはやめましょう。

また、薬味としてよく使われるネギは猫にとっては有害な食べ物なので、絶対に与えないようにしましょう。わさびなどの香辛料も胃炎や下痢の原因になってしまうので危険です。

蕎麦の栄養素

蕎麦の成分(100gあたり)
エネルギー(kcal) 132
たんぱく質(g) 4.8
炭水化物(g) 26.0
ビタミンB1(mg) 0.05
ビタミンB2(mg) 0.02
食物繊維(g) 2.0


蕎麦は炭水化物が多く含まれているにも関わらず、ダイエット食品としても定評があります。その理由は、同じ炭水化物の白米小麦は栄養が豊富に含まれた胚芽を取り除いた状態で食べるのに対して、蕎麦は胚芽も一緒に食べているからなのです。

蕎麦には血液をサラサラにしてくれるルチンやエネルギーをつくるのを助けるビタミンB群が豊富に含まれています。

  • ビタミンB1
  • 疲労回復や、脳や神経の機能を維持する効果があります。
  • ビタミンB2
  • 粘膜や皮膚を健康に保ったり、栄養の代謝を助けて成長を促したりする効果があります。
  • 食物繊維
  • 蕎麦に含まれている水溶性食物繊維は腸内環境を整え、保水性をあげることで、便秘の猫には効果があります。
  • ルチン
  • 高血圧予防や毛細血管を丈夫にする効果があります。また、細胞の老化や免疫力の低下を引き起こす活性酸素の働きを抑える抗酸化作用もあります。
  • コリン
  • 肝臓への過剰な脂肪酸蓄積を防ぎ、肝機能を正常に保つ効果があります。

愛猫に蕎麦をあげすぎないように

猫とカスミソウ

蕎麦には栄養が豊富に含まれていますが、蕎麦や小麦に対してアレルギーを持っている猫にとっては有害な食材です。

蕎麦が原因で猫が体調不良になってしまうと飼い主さんも心配ですよね。蕎麦に限らず、「この食材は猫が食べても大丈夫なのかな?」と疑問に思った場合は、独自の判断をせずにしっかりと調べた上であげるようにしましょう。

なお、本稿は以下の情報を参照して執筆しています。

※本記事は猫に蕎麦を積極的に食べさせることを推奨するものではありません。猫に健康的な食べ物は、栄養がバランス良く摂れるように配合された総合栄養食としてのキャットフードです。猫と人では体の作りが違いますので、人の体に良いからといって猫にも良いとは限りません。逆に悪影響となったり、必要な栄養の吸収を阻害したりすることもあります。

ただ、食事は飼い主と愛猫の絆を強くする大切な時間でもあります。同じものを食べたいと思ったり、欲しそうにしている愛猫に少しわけてあげたいと思ったりすることもあるでしょう。そんなときは必ず与えても大丈夫なのかを調べ、適切な与え方や量(あくまでおやつとして)を守り、様子を見ながら与えるようにしてください。


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